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2012年11月28日水曜日

児童心療センターの医師同時退職問題

 発達障害や自閉症の児童の診療施設である札幌市児童心療センターの医師5人のうち、4人が来春に退職するとしており、札幌市は後任医師をさがしているものの、後任医師確保のめどがたたないため、センターの規模縮小という心配が広がっています。

 今年3月まで、市立病院の精神科の分院「静療院」がありました。
 4月から、静療院を成人部門と児童部門に分離し、成人部門は市立病院の本院に移りました。
 残された児童部門は、「児童心療センター」となり、市立病院から切り離され、保健福祉局の所管に移りました。

 児童心療センターは、北海道内唯一の児童精神科の入院設備をもつ施設として、かけがえのない役割を果たしています。



 もともと静療院として、成人と小児の両方の診療をしてきた施設が、今は、小児部門だけですから、建物には空き部屋がたくさんあります。

 そこに、保健福祉局所管の児童福祉施設を詰め込んで、複合施設にしようとしているのですが ・・・

 札幌市保健福祉局は、現場の声をよく聞かずに一方的に突っ走ろうとしているようです。

 5人の医師のうち、4人が来春に同時退職することについて、市は、「それぞれの個人的な理由」を強調していますが、市が「理念なき施設詰め込み」を一方的にやろうといることに、現場医師の反発・抵抗の結果の退職としか、私には思えません。


 市は、計画をいったん凍結し、医師をはじめ現場の職員と、納得するまで話し合うことが必要です。
 現場との合意がないままで、いくら後任医師を探そうとしても無理ではないでしょうか。

 市の暴走で、医師が不足することになり、施設を縮小することになれば、一番の被害者は、障がいをもつ子どもたちなのです。
 市長・副市長・保健福祉局長は、そのことを肝に銘じ、反省すべきことは反省するという、謙虚で、患者・子ども最優先の考え方に転換しなくてはなりません。

 札幌市には、子どもの権利条例があります。
 札幌市長・副市長は、条例の精神を生かした市政運営をしなくてはならないのです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今の市長は医師を目の敵にしている方なので、期待するだけ無駄です。

宮川 潤 さんのコメント...

匿名様、コメントありがとうございます。
上田市長は、医師が嫌いなのでしょうか?
医師は、社会に無くてはならない存在です。
医師も看護師も、大事にされて、役割を発揮してもらいたいです。
政治は、それをバックアップしなくてはならないと思います。