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2018年5月31日木曜日

長野県 こどもカフェ

 長野県で「こどもカフェ」について調査しました。


 全国で「こども食堂」が急速に増えています。
 長野県で、子どもだけで過ごすことが多い小中学生の状況を調査し、朝ご飯を作ってもらっていない、10月に半袖を着ている、学習習慣がないなどの課題を把握。
 児童館、児童センター、宅老所なども含めて、学習支援、食事提供、悩み相談などの役割を果たし家庭機能を補完する「一場所多投」の居場所づくりとして、こどもカフェ事業を行っています。

長野県 自然保育

 長野県では、豊かな自然を活用し、野外を中心に体験活動を保育や幼児教育に取り入れる活動を「自然保育」と定義しています。
 自己肯定感などの「非認知的能力」を育むためには「幼児期からの豊かな体験活動」が有効であるという考え方です。
 県内には、この認定を受けている保育園・幼稚園などが152か所あります。

 そのひとつである「こどもの森」幼稚園に調査に行きました。バスで山の中の曲がりくねった道をしばらく進み、「こんなところに幼稚園があるの?」と思っていると、本当にありました。
 回りはうっそうとした緑、小川も流れています。園庭の柵はありません。




 幼児は五感をフルに働かせ自然を感じ、楽しみ・・・そういった中で友達と遊びを創造しているそうです。

 1983年、ある夫婦が6人の子どもたちを預かって始めたそうです。その後も、幼稚園として必要な60人の児童を確保できず、無認可幼稚園として続けてきました。
 2015年、長野県で始まった「信州やま ほいくの郷」という自然保育認定制度により認定を受けたそうです。

 子どもたちはとても楽しそうでした。
 ・・・街から遠いのですが、送迎バスもあるそうです。
 保育料は4万円(きょうだいで通うと大きな負担かもしれません)。「それでもここの幼稚園に行かせたい!」という親が頑張っています。行政からの補助の増額が待たれています。


長野県 長寿社会開発センター

 長野県の長寿社会開発センターに調査に行きました。


 長野県は、高齢者の就業率が全国で一番高いそうです。
 シニア大学をつくり、人材を育んでいます。
 シニア大学の「一般コース」は、受講年限2年間。年間の標準学習日数は15日間(1日4時間)。
 社会活動講座(自分たちが地域活動で何ができるか考えて実践する)、教養講座(政治・経済、郷土の自然・歴史・文化など)、選択講座(絵手紙、書道、太極拳など)があります。授業料は年間1万円。受講者は女性が多いそうです。
 「専門コース」は、受講年限1年間。年間標準学習時間が35時間。コミュニテイィデザイン、ビジネスデザイン、ライフデザインがあり、授業料年間2万6千円。こちらは男性が多いとのこと。

 「人生100年」、「人生二毛作社会」を合言葉にしています。

富山県 富山型デイサービス・グループホーム

 8月29日、富山県に調査に行きました。北海道議会少子高齢社会対策特別委員会の視察です。

 富山県では、富山型デイサービス・グループホーム」について説明を受けました。



 高齢者、障がい児・者は、通常、高齢者福祉(介護保険)、障害者福祉、児童福祉と区別されていますが、同じデイサービスやグループホームを利用できる仕組みです。

 富山型デイサービスは、1993年、民家を改修し対象者を限定せずにサービスを提供したことが始まりです。小規模で家庭的な雰囲気が特徴ですが、報酬が低いのが課題となっています。
 グループホームでは、通常、介護保険を使う高齢者の施設と、障害者総合支援法の対象となる障がい者の施設が同じ建物に同居した場合でも、玄関、風呂、トイレ、食堂などは、介護保険用と障がい者用にそれぞれ設置しなくてはなりません。富山型のグループホームは、一か所にまとめることができるそうです。
・・・事業所の事務は、介護と障がいの両方あるので大変みたい。

2018年5月27日日曜日

つつじ

 あるお宅を訪問すると、庭のつつじが見事です。


 85歳のご主人は、「足が弱ってきて、庭の手入れもできないんだ」と言いますが、雑草はありません。
 「まぁ、草むしりは座ってもできるからな」とのことです。
 毎年咲く花を楽しみにされているようです。
 「いい気候になったので、外を歩くこともできるようになったでしょう。でも、転ばないように気をつけてください」と言うと、「去年ころんで、3か月入院した」ということでした。
 お気をつけて、元気でいてほしいです。

ライラックまつり JUNさん出演

 札幌市では、16日から27日まで大通公園で「ライラックまつり」が開かれました。
 食べ物の出店がたくさんあります。また、野菜や花の苗の販売も行われました。
 大通6丁目では、野外ステージでは「ライラック音楽祭」です。
 私のラジオ番組(FM81.3さっぽろ村ラジオ「宮川じゅんの待たせてゴメンね」)にも出演してくれたJUNさんが歌声を披露。応援に行きました。


 JUNさんは札幌を中心に全道全国を歌い歩いているシンガーソングライターで、「全道ノンプロバトル」では4年連続の決勝大会出場を果たし、4年目に当たる2016年にはグランプリを受賞しています。
 自身が児童養護施設でそだった経緯から、今も養護施設などに歌いに行き、どんな環境で育っても「夢を諦めないこと、夢に挑み続けること」を子供たちに歌っています。

2018年5月26日土曜日

JR問題政府交渉

 日本共産党北海道議会議員団と北海道委員会は、25日、JR問題に関して、政府交渉を行ないました。
 牧野たかお国土交通省副大臣などが対応しました。


 要望事項は、

1.         北海道内の鉄道路線の全線維持存続を強く求める。

2.         北海道内では、通勤通学や通院なども含め、鉄路は地域生活に欠かせない交通手段である。国民の移動する権利を保障する立場で公共輸送の責任をJR北海道に果たさせること。

3.         JR北海道の事業見直しに伴い、沿線自治体や住民に負担を求めないこと。

4.         近年、海外からの観光客の大幅増加などで北海道への関心が高まっており、自然に触れる機会の多い地方路線の大切さを認識してほしい。

5.         広大な北海道の物流を支える貨物輸送の維持・拡充に万全を期すこと。線路使用料は引き上げないこと。

6.         災害を理由とした廃線は許されない。日高本線および根室本線の未開通部分の復旧を最優先で行うこと。

7.         災害復旧基金を創設すること。

8.         輸送の安全確保に向けた実効性ある支援と指導・監督、必要な人員と財源の確保を行うこと。

9.         経営安定基金について、国鉄分割民営化の議論の際に想定された運用益が大幅に減少していることに鑑みて、基金の積み増しや取り崩し、JR北海道への貸付金の償還放棄など、国の責任で必要な財源措置を行うこと。

10.      国の支援策をまとめるにあたっては、関係自治体や住民に対して検討・協議の経過を明らかにすること。

11.      JR北海道に対して、中・長期の修繕計画を明らかにさせること。

12.      老朽化した橋梁やトンネルの修繕を行うために、鉄道・運輸機構の「特例業務勘定」も含めて財源を確保すること。

13.      北海道高速鉄道開発に対して、国の財政支援を行うこと。

14.      国の想定を超える北海道新幹線の大幅な赤字についての認識とこれまでの指導、および差引損益を48億円の赤字とした『北海道新幹線の収支想定』の赤字幅が大きく膨れ上がっているもとでの今後の経営見通しを明らかにされたい。

15.      札幌延伸工事みついて、今後の交通需要予測を再検証し、安定的な財源見通し、収支採算性を再検討すること。損益分岐点も明らかにすること。

16.      北海道新幹線延伸工事に伴うトンネル残土の処理について、健康被害や安全対策に万全を期すこと。

17.      並行在来線の経営分離を前提とせず、JR路線として経営を維持すること。

です。

 政府側の発言の要旨は、
 人口減少やマイカーの利用などでJRの乗客が減少している現状にある。
 現在行われている地域の協議を優先し、国として圧力をかけるようなことはしない。
 外国からの観光客は増えている。観光・周遊などで鉄道ネットワークを生かし、観光列車も実現させたい。
 JR貨物の使用料の引き上げは検討していない。物流の重要性は認識している。
 災害復旧基金についての審議をしている。
 経営安定基金について、2019年度以後のあり方を関係者と検討している。
 全路線存続というのはどうだろうか?市町村の負担のあり方、道庁がどこまで応援できるか、今後の支援や安全対策の追加について考えたい。
 などでした。

 道民生活にとってかけがえのないものであり、第一次産業をはじめとした北海道の産業を支える鉄路がなくなれば、地方創生はありえません。
 今後とも、路線存続のために力を尽くします。

2018年5月23日水曜日

耐震補強!?

 東京に出張に行った際、ホテルの窓から外を見ると・・・!


 スゴイ鉄骨です。
 隣のビルの耐震補強と思われます。

札苗地域で街頭宣伝

 札幌市東区の札苗地域で街頭宣伝を行いました。
 のぼりやプラカードを持つ人がたくさん駆けつけてくれてにぎやかな宣伝です。



水産庁長官に要請

 北海道議会水産林務委員会として、長谷成人水産庁長官に要請行動を行ってきました。



 北海道の函館・南茅部地区で行っているサケを狙った定置網に、小型のクロマグロが大量にかかりました。
 クロマグロは世界的に減っているために捕獲量が決められていますが、大幅に超過してしまったために、北海道では今後1年間の漁獲枠はほとんどゼロに近くなります。
 もし、定置網に小型のクロマグロがかかると、他の魚も含めてすべて海に放流しなくてはなりません。
 それでは漁業者が暮らしていけないため、数量配分を検討してほしいという要請です。
 漁業資源と漁業者の暮らしの両方を守らなくてはなりません。

2018年5月22日火曜日

お帰りなさい宣伝

 午後6時から地下鉄東豊線の新道東駅前で街頭宣伝をしました。地下鉄を降りて帰宅する人に「お帰りなさい、安倍政権を倒しましょう」と呼びかけました。
 のぼり旗やプラカードを持って一緒に宣伝活動をしてくれる人がいるので心強いです。


2018年5月20日日曜日

後援会のお花見

 日本共産党札幌東区後援会の花見を「さとらんど」で行いました。


 天気にも恵まれ、花見日和でした。
 地域別の後援会ごとに、食材、炭火コンロなどをもちよってジンギスカンです。
 最後は恒例のビンゴで、1等賞は米、全員に何か当たります。
 英気を養って、これからもがんばろう!

2018年5月19日土曜日

平和行進

 世界から核兵器を無くそうと平和行進が日本列島を縦断しています。
 北海道では、礼文島を出発し稚内・旭川を経由するコース、根室を出発し砂川を経由するコース、えりもを出発し苫小牧を経由するコース、網走を出発し旭川・砂川を経由するコースが、札幌に集結し、東京、広島、長崎をめざし行進を続けます。

 19日に札幌に集結しました。
 私も、札幌市東区の美香保公園から中央区の札幌駅前まで行進しました。




 
 朝鮮半島の非核が注目されています。「話し合いは時間の無駄」などと対話を拒否する勢力もあるので、草の根の平和運動がいっそう大きな意味を持ちます。

2018年5月18日金曜日

お茶の間懇談会をしました

 あるお宅のお茶の間をお借りして、懇談会を開きました。



 私から、森友・加計問題などアベ政治の問題や、JR路線、国民健康保険、介護保険、北海道新幹線の問題などを話した後、参加したみなさんから思っていることを自由に発言していただきました。
 「今の国政は民主主義の質が問われている」、「イクラ盗難事件の犯人はつかまったのか?大問題だと思っている」、町内会役員をしている方から「町内の一人暮らし高齢者宅の見守り活動をしているが、行政には要望したいことがたくさんある」など、たくさんの意見を聞かせていただきました。今後の議会活動の参考にさせていただきます。

ラジオ収録 生活困窮者等の住宅問題

 札幌市東区を中心に放送しているコミュニティFM「さっぽろ村ラジオ」(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日午後2時から2時半)の収録をしました。

 ゲストは、北海道生活と健康を守る会連合会事務局長の佐藤宏和さんです。


 生活困窮者やホームレスの方の住宅問題についてお聞きしました。
 今年1月札幌市東区内の生活困窮者の共同住宅で火災が起き、11名が亡くなりました。火災予防等の課題もあると思いますが、生活困窮者・ホームレスの方などを受け入れる住宅が不足していることが根本にあります。

 佐藤さんは、現在の制度のもとでも、札幌市ホームレス相談支援センター(愛称JOIN)が一時的宿泊施設を運営していることや、救護施設(札幌市内に4か所)で受け入れが可能なこと、無料低額宿泊所があることを紹介してくれました。

 しかし、無料低額宿泊所は道内には北見市内にしかないこと、救護施設は満室になっているのが実情だそうです。
 ですから、これらの施設を増設させること、公営住宅も大いに増やすことが必要です。

 

2018年5月15日火曜日

夕方の街頭宣伝

 昨日午後6時から、札幌市東区の地下鉄環状通東駅前で、太田秀子市議、後援会員の方々と一緒に街頭宣伝を行いました。


 のぼりやプラカードなどをもって、にぎやかです。

 森友学園・加計学園問題、元財務官僚のセクハラや麻生大臣の暴言などで安倍政権への怒りがで、地下鉄駅から帰る人たちが注目してくれます。
 「打倒安倍政権で力を合わせましょう」と呼びかけました。
 とても寒い中でしたが、こういう宣伝を数多く行うことで、運動が盛り上がっていければいいと思います。

2018年5月13日日曜日

栄地域演説会

 札幌市東区内の栄地区センターで「日本共産党地域演説会」が行われました。


 話したのは、山崎航平日本共産党札幌東区地区委員会委員長、平岡大介市議会議員と私です。
 山崎委員長から、「森友・加計問題、自衛隊日報隠ぺい」など、私から、「お友達内閣から国民のために働く政治へ変えよう、北海道のJR路線問題、介護保険料」など、平岡市議から「都心アクセス道路」など市政の問題です。

 参加された方から、新幹線建設に膨大な費用がかかり赤字になるのでは、札幌市は都心アクセス道路を本当に作るつもりなのか、地方議会の民進党会派はどうなるのかなどの質問が出されました。
 雨の中、多数の方々に参加いただきました。ご期待に応えるように頑張ります。

「住宅困難者の問題をどう解決したらいいのか」学習会

 札幌市内で「市民自治と平和をめざす北区・東区の会」が主催して「住宅困難者の問題をどう解決したらいいのか」学習会が行われ、参加しました。
 講師は、佐藤宏和さんです。


 北海道内には、162,684戸の公営住宅、22,420戸の道営住宅があります。
 道営住宅のうち、710戸が家賃を滞納、家賃減免を受けているのが7,412戸あります。
 2015年度の応募状況は、1,229戸の募集に対して、8,418件の応募があり、6.8倍の倍率です。
 これでは、申し込んでもなかなか入居できないのが実情です。

 札幌市東区にある生活困窮者の共同住宅「そしあるハイム」が1月31日火災となり11人が犠牲となりました。
 公営住宅など、低所得者が入居できる住宅が少なすぎることが根本的な問題です。

2018年5月10日木曜日

道庁庭の八重桜

 道庁前の庭の八重桜が美しいです。


 写真の出来具合をカメラの液晶画面で確認していると、「よく撮れたかい?」とベテラン議員が。そのあと道庁赤レンガ前で「こんにちは」と声をかけてくれたのは高校時代の同級生。「いつ誰と会うかわからないな、ちゃんとしてなきゃ」と思ってしまいました。

 

全市町村の保育料 みなし寡婦控除適用へ

 道議会少子高齢社会対策特別委員会で質問しました。



 所得税の寡婦(夫)控除・・・死別または離婚した場合、所得税が減額になる・・・は、非婚の母(父)に適用にならないのです。
 保育料の算定に当たり、非婚の母(父)も寡婦(夫)とみなして減額している市町村があります。
 道内では、179市町村のうち、札幌市旭川市をはじめ32市町あります。残る147市町村では、死別または離婚した母(父)の場合、保育料が減額になりますが、非婚の母(父)は減額になりません。
 死別・離婚した世帯と、非婚の親の世帯では、所得が同じであっても保育料が違うのです。

 この問題を取り上げて質問しました。
 国は、非婚の親でも保育料の減額を実施していく方向です。
 私は、全道すべての市町村で間違いなく、非婚の世帯でも減額(寡婦控除のみなし適用)するように、財源手当ても国に求めよと、道議会で取り上げました。

 参考までに、質問と答弁を掲載します。
2018年5月9日 北海道議会 少子高齢社会対策特別委員会
ひとり親家庭生活実態調査について

●宮川 3月に、ひとり親家庭の生活実態調査がまとめられ、厳しい実態があらためて明らかになった。
私は、ひとり親世帯とくに母子世帯の低収入の問題、またとくに父子世帯が孤立しがちであることが問題であると考えているが、どのような認識をお持ちか、まず示されたい。

▼答弁 ひとり親家庭の生活実態についてでありますが
この度実施した調査において、母子世帯では、非正規雇用の割合が高いことをはじめ、年収300万円未満の世帯が8割な上となっていること、父子世帯では、子どもに関する相談相手がいないとする回答が他の世帯区分より高いことなどが明らかになった。
道としては、ひとり親家庭は、雇用潔境や家計の状況に加え、子どもの学習や進路等の子育てに関する楷みも抱えているなど、厳しい生活実態にあると認識。

●宮川 貧困がとくに母子世帯で厳しい状況であること、孤立がとくに父子世帯に起こりがちであるという傾向があらためて明らかになった。
そこで、孤立に関してですが、父親の中には悩みを抱え込んでなかなか相談できないという人も多いと思います。この点、私も、とてもよくわかる。
そこで、お父さんも相談しやすい体制や、相談できるところがあることを知らせていくことを強化すべきだが、どのような対処をお考えかうかがう。

▼答弁 相談への対応などについてでありますが
道では、ひとり親家庭が孤立することなく安心して生活するためには、一人ひとりの状況に応じた相談対応や支援が大切であると考えている。
今回の調査では、相談相手がいない父子世帯が多いことや制度を必要とする方に情報が十分イ云わっていないことが明らかになったところであり、道が設置する母子家庭等就業•自立支援センターや福祉事務所などにおいて、ひとり親の相談を行っていることを各種制度とともにお知らせするリーフレットを市町ホホを通じて配布する取組に加え、教育部門等と連携して、学校等を通じた周知に努めるなど、相談機関や支援制度の一層の周知を図ってまいる。

●宮川 孤立対策について、相談体制を知らせるリーフレットの配布、学校を通じた周知ということでした。とくに、学校からの連絡にはきちんと目を通す人が多いと思うので、効果を発揮できるように期待したいと思う。
もうひとつの問題、所得が少ないことに関してだが、母子-父子世帯の親の雇用形態について伺うが、正規雇用.非正規雇用の割合はどうなっているのか、お示し願う。

▼答弁 ひとり親家庭の雇用形態についてでありますが
今回の実態調査において、就労しているひとり親家庭の雇用形態については、母子家庭で、正規雇用の割合が38. 8%、臨時やパートタイマー、派遣社員等の非正規雇用が56%、父子家庭で、正規雇用が70. 3%、非正規雇用が19. 2%となっている。

●宮川 母子•父子ともに厳しい状況ですが、とくに母子世帯においては年収300万未満が8割な上で非正規雇用が56%ということだ。
収入増と正規雇用化をはかるためにも職業訓練等によりスキルアップし資格を取ることも求められていると考える。
ひとり親世帯の親を巧象にして、高等職業訓練促進給付金等事業が実施されていると承知しているが、制度の概要と、道内巿町村の実施状況と人数の推移をお示されたい。

▼答弁 高等職業訓練促進給付金等事業についてでありますが
この事業は、ひとり親家庭の親が看護師や保育±等の公的資格を取得するため、1年な上養成機関で修業する場合に生活費と入学金等の一部を給付し、その期間中の生活不安の軽減などを図るもので、平成1日年度から行っている。
〇指定都市、中核市を除く全道の給付実績は、平成26年度は、35巿町村で172名、平成27年度は、31市町村で133名、平成28年度は、32市町村で126名となっている。

●宮川 事業の受給者が172人、133人、126人と減少しているが、今後とりたい資格•免許•技能」の設問に対して、なんらかの資格等を取りたい旨の回答した人が、母子で54.2%.父子で45.5%もおり、要求は強いものと考えるところである。
今後、制度の充実、に報などの取り組み強化を図るべきと考えるが、いかがか。

▼答弁 今後の取組についてでありますが
道では、ひとり親が本事業を活用し、公的資格を取得することは、安定した生活に資する有効な施策の一つと考えている。
こうした資格取得による就業の一層の促進を図るため、今年度から、准看護師養成機関を卒業後、引き続き看護師資格を取得するために修学する場合も事業の対象に加えることとしたところであり、改正内容等について、市町村に報誌への掲載やリーフレットの配布等により周知を図るなど、ひとり親の就業支援の強化に取り組んでまいる。

●宮川 制度の改正内容を踏まえて、広報やリーフレットの配布を行うとのことですが、この制度を活用して資格を取る人が増えるという結果を出せるように積極的に取り組んでいただきたい。
次に、寡婦控除のみなし適用について質問する。
所得税法第八十一条には、「居住者が寡婦又は寡夫である場合には、その者のその年分の総所得金額」等から27万円を控除する」と寡婦控除について規定されており、また、第二条の30項と31項に、「夫と死別し、若しくは夫と離婚した後婚姻をしていない者」「妻と死別し」等と、寡婦および寡夫について規定されている。
すなわち、寡婦控除を受けられる者は、死別または離婚したものであり、非婚の親は寡婦控除の対象外とされている。
私ども日本共産党は、非婚の場合には寡婦控除を受けられないのは不当であると国会や地方議会で主張してきました。
201510月に国王交通省は、公営住宅の入所基準や家賃の算定で、非婿のひとり親に寡婦控除のみなし適用をする政令改正を行いました。
さらに、保育料算定における寡婦控除のみなし適用について、しんぶん「赤旗」が、全国の政令指定都市および中核巿その他の県庁所在地、東京23区の合計105自治体について調査したところ、その88%にあたる92自治体で、実施していることがわかったところです。
道内での実施状況はどうなっているのか、明らかにしていただきたい。

▼答弁 寡婦控除のみなし適用についてでありますが
夫と離婚し、子どもがいる方などを寡婦として所得税額や市町が民税額の算定の際に所得控除を受けられる寡婦控除は、未婚のひとり親には適用されていないもの。
市町村における保育料の算定については、この市町村民税額を用いている中、
これまで一部の自治体では独自に未婚のひとり親も寡婦とみなして、保育料の軽減を図っており、平成288月現在、道内の政令市及び中核市を除く176市町村中、30市町がこうしたみなし適用を行っている。

●宮川 全国の政令指定都市および中核市、その他の県庁所在地、東京23区では88%が、保育料の寡婦控除みなし適用を実施していますが、道内においては、30市町のみで、143市町ホすは実施していないとのことで、全国の都市部を比べて遅れているのが現状の到達点だ。
その143市町村での非婚の親の保育料や、その他の制度についても、今後、寡婦控除のみなし適用がにがっていくものと考えられる。
その際、速やかに実施していくこと、制度の拡充を知らない住民に適用されないということが起こらないように、みなし適用の拡充を徹底し、非婿の親に対する支援を強めるべきですが、決意をお聞かせください。
合わせて、制度の拡充をしたために市町村の持ち出しが増えるということが無いようにすべきですが、いかがか。

▼答弁 ひとり親対策の充実についてでありますが
国においては、ひとり親への支援強化を図るため、今年度から保育料をはじめ、高等職業訓練促進給付金の支給等に係る所得額の算定において、未婚のひとり親に巧する寡婦控除のみなし適用を実施することとしたところであり、道では、道民への周知とともに、市町村に通知を行い、適切な運用がされるよう徹底を図ることとしている。
道としては、ひとり親家庭の自立に向けては、一人ひとりに寄り添った相談を行うことはもとより、家庭生活の支援をはじめ、資格取得等の就業支援などを総合的に展開することが重要と考えており、庁内関係部局で今回行ったひとり親家庭生活実態調査の結果を共有するとともに、国の動向を見極めつつ、有識者や市町村などで構成する
子どもの未来づくり審議会等の意見も伺いながら、ひとり親に対する支援の一層の充実に取り組んでまいる。

●宮川 みなし寡婦控除について、市町村に適切な運用がされるよ
う徹底する、また、国の動向を見極めるとのことでした。道内143市町村のひとり親世帯の保育料をはじめ各種制度が、寡婦控除のみなし適用によって今後引き下げられることは大いに喜ばれることと思います。これを確実に実行ずるためには、市町村の財政的負担なく制度の導入をすることが必要ですので、その財源について国に要望することを指摘する。

今回は、母子世帯•父子世帯とそれぞれ祖父母のいる世帯について、調査結果が示されたが、両親ともそろった世帯との比較をすることも必要であることについて、併せて指摘する。

歩道修理を申し入れ

 視力の落ちている方から「歩道の舗装がいたみ凸凹ができて歩きにくい」という言葉を受け、現地を調査しました。


 その結果を、平岡市議、当該地域の住民の方々と私で、東土木センターに修理を申し入れました。


 すぐに対応してくれるそうです。

 東土木センターの前の庭にシャクナゲが咲いていました。

 その庭の枯れ木の上に小屋がのせてあります「何かな?」

 かつての台風の大きな被害と災害に対する心構えを忘れないために保存してあるのでした。


 白く細長い棒が立ててあります。


 積雪深(積もった雪の高さ)を測るための棒です。

2018年5月6日日曜日

ラジオ収録 カウンセリングセンター

 札幌市東区を中心に放送しているコミュニティFM「さっぽろ村ラジオ」(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日午後2時から2時半)の収録を行いました。

 ゲストは、札幌カウンセリング学習センター(札幌市中央区北2条東3丁目天坂ビル2階)代表の若狹惠美子さんです。


 若狹さんにカウンセリングの意味を教えていただきました。
 一般に言う「相談」の場合は、困ったことがある時や悩みのある時に「こうすればいいんじゃない」などの選択肢を示したりしますが、「カウンセリング」は、どう考えたらいいのか、他の考え方がないのかなど考え方を幅広くして生きていく力をつけていくことだそうです。
 また、自分の意見だけを押し付けてしまうような場合には、どうして自分の意見に固執するのか、違う見方があるのではないかと気づく力をつけていくことだそうです。

 札幌カウンセリング学習センターでは、面接によるカウンセリングの他、箱庭療法、表現療法・コラージュ療法などを行っています。
 企業・団体へのカウンセラー派遣や講師派遣も行うそうです。
 見学や無料体験もできます。
 私も強い関心を持ちました。

 問い合わせなどは、011-223-3277です。