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2013年3月31日日曜日

5年で就農6人だけ もっと就農支援を

 札幌市議会予算特別委員会で、農業支援を求めて質問しました。

 農家の戸数も農地面積も減少の一途をたどっています。
 とくに札幌市の場合、この20年間で、農家戸数も農地面積も半分以下に減っているのです。

 農業は、仕事が大変な割に収入が少なく、将来に展望が持てないこともあり(特にTPPに参加すると大変!)、「息子は農家を継がない。ワシも年を取ったから、農業はやめる」ということが多いのです。

 農業は国の大本です。
 ところが、日本の食料自給率は4割。
 日本で必要な食糧の4割しか、国内で生産できず、6割は外国からの輸入に頼っているのです。
 先進国で、日本ほど食料自給率の低い国はありません。
 もし、異常気象になると、どの国も自国の食料確保を最優先にするので、日本の食料の輸入は思うようにできなくなるでしょう。
 国際紛争が起きた場合、日本への食料供給が取引のカードにされないでしょうか。
 紛争が起きれば、日本はたちまち立場が悪くなり、言いたいことも言えなくならないでしょうか。

 「農家をやりたい」という人もいますが、「農家では食べていけない。器材など、初期投資も大変」なので、二の足を踏むのです。
 札幌市では、この5年間で、新たに就農した人は6人だけです。(毎年20軒くらい農家を辞めていきます)

 そこで、国は、不十分ながら、「青年就農給付金制度」をつくり、新規就農への支援を始めました。

 準備型(研修中)は、年間150万円の補助を2年間。
 経営開始型は、同じく年間150万円を5年間。

 私は、委員会で「農業経営が成り立つ見通しを持つことが重要ですが、加えて、直面する課題を乗り越えることも必要です。たとえば、農業技術を身につけること、機械や資材を調達することなどです。これらに対する見通しを持ってはじめて就農が可能になります。これらに対して支援せよ」ともとめました。

2013年3月24日日曜日

トップアスリートのセカンドキャリア支援を

 札幌市議会予算特別委員会で、第1級のスポーツ選手(トップアスリート)の引退後の第2の人生(セカンドキャリア)への支援を求めて質問しました。

 札幌は、プロ野球・日本ハムファイターズ、プロサッカー・コンサドーレ、プロバスケット・レバンガが、本拠地としています。
 その他にも、スキーやスノーボード、陸上競技など、多くのスポーツ選手が活躍しています。

 スポーツ選手が競技に打ち込むひたむきな姿は、市民に大きな感動と、頑張る強い気持ちや勇気を与えます。

 少年時代から競技ひとすじに打ち込み、厳しいプロの世界にも入った経験は、一般市民とは全く異なった人生です。

 しかし、プロ野球やプロサッカーの選手は、プロ入り後5年以内に9割の方が引退すると言われています。

 あるプロ野球OBの方はブログに、「引退して野球界で残れる人、メシが食べられる人はほんのわずかです。あの元選手が離婚したが原因は収入が減ったかららしい。お店は出したけど失敗したらしいなど、よく耳にします。・・・プロ野球選手のほとんどの人は、野球をやめるまで、野球しか知らないのだ」と書いています。

 私は、「札幌に、プロスポーツ選手と、アマチュアでも第1級の選手がいる、素晴らしい能力と経験を持った人として、札幌市の貴重な人的資源として位置づけるべきだ。引退後は、学校の部活動指導をしたいという希望も多い。引退後の社会貢献の在り方として、選手や関係団体と相談すべきではないか」と質問しました。

 市は、「トップアスリートの引退後・社会貢献について、大きな課題と認識しており、能力の活用をしたい。部活動の指導は、教職員経験者であれば、月10万円出せるが、それ以外はボランティアとなっている」としました。

 私は、優れた素質を持ち、経験を積み重ねた選手が、引退後も能力を十二分に発揮して少年や若手の指導にあたってほしいと思います。
 それが、ボランティアだけでなく、引退後の生活(職業)にも結び付けてこそ、第1級の選手の将来を支えることになると思うのです。

 競技に打ち込む少年・選手も、「プロにはなれない。自分には無理かも」と悩みを抱えているはずです。
 「引退後も」、「失敗しても」次の道があるという展望があれば、競技を続け、挑戦し続ける人生を歩めるはずです。
 それは、少年や若い選手が「もう、やめようか」と迷うことなく、挫折せず、頑張ることになり、真の意味でのスポーツ振興になると思うのです。

2013年3月23日土曜日

オペラホールにプロデューサーを

 札幌市議会予算特別委員会で、市内中心部に建設が予定されている再開発ビルに設置されるオペラホール(多目的ホール)は、市民の文化の発信地にふさわしいものにともとめました。

 旧市民会館は、耐震力がないために取り壊しました。
 いまあるのは、プレハブ造りの「市民ホール」です。

 北1条西1丁目に再開発ビルが建設されますが、その目玉施設が、市民会館の後継施設となるホールです。
 「この施設の概要とスケジュールは」と質問しました。

 答弁は、
◎客席は2300席。
◎入口はビルの4階。
◎舞台は、最大で3面(正面舞台、客席から向かって右側に正面舞台と同じ大きさのもの、正面舞台の奥に少し小さいもの・・・だと思われます
◎2013年度に基本設計。
◎2018年度オープン予定。

 私は、「入口がビルの4階では、2300人が一度に会場が出てきた際にスムーズに移動できない、もし火災や地震で避難しなくてはならない場合に支障をきたす。
 ワンフロアでも低くすべきだ」と求めました。

 さらに、「単なる貸しホールではなく、文化芸術を発信する自主事業の充実を図るべきであり、そのためには、すぐれたプロデューサーを配置すべきだ」ともとめました。

 答弁は、
◎単なる貸しホールだけではなく、質の高いバレエやオペラなどの自主事業を行ないたい。
◎プロデューサーは重要なものと認識している。
とのことでした。

 さらに、私は、「早く市民に計画を提示し、市民や関係者とともに作り上げていくことが重要だ」としめくくりました。


 

2013年3月22日金曜日

河川への投雪、パトロール強化を

 札幌市議会予算特別委員会で、河川への投雪パトロールの強化を求めました。

 例年にない豪雪のため、玄関前などの除雪をしても、雪の持って行き場所がなくなっています。

 そこで、近くに川が流れている場合に、そこに投雪しているのが見られます。
 雪を投げ捨てようとした時に、あやまって人まで落ちてしまわないか心配です。

 業者が重機を使って、川に雪を押し込んでいる例もあるようです。

 例年よりも雪が多いので、河川への投雪も、例年よりも多いのではないでしょうか。

 そして、雪解け水も例年より多いはずです。

 河川敷地内に投雪されていると、春の雪解けで増水した場合、流れが阻害されて、水があふれることが心配されるのです。

 過去にも、雪解け水があふれ出たことがあります。

 20~30か所程度、心配される場所があり、パトロールしたり、雪割り作業を行なっているそうです。

 例年にもまして、パトロールを強化し、水があふれない対策を求めました。

 市雪対策室は、各区の土木センターとも連携を強化し、パトロールを行なうとのことです。

2013年3月21日木曜日

国保料は下げられるはず

 札幌市議会予算特別委員会で、「高い国民健康保険料を引き下げよ」ともとめました。
 市は、「引き下げるつもりはない」とのことでしたが、引き下げは可能なのです。

 札幌市では、「平均保険料を据え置く」ために、一般会計から国民健康保険会計に、繰り入れを行なっています。

 昨年の決算特別委員会で、
「2011年度の一般会計から国民健康保険会計はの繰入金は、95億円の予算だったが、67億円しか繰り入れておらず、28億円少ない。
この28億円を、国民健康保険料の引き下げに使ったら、1世帯当たり9,300円下げられたはず」と質問しました。

 このとき、市は「外的要因によって(国からの交付金が多かったので)、繰入金が少なく済んだ」と、言っていました。
 私は、「外的要因」という言葉によって、国からの交付金が多かったのは、「たまたま2011年度の場合は・・・」という偶発的印象を持ちました。

 ところが、調べてみると、国からの交付金が多かったために、一般会計から国民健康保険会計への繰入金を、予算額より減らしたのは、2011年度だけではなく、2009年度から3年連続だったのです。

 2009年度 82億円 繰入削減
 2010年度 41億円 繰入削減
 2011年度 28億円 繰入削減、24億円積立(※)

 ※2011年度は、28億円の繰入削減でした。精査してみると、国民健康保険会計から「国民健康保険支払準備基金」という積立金に24億円回していることがわかりました。この分を合わせると、「52億円カネに余裕があった」ということになります。
 以下、「24億円の積立をしなかったので、52億円繰入が少なかった」ものとして記述します。ご注意ください。

 繰入金を減らすのではなく、その分を、国民健康保険料の引き下げに回したと計算すると、

 2009年度の場合、82億円 ÷ 30万世帯 = 2万7千円
 2010年度の場合、(同様の計算で) 1万4千円
 2011年度の場合、1万7千円

 今後も、国からの交付金が多かったら、国民健康保険料の引き下げに踏み込むべきではないでしょうか。

 札幌市では、2001年度には、一般会計から国民健康保険会計に、141億円繰り入れていました。
 ところが、2011年度は44億円で、97億円も繰入金額が減少しています。

 もし、2011年度に97億円繰入をしたとするなら、53億円、国民健康保険料の引き下げに回すことができます。

 53億円 ÷ 30万世帯 = 1万8千円引き下げ

 このような保険料引き下げを実施するかどうかは、市の政策判断の問題です。
 けっして、「カネがないからできない」という問題ではありません
 
 市が、「国保料が高すぎる」という考えを本当に持つように、押し込んでいくのが、市民と議会の役割です。

2013年3月20日水曜日

国保料はなぜ高い

 札幌市議会予算特別委員会で、国民健康保険料の引き下げを求めて質問しました。

 札幌市の国民健康保険料は、協会けんぽ(旧社会保険)の2倍から3倍の高さと言われます。

 ですから、高い国民健康保険料を払う事が出来ない滞納世帯が52,444世帯(2011年度)、国民健康保険に加入している世帯の6軒に1軒以上が払えなくなっているのです。

 40歳の2人暮らしで、年収(給与)200万円の場合、札幌市の国民健康保険料は、193,720円
 介護保険料(47,650円)との合計で、241,370円にもなります。
 しかし、40歳2人暮らしの最低生活費は、年間217万6510円ですから、200万円しか収入がない場合は、生活保護以下なのです。

 生活保護を受けている世帯は、国民健康保険料はかかりません。
 生活保護基準以下なのに、生活保護を受けないで頑張っている場合には、高い国民健康保険料を払わなくてはならないのです。

≪国民健康保険加入者の職業≫(2004年国民健康保険中央会の資料から)

 農林水産業 1965年度 42.1%
       2002年度  4.9%↓↓減少

 自営業   1965年度 25.4%
       2002年度 17.3%↓↓減少

 無職    1965年度  6.6%
       2002年度 51.0%↑↑増加

 所得のある「農林水産業」や「自営業」の人が減って、「無職」の人が増えているので、国民健康保険加入者全体の所得が下がっています。

≪札幌の国民健康保険加入者の平均所得≫

 1992年度 279万円
 2012年度  95万円↓↓減少

 国民健康保険加入者の平均所得は、毎年、下がっているのです。
 しかし、国民健康保険料の平均額は、平均所得の推移に比例して下がるのではなく、同じ金額を維持しているのです。
 ここに、国民健康保険の重大な矛盾があるのです! 

≪年金が年間200万円の世帯の国民健康保険料≫

 1992年度  4万7000円
 2013年度 12万5000円↑↑増加

 毎年同じ所得が続く場合、毎年国民健康保険料が上がっていくのです。

2013年3月13日水曜日

札幌市新年度予算案に対する見解


 札幌市の新年度予算について、「北海道自治体問題研究所」の依頼にこたえて原稿を送りました。
 それを転載します。(少し加筆修正します)

札幌市の予算
札幌市議会議員(日本共産党札幌市議団幹事長) 宮川 

 国や自治体の予算や財政問題を理解するためには、専門的知識と市民感覚(私は、プロの目とアマチュアの目と言ったりしています)の両方を必要とします。
 福祉や教育などの分野は、議員になる前からの生活感覚が通用しますが、予算書は、議員になって初めて見たので、最初はチンプンカンプンです。
 まず、数字の桁が大きすぎて、「○○事業費○億○千万円」と聞いても、多いのか少ないのか、感覚がつかめません。
 この文章は、「財政問題はよくわからない」という方のために書きます。

一般会計は8千億円台
 札幌市の新年度予算ですが、一般会計8686億円、全会計では14737億円。(ね、多いのか、少ないのか、感覚がつかめないでしょう)
 「全会計」というのは「一般会計」(福祉・教育・建設など様々なことに使われるお金)と、「特別会計」(国民健康保険会計や介護保険会計など少し独立採算的なもの)、「企業会計」(地下鉄や市立病院など独立採算的な考え方をしているもの)を合計したもので、札幌市が使うお金(市がやること)の全部です。
 一般会計は、使われ方が幅広いので、市長や市議会の政策が反映しやすいとも言えます。

市に直接払う税金と、国を経由して市に渡る税金がある
一般会計の、32%は「市税(市民税、固定資産税など)」でまかなわれ、国から受け取る「地方交付税」は11%、「国庫支出金」が21%。
 北海道からの「道支出金」は4%しかありません。
 11%は「市債(しさい)」つまり借金です。
 新年度952億円借りて、915億円返すので、37億円借金が増えることになります。

国が交付税を払えないから、市が借金している
 借りる952億円のうち、工事などに使うのは307億円、国が本来出すべき地方交付税を少ししか出せないため「どこかから借りておけ。その分は後で出すから」という「国の肩代わり借金」(正式名称「臨時財政対策債(りんじ・ざいせい・たいさく・さい)」)645億円もあります。(過去最高。国にお金がないということですね)
 ちなみに「全会計」の借金の残高は17535億円、1世帯当たり193万円です。

 税金を何に使っているのか
 一般会計予算を何に使おうとしているか、おおまかに書きます。
 「保健福祉費」(福祉・医療・年金・保健衛生など)38%。経済費(中小企業向け融資、雇用対策など)10%、土木費(道路工事、除雪、公園など)9%、教育費(学校・幼稚園など)4%、環境費(温暖化対策、廃棄物など)2%、公債費(借金の返済)11%など、です。
 今後、高齢化が進行するので、介護や高齢者向け住宅の充実、クルマが無くても暮らせるまちづくりを進めていかなくてはなりません。

 若い職員が増えて、人件費が下がっていく
 地方公務員の退職金を減らすことを決めたために、減らされる前に、年度途中の駆け込み退職が問題になりました。
 札幌市では、年度途中での減額はしませんが、新年度から減額します。
 市は、職員数を減らすこと、年配の職員が退職して若い職員を補充することで人件費が減ることを見込んでいます。
 人件費が最も高かったのは、1999年の1198億円でした。
 新年度は、902億円(1999年の75%)。2016年度には845億円(同72%)に下がるとみられています。

値上げの問題
 行革の札幌版である「札幌市行財政改革推進プラン」に基づき、各種の値上げ・市民負担が新年度予算に計上されています。
 以下は、問題があるため、私ども日本共産党が反対し、阻止しようとしているものです。
 市営住宅の家賃減免制度を改悪することで9000万円の収入増をたくらんでいます。
 市営住宅の家賃減免制度を利用できるのは、おおむね生活保護水準以下の世帯です。
 最低生活費をさらに割り込むことになる、弱い者いじめの値上げです。
 市議会に、家賃減免制度の改悪に反対する趣旨の陳情が187団体(そのうち市営住宅団地自治会が29団体)から提出されました。
 ていねプールは、子どもと高齢者が無料で利用できますが、これを有料化して890万円、川下リラックスプラザの障がい者浴室利用の有料化で441万円、介護事業所の指定・更新手数料を新たに徴収することで1446万円です。

埋蔵金がある
 「値上げに反対すのは結構だが、代わりの財源はあるのか?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
 北電の電柱、NTTの電話柱が、市道上に立っているため、市に地代(道路占用料)を払っていますが、2009年に13億円も値下げしました。その後、18400万円値上げしたものの、差し引き111600万円も安くなっています。
 これを元に戻すべきです。
 「土地開発基金」という積立金が652億円あります。
 公共用地を買うための積立金ですが、「200億円もあれば十分」と市自身が認めています。
 452億円使うことができることになります。
 これを活用すれば、各種の値上げをしなくても済むはずです。
 また、高すぎる国民健康保険料を引き下げることができるはずです。

札幌市の財政・予算問題について、ごく一部ですが、みなさんにお知らせしてきました。
 ぜひ興味を持っていただければ、幸いです。
 私ども日本共産党市議団は、予算について、掘り下げて検討する(プロの目)とともに、市民感覚・市民目線(アマチュアの目)で評価し、いいものはいいダメなものはダメときっぱりした態度を貫きます。

2013年3月12日火曜日

札幌は例年の2倍の積雪

 札幌市内は、豪雪が続いています。
 雪が多いだけでなく、強風を伴い、大荒れの天候が多いのです。
 1週間前には、吹雪のために、全道で9人の方が亡くなりました。
 自然の持つ力、恐ろしさをあらためて感じます。
 大地震も同じです。人間の想定を超えた地震が、いつやってくるか、わからないのです。
 自然に対して、謙虚な姿勢をもつべきです。
 そういう点からも、原発の再稼働はやめるべきです。

 さて、札幌市内では、特に東区の降雪・積雪が多いようです。
 札幌市役所の雪対策室の東区関係資料をコピーして、以下に貼りました。

 下は降雪量、空から降ってきた雪の量をはかって、それを合計したものです。
札幌市東区の累計降雪量グラフ
 下のグラフは、赤い線が一段と高くなっています。
 積雪深と言って、積もっている雪の高さです。
 例年の2倍近くになっています。

札幌市東区の積雪深グラフ

2013年3月11日月曜日

ラジオ収録裏話(36)電気代229円!

 札幌市東区を中心に放送しているコミュニティFMのさっぽろ村ラジオ(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてごめんね」の収録を行ないました。

 ゲストは、フリーライターのはらみづほさん、4週連続で出演していただきました。
 はらさんの著書「できた!電気代600円生活」を、事前に読んでみると、話してほしいことがたくさんあって、2週だけでは足りなかったのです。


左から、私、はらみづほさん、アシスタントのジュンカちゃん

 1週目と2週目は、文字通り「電気代600円」の電気代節約のコツなど。
 そして、単なる省エネではなく、必要以上に電気に頼らない生活が、豊かな暮らしになっているとのこと。
 たとえば、電気がまをやめて、土鍋でご飯を炊くと、とっても美味しいそうです。
 はらさんは、無理して、苦しい節約生活をしているのではなく、笑顔で、楽しい生活をしながら、ムダなエネルギーを減らしているのです。

 ちなみに、本を書いた当時は、電気代1か月600円だったそうですが、今ではさらに進化し、最近来た電気の請求書は「229円」だったそうです。
 「電6」ではなく「電2生活」になっています。

 3週目は、世界のこと。
 はらさんは、南極を含む世界6大陸の、60カ国を、6年かけて単身踏破したというツワモノなのです。
 日本からブラジルに移民した方々は大変なご苦労をしながらも、とても陽気方々だったそうです。
 銃を持ったイスラエルの青年兵との緊迫したやり取りなどの経験を語っていただきました。

 4週目は、今の日本で何ができるのかというようなこと。
 はらさんが世界をめぐって、たくさんのことを感じ取ってきたから、エコライフを送るようになったのです。
 戦争は、背景に資源の奪い合いがある。
 戦争をしないために、一人ひとりが資源とエネルギーの節約に心がけ、浪費しないことが大切だと。
 平和の実践として、省エネルギー生活をしているのです。

 平和のこと、エネルギーのこと、自らの生活で実践しているはらさんは、本当に立派だと思います。

◎お知らせ
 3月25日(月) 午後6時から8時 エルプラザ環境研修室
 はらみづほさんの「笑エネ生活のススメ!」
 参加費800円。定員40人。託児10人。
 札幌市環境プラザ主催 普及啓発事業
 申し込み先着順 電話 011-728-1667
            FAX 011-728-1400
            mail ecoplaza@kankyo.sl-plaza.jp

2013年3月10日日曜日

保育連絡会の対市交渉

 保育所で働く職員や、保育所に子どもを通わせている父母らでつくっている保育連絡会が、札幌市の子ども未来局と、交渉しました。
 私も同席させていただきました。



 平日の夜、仕事が終わった後に、疲れているだろうと思いますが、保育者も、父母のみなさんもたくさん集まりました。
 市の子ども未来局からも10人ほど来ました。

 以前、札幌市では、保育所を設置・運営にあたり、子どもたちにいい環境を保障するために、国を上回る厳しい基準を設けていましたが、基準が緩められました。
 基準を緩めた内容を、札幌保育連絡会がまとめていますので、ご紹介します。

●保育所整備について
【国基準】乳児室1.65㎡、ほふく室3.3㎡。
【昨年度までの札幌市】乳児室は5㎡を原則。
【今年度からの札幌市】0歳1歳の面積3.3㎡。

●屋外遊戯室
【国基準】保育所に必置義務なく近隣に代替できる公園等があること。

【昨年度までの札幌市】保育所に園庭を設置。
【今年度からの札幌市】近隣に代替できる公園があればいい。

●給食

【国基準】平成10年外部委託容認。平成22年3歳以上の外部搬入容認。
【昨年度までの札幌市】保育所が雇用する調理員で自園給食。
【今年度からの札幌市】栄養士か管理栄養士がいれば委託可。



 保育者や父母側から、様々な問題が発言され、札幌市がこたえていく方法で進められました。

 その発言の中からいくつか、ご紹介します。

 (保育士の発言)「保育士は、仕事が厳しく責任も重いのに、給料が安すぎる。私は、30年勤めているが、月収20万9千円」

 (保護者の発言)「私は栄養士で、委託を受ける会社でも働いた。委託を受ける際、まず、営業職が価格とサービスについて、委託元と交渉し、いかに安い価格でできるかということを話す。コスト削減の中心は食材。冷凍ものを使い、生ものを使わないようにする。コスト削減で、子どもの健康を守られるのか心配だ」

 (保育士の発言)「職員が調理するのであれば、子どもの状態を見てメニューを変更するなど、保育士と調理の連携ができる。『この子はこの野菜が嫌いだから、細かく切って出す』など、きめ細かな対応が可能。調理部門を委託すると、こうはいかなくなる」

 現場からの声は、どれも切実です。
 その声が生かされる保育行政の実現を願います。
 


2013年3月9日土曜日

全盲の方に拡大読書器給付の答弁

 拡大読書器という、視覚障害者のための器械があります。
 コピー機のように、ガラス盤の上に本などをふせると、画面に文字が拡大されて映し出されます。
 弱視の方に、給付されています。

 しかし、今は、文字を音声で読み上げることができるのです。
 !!! それなら、全盲の方にとって、うれしい器械です。

 1年前の議会で、私は「全盲の方にも給付すべき」ともとめたところ、「慎重に、前向きに、検討する」という答弁。
 ・・・前向きなのか、後ろ向きなのか、よくわからない ↓↓

 内々で、「はい、給付するようにしたいです」という話は聞いていました。



 しかし、議会の場で公式に表明させなければ、あいまいにされるかもしれないと思っていました。

 今回の予算特別委員会で、「1年間検討した結果は、どうなのか!!」と質問しました。

 市の答弁は、「今年4月から、給付します」

 さらに私は「高額で高機能な機種もあるし、安価で操作の簡単な機種もある。本人の希望を生かして、制限するな!」と、もとめました。
 本人の希望が生かされるようになりました。

 よかったです!!!

2013年3月3日日曜日

吹雪で父死亡、9歳娘と2人暮らしだった

 北海道の湧別町で、猛吹雪のなか、遭難した父娘。
 父は凍死し、娘さんが助かった事件、ニュースなどでごらんになったと思います。

 2日午後、父(53歳)と、娘さん(9歳)が知人宅に向かっていましたが、途中で車が動けなくなりました。
 車から降り、歩いて知人宅に向かったようです。
 しかし、想像を絶する猛吹雪のため、歩くこともできなくなりました。

 父は、娘さんを両手で抱きかかえ、北風に背を向けて倒れていました。
 発見された3日午前7時過ぎ、父の胸の下で娘さんは泣きながら震えていましたが、父は凍死していました。


 娘さんは、病院に運ばれて、「父はどうなったんですか」と言っていたそうです。

 亡くなった方は、2年前に妻を亡くし、娘さんと2人暮らしだったそうです。

 ・・・父親が44歳の時に生まれた娘さんなのですね。
 さぞ、可愛がって育ててきたのでしょう。
 そして、娘さんが7歳の時に、妻を亡くしたのですね。
 大変つらい思いをしながら、「俺が娘を立派に育てる」と決意していたのだと思います。
 私も、2人の娘がいますが、亡くなった方は、命を賭けて娘さんを守ったのです。

 まだ9歳の娘さん、どうか、この後の人生を強く生きて、必ず幸せになってほしいと願わずにいられません。

2013年3月2日土曜日

地下鉄駅の方位表示板「全部つける」答弁

 地下鉄を降りたら、改札を抜けて、コンコース(通路)を歩いて、階段を上って、地上に出ますよね。

 地上に出た時、「アレ、どっちに行けばいいのかな? 自分は今どちらの方角を向いているのかな?」と、わからなくなることがありませんか?



 上の写真は、地下鉄の出口、黄色い点字ブロックがありますが、その手前にエンジ色の部分があります。
 それは、方角を示しているのです。



 銀色の三角形の頂点が差している方向が、北です。
 この方位表示があるだけでも、助かります。

 札幌市全体で、地下鉄駅は23駅、出口は233ヶ所あります。
 上の写真のような方位表示板があるのは、57ヶ所のみですから、差し引き176ヶ所には無いのです。

 「地下鉄のすべての出入り口につけてほしい!!!」と求めました。

 「ハイ、新年度中に全部つけます!!!」という答弁。

 前進答弁、うれしいです↑↑↑