さっぽろ村ラジオ(FM 81.3   インターネット NEW ZONE FM で、全国で聴けます)
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生活保護問題を中心にしたブログ「宮川じゅんの生活保護相談ブログ」http://matasete-soudan.blogspot.jp/もあります。ごらんください。         

2012年11月30日金曜日

札幌市東区の親子孤立死、救えたのではないか?

 札幌市東区で、生活保護を受給していた88歳の母と、61歳の息子がやせ細って孤立死していました。
 この件について、札幌市から状況を確認しました。以下の通りです。

 11月14日、東区役所保護課の職員が、この世帯を訪問しましたが、不在でした(反応がなかった)。

 引き続き、19日、20日、21日を訪問しましたが、やはり不在だったとのことです。

 地区の民生委員に協力を依頼したものの、26日に「安否が確認できない」との報告を受けました。

 27日、東区役所職員と、アパート管理会社職員が部屋に入ると、2人が布団のなかで、意識のない状態。
 警察と消防に連絡した。

 マスコミの報道では、16日以後の新聞がたまっていたことを不審に思った近所の住民が区役所に連絡した(連絡した日付は不明です)となっています。

 東区役所保護課は、19日、20日、21日と訪問した際、新聞がたまっていたのを見なかったのでしょうか?
 あるいは、19日の時点で、新聞がたまっていたのを見ながら、すぐに入室しなかったということなのでしょうか?

 報道によれば、死亡時期は母が19日~23日、息子が25日~26日だそうです。

 もし、19日に、東区役所職員が部屋に踏み込んでいれば、母、息子ともに救えたのではないでしょうか。

2012年11月29日木曜日

札幌市東区で孤立死、餓死か

 11月27日、札幌市東区内のアパートで、母88歳と長男61歳とみられる2人が死亡していました。
 2人ともやせ細っており、餓死か病死とみられています。
 生活保護を受給していたようです。

 報道では、
 11月13日に、新聞の集金人が訪問したところ、ドア越しに「待ってほしい」と言う男性の声があったそうです。

 11月14日、札幌市水道局が、給水停止を行なう。

 区役所保護課職員は、11月に入り、21日までの間に数回訪問。

 11月16日以後の新聞が、玄関にたまっていたため、不審に思った近所の住民が区役所に連絡。
 11月27日、区職員とアパート管理会社が室内に入り、死亡している2人を発見しました。

 詳しい状況は、さらに、調査します。

 しかし、配達された新聞がたまっていた状況から、11月15日までは、生存していたと思われます。

 14日に水道局が給水停止を行なったときは、どういう反応だったのでしょうか?
 水道局は、状況を確認したのでしょうか?
 明らかに困窮していたと思うのですが、なんらかの支援・救援はしなかったのでしょうか?

 東区役所保護課は、給水停止されたことを知らなかったのでしょうか?
 21日まで訪問していたそうですが、安否を確認できなかったのでしょうか?

 今後、あらたな情報が明らかになれば、このブログでお知らせしていきます。

2012年11月28日水曜日

児童心療センターの医師同時退職問題

 発達障害や自閉症の児童の診療施設である札幌市児童心療センターの医師5人のうち、4人が来春に退職するとしており、札幌市は後任医師をさがしているものの、後任医師確保のめどがたたないため、センターの規模縮小という心配が広がっています。

 今年3月まで、市立病院の精神科の分院「静療院」がありました。
 4月から、静療院を成人部門と児童部門に分離し、成人部門は市立病院の本院に移りました。
 残された児童部門は、「児童心療センター」となり、市立病院から切り離され、保健福祉局の所管に移りました。

 児童心療センターは、北海道内唯一の児童精神科の入院設備をもつ施設として、かけがえのない役割を果たしています。



 もともと静療院として、成人と小児の両方の診療をしてきた施設が、今は、小児部門だけですから、建物には空き部屋がたくさんあります。

 そこに、保健福祉局所管の児童福祉施設を詰め込んで、複合施設にしようとしているのですが ・・・

 札幌市保健福祉局は、現場の声をよく聞かずに一方的に突っ走ろうとしているようです。

 5人の医師のうち、4人が来春に同時退職することについて、市は、「それぞれの個人的な理由」を強調していますが、市が「理念なき施設詰め込み」を一方的にやろうといることに、現場医師の反発・抵抗の結果の退職としか、私には思えません。


 市は、計画をいったん凍結し、医師をはじめ現場の職員と、納得するまで話し合うことが必要です。
 現場との合意がないままで、いくら後任医師を探そうとしても無理ではないでしょうか。

 市の暴走で、医師が不足することになり、施設を縮小することになれば、一番の被害者は、障がいをもつ子どもたちなのです。
 市長・副市長・保健福祉局長は、そのことを肝に銘じ、反省すべきことは反省するという、謙虚で、患者・子ども最優先の考え方に転換しなくてはなりません。

 札幌市には、子どもの権利条例があります。
 札幌市長・副市長は、条例の精神を生かした市政運営をしなくてはならないのです。

2012年11月26日月曜日

生活保護基準を下げると国民全体が大変に

 国では、生活保護バッシングが強まっているのを追い風に、生活保護基準を引き下げようとしています。

 生活保護基準は、憲法第25条が定めた「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ための生活費を定めたものです。

 その基準額は、家族の人数と年齢、障がいの有る無しや家賃など条件によって変わります。

 たとえば、一人暮らしの70歳、家賃36,000円では、10万8600円です。(札幌。暖房のかからない夏場)

 1か月の収入が、基準より少ない場合、生活保護が支給されます。(資産などがある場合は該当しません)
 年金や、働いた給料が、1か月あたり、6万円ある場合だと、
10万8600円 - 6万円 = 4万8600円 支給されます。


 生活保護基準が、引き下げられると、

1、今まで生活保護を受けていた人でも、受けられなくなる人が出てきます。

2、引き続き生活保護を受ける人は、受け取る金額が減ります。

 生活保護を受けていない人にも、以下の影響が出ることが考えられます。

1、最低賃金が下がります。
  最低賃金は、生活保護費を下回らないように、という考え方だからです。ただし、北海道の場合は、すでに下回っており、最低賃金を引き上げることが必要です。

2、年金が年金が少なくなります。
 掛け金を40年間払ったのに生活保護より少ないのはおかしい、という考え方で、年金支給額を定めた経緯があります。

3、住民税の非課税基準が下がります。
 夫婦と子2人の世帯で、保護基準を下回らないという考え方で、非課税基準が定められているからです。

4、市営住宅の家賃減免を受けられなくなったり、値上げになります。
 市営住宅の家賃減免を受ける収入の基準は、生活保護水準を基にして決めているからです。

 住民税が非課税だった方が、課税されるようになると、以下のようなことが起こる心配があります。

1、保育料が値上げします。
 非課税の方は保育料のランクB。課税されるとCやDに上がる。

2、介護保険料・利用料が値上げ。

 生活保護基準が下がると、生活保護を受けていない人にも、様々な影響が出ることが懸念されるのです。

2012年11月25日日曜日

ラジオ収録裏話(30)AALA鈴木頌さん

 FMさっぽろ村ラジオ(81.3MHz)毎週火曜日午後2時からの番組「宮川じゅんの待たせてごめんね」の収録をしました。

 ゲストは、医師で、北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(北海道AALA)の副理事長、鈴木頌先生です。


右から、鈴木先生、ミキサーのゆうみちゃん、私、アシスタントのジュンカちゃん

 鈴木先生が、はじめて外国に行ったのが中米のニカラグアだそうです。

 現在、ニカラグアへ行くルートとしてよく利用されているのは、
 新千歳 → 韓国のインチョン → メキシコ → 中米各国へ行く各駅停車の航空便(?)だそうです。
 ニカラグアのお酒の話も楽しかったです。
 
 ニカラグアは、アメリカと10年も戦争をしてきました。
 今は民主的な政権になっています。
 日本からも、「アメリカの攻撃に屈せずに、民族の独立を」と支援する運動がありました。

 ニカラグア駐日大使 サウル・アラーナさんの講演会があります。
 「わたしのニカラグア 甦るサンディニスタ」
 2013年1月26日(土) 午後5時30分 かでる2・7大会議室(4階)
 参加費 1000円。

 アメリカの干渉をはねのけて、民族の独立をかちとったかちとったお話が聞けると思います。



2012年11月24日土曜日

ホワイト・イルミネーション

 11月22日夜、大通公園を通りました。
 ホワイトイルミネーションが点灯して、とても美しかったです。










 北海道は、冬の節電が求められています。
 今年は、バイオディーゼル燃料による自家発電で点灯しているそうです。ご安心を。

 イルミネーションは、大通会場、12月25日まで。駅前通りと南1条通は2月まで続きます。

2012年11月23日金曜日

議会質問の順番を公平にすべき


 札幌市議会第4回定例会が、1129日から始まります。125日、6日、7日に代表質問があります。
 5日に自民党と民主党。6日に公明党と日本共産党、7日は市民ネットと市政改革みんなの会 ・・・ つまり、大会派から順番にやっていくのです。

 質問は、先にやるほうが有利です。
 2番目以後は、同じテーマの質問をやりにくく、先にやった人(会派)とは違う質問の聞き方にしなくてはなりません。

 たとえば、札幌の保育所不足は深刻な問題で、誰もが保育所を増やして改善すべきと考えています。

順番が先の人(会派)が「保育所不足なので、認可保育所を増やすべき」と、正統派の質問をする。
2番目の人(会派)は、同じことを言ってもしょうがないので、「無認可保育所に補助金を出せば、無認可保育所を運営する人が増えるはず。それでも急場をしのげるのではないか」と、角度を変えて質問します。
3番目の人(会派)も、さらに言い方を変えて、「保育士資格をもっている人で働いていない人に頼んで、家庭で子どもさんを預かってもらう方法はどうか」、
4番目になると、「働いてもいないのに、子供を保育所に預けている人がいるのではないか。厳しくチェックして、そういう子どもをやめさせれば、別の人が1人入れるようになる」
5番目になっちゃうと、「そもそも保育所に小さい子どもを預けようとすることがけしからん。子どもは、親が自分で育てるのが一番だ」

 上の例では、最初の質問は本筋の堂々とした質問です。
しかし、2番目以後の人(会派)は、同じ質問をするわけにもいかないので、順番が後になるにしたがって、苦し紛れ的変化球と言うか、キワモノ的スキマ産業質問になっていきます。
4番目、5番目になると、問題の本質からはずれ、変化球と言うより暴投です。



このように、質問は先にやるほうが、有利なのです。

最大会派がいつもトップ、2番に大きい会派が2番目に質問できるうま味を享受するのは、いかがなものでしょうか。
 大会派も、小会派も、議会の中では対等・平等に扱われるべきです。

 私は、代表質問の順番は、毎回、入れ替えることで、公平にやるべきと主張しています。

ちなみに、質問の持ち時間も大会派は長いので、今回の議会では
12月5日、自民党(60分)、民主党(60分)=合計120
   6日、公明党(40分)、共産党(30分)=合計70
   7日、ネット(25分)、改みん(30分)=合計55
 初日が長く、3日目が短くなりますが、長い会派と短い会派を組み合わせると、3日間が平準化されます。

 こういう改善を提案したとして ・・・
 現在、トップで質問できる会派、2番目に質問できる会派が、了解するかどうかが問題だと思っています。
 既得権に固執せず、議会の民主主義を徹底したいものです。

2012年11月22日木曜日

「子どもの貧困」医療現場からの報告

 第22回日本外来小児科学会で「小児医療現場での子どもの貧困」をテーマにセッションが行われました。

 和歌山・生協子ども診療所の佐藤洋一医師の報告です。

 和歌山市は、2006年から乳幼児の医療費無料化が始まりました(通院は小学校入学前まで、入院は小学校卒業まで。ただし所得制限があるようです)。

 医療費無料化制度を受けられなかった1998年生まれの子どもが年長児(小学校入学の前年度)の時の年間受診回数は、平均4.12回

 医療費無料化制度が活用できるようになった2001年生まれの子どもの場合は、5.97回

 受診回数に、約1.5倍の開きがあります。


 また、費用負担のある予防接種(水痘、おたふく、ヒブワクチンなど)を受けているかどうか、住民税の課税世帯と、所得の少ない非課税世帯の比較をすると、

 課税世帯のうち予防接種をした子どもは、14% (低いように感じますが)
 非課税世帯では、3% と、はるかに低い数字です。

 貧困が、子どもの医療を受ける機会に格差をもたらしています。

(この内容は「民医連新聞」11月19日付をもとにしたものです)

2012年11月21日水曜日

区民センターでスリッパ パタパタ

 札幌市内の10区には、それぞれ区民センターがあります。
 区民センターのメイン施設は、大ホールで、数百人収容できます。

 第3回定例会中のことですが、共産党市議団長の井上ひさ子さんが、「手稲区民センターのホールはスリッパ履きで、パタパタ歩いて、転ぶ人もいて危険なの。質問して、改善を求めたい」とのこと。


 私は、「え~っ!東区民センターは靴のままで入りますよ。今どき、スリッパで入るなんて、『時代錯誤だ!』って言ったら」

 井上さんは決算特別委員会で、スリッパ・パタパタホールのことを取り上げ、優しい人なので、「時代錯誤!」ではなく、「時代遅れ」と言ったみたいです。

 スリッパ履きだと転ぶ危険があります。
 高齢の方、障がいのある方は、靴から履き替えるのが大変です。
 靴を下駄箱に入れると、帰りに靴を間違える人がいる。
 スリッパの清潔感は、どうなのでしょうか。

 ・・・ やっぱり「時代錯誤(時代遅れ)」ですよ。

 スリッパ・パタパタホールは、手稲区だけではありませんでした。中央区、南区、豊平区もそうなのです。

2012年11月20日火曜日

市政報告・懇談会 伏古地域

 先日、伏古地域で「市政報告・懇談会」を行ない、多数ご参加いただきました。ありがとうございました。

 衆議院が解散という状況でしたが、以前から計画していた懇談会でしたので、市政の報告をしながら、総選挙直前という緊張感がありました。

 私は、生活保護の締め付けが厳しい問題や、高すぎる国保料の問題などを報告させていただきました。


 生活保護の問題は、札幌市の問題というだけではありません。
 国政の場でも、生活保護基準の引き下げなどが問題となっており、それが、札幌の区役所の窓口にも反映しているのです。
 国民健康保険料を決めているのは札幌市ですが、国から市への交付金が減らされたために、国保料が高いのです。

 札幌市の問題は、国政と結びついているのです。
 国政をよくすることが、住民の暮らしの安定に結びつくのです。


 総選挙目前です。
 3年前の総選挙で、「政権交代が行われたけれど、なんにも変らない」と嘆いている人も多いと思います。
 今度こそ、本当に、政治を変えたいと思います。

 ご参加いただいた方が、「マスコミで、第3極などと報道しているが、何が第1極で、何が第2極で、何が第3極だと言うのか。おかしいのではないか」という発言。

 その通りですね。
 誰が、どの政党が、本当に政治を変えられるのか。
 「名前だけ新しくても、中身は古い」というのではダメなのです。

2012年11月19日月曜日

市川啓子教授「子どもの権利条例」講演会

 「子どもの権利条例のある街・札幌の子どもたちは ---- 制定から4年目を迎えた『札幌市子どもの権利条例』の市民による検証」講演会・シンポジウムに参加しました。

 第一部は、市川啓子さん(札幌市子どもの権利救済機関子どもアシストセンター子どもの権利救済委員、札幌学院大学教授)の講演「子どものSOS~子どもの声が聞こえますか?」



 札幌市子どもアシストセンターでは、電話・メール・面談で、子どもや親から相談を受け付けています。
 3年間で受け付けた相談の数は、のべ11,545件(実数3,640件)。

 昨年度の相談述べ件数の上位5位は、

(子どもからの相談)
1位 友人関係
2位 情緒不安定
3位 親子・兄弟関係
4位 いじめ
5位 子どもと教師の関係

(大人からの相談)
1位 子どもと教師の関係
2位 友人関係
3位 養育・しつけ
4位 親子・兄弟関係
5位 不登校

 「あなたは、疲れること、不安に思う事がありますか?」という質問に対する回答では、
1位 学校の勉強・宿題(53%)
2位 受験・進路(43%)
3位 友達や先輩との関係(30%)
5位 親との関係(16%)
7位 先生との関係(11%)

 子どもは、「友達・親・先生との関係性」に疲れているようです。

 メールでの相談が増えているそうです。
 それは、「匿名性」。
 誰が相談しているのか、わからないからで、とくに「いじめ」に関する相談はメールが多いそうです。

 第二部は、シンポジウム。



 元衆議院議員の児玉健次さん、中学校養護教諭のSさん、小学校2年生と3歳のお母さんのAさんの3人がパネラーとなり、それぞれの立場から報告がありました。

 札幌市が、「子どもの権利条例」を制定した街にふさわしく発展してほしいです。

 3年連続で市内の中学生が自殺しています。
 不登校の子どもがたくさんいます。
 保育所不足は今も深刻です。
 子どもたちが、暖かく守られ、健やかに成長できるように、大人が果たすべき責任は重大です。

2012年11月18日日曜日

リトル・シニア

 中学生の硬式野球をリトル・シニアと言います。
 学校の部活動は軟式野球で、硬式はクラブチームです。
 私は、札幌東区内のクラブチーム「リトルシニア札幌東球団」の顧問をさせていただいております。

 今年度の全試合日程が終了し、3年生は、球団を卒業して、受験の準備に専念します。

 「札幌東球団」の卒団式・納会に参加しました。



 卒団する球児たちが挨拶し、親に「朝早く起きてお弁当を作ってくれたり、送り迎えしてくれてありがとうございました」と、花束を渡すシーンは感動的です。

 親からも一言「ケガをして、練習に参加できなかったり、練習が厳しくて、辞めそうになったこともあったけど、よく頑張った。これからも、様々な場面でつらいこともあるだろうけど、乗り越えてほしい。支えてくれた監督・コーチ、そして、チームメートのみんなありがとう」

 とくに、お母さんが感動して、子どもを抱きしめようとすると、子どもは照れて、逃げて行ってしまいます。
 ・・・ 中学生の男子ですからね。シャイですよ。
 多くの子どもたちは、高校でも野球をやるようです。

 在団生(2年生、1年生)が、余興で楽しませてくれました。



 クラブチームの練習場所の確保や、運営は、大変で、保護者や球団関係者の善意と献身で成り立っています。
 スポーツ振興の点からも、子どもの教育の一環としても、厚い公的補助が必要です。

2012年11月17日土曜日

ファクトリーの蔦紅葉

 もとサッポロビールの工場だったれんが造りの建物、今はサッポロファクトリーという名前の商業施設になっています。

 ツタの紅葉がきれいです。



 ツタには、紅葉する種類と、しない種類があるそうです。

 国会が解散しました。総選挙が始まります。
 紅葉を見ている場合ではなくなりました。

2012年11月16日金曜日

こばやし峠トンネルの有害ズリは、分岐トンネルへ

 11月13日の札幌市議会建設委員会で、こばやし峠トンネル掘削に伴う有害物質(ヒ素)を含む土砂は、中の沢に持ち込まず、トンネル内に、分岐トンネルを掘り、その中に収めることが明らかになりました。


こばやし峠トンネル掘削現場

 これまでも議会で問題になってきました。



 中の沢にお住まいのみなさん、どうぞご安心ください。

 建設委員会には、上田市長が出席し、会議の冒頭上田市長自身から発言がありました。(異例の対応です)

 その内容は、
①中の沢住民の皆様にご心労をおかけしましたが、札幌市の方針が固まりました。

②工事中のトンネル内に新たにトンネルを分岐させて掘り、そこに有害物質(ヒ素)を封じ込める

③分岐トンネルを掘る場所には、ヒ素は含まれておらず、問題ないことが判明した。

という内容です。

 本当によかったです。

2012年11月15日木曜日

市営住宅家賃減免改悪(9)建設委員会で反対

 ついに、札幌市議会建設常任委員会に、市営住宅の家賃減免制度の改悪案が示されました。

 怒りの傍聴者は、70人を超え、傍聴席におさまりきれない人は廊下に椅子を出してもらっておりましたが、(建設委員以外の)議員が傍聴するための席を縮小し、傍聴者みなさん、委員会室に入っていただきました。
 テレビカメラも何台も入り、注目が集まっていることをひしひしと感じました。

 私は、「反対」であることを最初から明確にして、質問しました。



 
 札幌市が示した改悪は、家賃減免制度を受けられる対象者を減らし、医療費は所得から差し引いていましたが、外来通院の医療費については引かないこととする。
 しかも、いちばん所得の少ない入居者に値上げを迫るもので、家賃の80%減免、70%減免を廃止するというものです。
 
 これらが実行されると、家賃減免を受けている人たちから、約3億5千万円の値上げをすることになります。

 市が、市営住宅入居者に行なったアンケート結果をみると、少ない年金で、切り詰めに切り詰めて暮らしていることが、よくわかります。
 しかも、病院通いをしている人や、障がいを抱えている人が多いのです。
 「これ以上、家賃が上がると、食費と病院代を削るしかありません」という声もあります。

 所得が少ない人たちが、安心して住めるようにするのが、市営住宅の役割のはず。

 市が実行しようとしている値上げを中止させるように、なお、頑張っていきます。

2012年11月14日水曜日

2012年第3回定例議会採決一覧表

 札幌市議会第3回定例会が閉会しました。
 最終日には、各議案の採決を行ないました。
 各会派の、議案に対する賛否を一覧表にしましたので、ごらんください。



 日本共産党が、
 反対したのは、
 議案第1号「各会計決算」と、
 議案第2号「病院事業会計決算」の2件で、
 賛成したのは、
 議案第3号から第7号の5件と、陳情1件です。

【1】議案第1号「各会計決算」に反対した理由は、

 ①国民健康保険について、保険料を一世帯当たり9300円値下げできたはずなのに、しなかったこと。


 ②東雁来の子育て支援に特化した市営住宅を計画しているが、子どもが大きくなると強制退去させられる。



 ③基金(積立金)を2798億円もため込んでいるが、市民福祉に活用すべき。

 ④77人も職員を減らし、サービス残業も恒常化していることなど。

【2】議案第2号「病院事業会計決算」に反対したのは、入院病棟の4人部屋で差額ベッドを導入したからです。

 差額ベッドというと、個室か、せいぜい2人部屋ではないでしょうか。
 古い病院では、通常の病室で、6人部屋もありますが、これからは、多くても4人部屋までになっていくと思われます。
 市立病院では、昨年から、4人部屋の差額ベッドを導入したのです。(4人部屋でも、差額ベッドでない部屋もあります)
 4人部屋の差額ベッドは納得できないので、反対です。

2012年11月12日月曜日

市政報告会 モエレ交流センター

 札幌市東区東苗穂のモエレ交流センターで、市政報告会を行ない、多数のご参加をいただきました。
 ありがとうございます。


私が用意した資料が足りなくなりました。申し訳ありません

 第3回定例市議会(9月20日から11月2日)の報告を行ないました。

 日本共産党市議団が、代表質問や決算特別委員会で取り上げた、市営住宅の家賃減免制度の改悪が狙われている問題や、生活保護を受けようと区役所に行っても追い返される人がいる問題などの報告。

 そして、市長が提出した議案のうち、「各会計決算認定の件」、「病院事業会計決算認定の件」の2件に反対し、残り5件に賛成したことも報告しました。



 参加したみなさんからも、感想や質問などを発言していただきました。

 「道路の除雪をした雪を歩道に積み上げるのはよくない」
 「水道料金が急に高くなったと思ったら、水道管から水漏れしていた。修理に1万円かかったが、水漏れ分の水道料金は差し引いてもらった」
 「東雁来に予定されている『子育て世帯だけを入居させる市営住宅』で、子どもが小学校を卒業したら強制退去させられるのはおかしい」
 「札苗緑小学校の児童が増え続けて、学校が満杯になっている。これ以上児童が増えたら教室が足りなくなる。東雁来地域はまだまだ人口が増えるので、文化施設も作ってほしい」

 たくさん要望があります。
 どれも、もっともです。
 地域のことを真剣に考えているみなさんの要望が実現することで、住みよい地域になります。

 これからも、力を合わせていきましょう。

2012年11月11日日曜日

「市制度めぐる論点と課題」講座

 「地方自治問題連続講座」の「市制度をめぐる論点と課題~橋下『大阪都構想』から視えてくるもの」に参加しました。
 講師は、河合博司・酪農学園大学教授です。


 河合教授は、「都市内分権のあり方が問題。都市と農村の関係を、どうやって都市からつくるのか。札幌市でも、公選区長と議会について、検討してみては」とのこと。

 う~ん、また宿題もたされちゃったなぁ。

2012年11月10日土曜日

劇団一揆 Happy Home

 劇団一揆の公演「Happy Home」を鑑賞しました。
 さっぽろ村ラジオの番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」のミキサーゆうみちゃんが、劇団員なのです。
 そして、さっぽろ村ラジオも、公演を支援しています。
 そういうことで、ラジオ番組のアシスタントのジュンカちゃん、(昔からお世話になっている)国際NGO団体役員の伊藤先生と、最前席に陣取りました。
 椅子席ではなくて、座椅子にあぐらをかいて。


 原発の地元の住民の複雑な思い、大人たちの事情に影響を受ける中学生たち。

 「あとは、ごらんになってのお楽しみ」と言いたいのですが、チケットは売り切れです。

 次回公演(未定)も、ぜひ、観に行きたいです。

2012年11月8日木曜日

ラジオ収録裏話(29)マンマ・ミーア

 札幌市東区を中心に放送しているコミュニティFMのさっぽろ村ラジオ(81.3MHz)の番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日午後2時~)の収録を行ないました。

 ゲストは、劇団四季北海道公演本部の松本裕昭さんです。広報担当の永尾めいさんにも、一緒にスタジオ入りしていただきました。


写真右から、永尾さん、松本さん、ミキサーのゆうみちゃん、私、アシスタントのジュンカちゃん

 マンマ・ミーアは、「20歳で結婚なんて早すぎる? 40歳で恋なんて遅すぎる?」というテーマで、ポップスグループABBAのヒットナンバー22曲で構成されています。
 ギリシャの小さな島を舞台とした結婚騒動と母娘の愛情ドラマです。
 札幌では、9月から上演され、来年の1月20日が千秋楽です。
 予約は、0120-489444(ヨヤクシヨーヨと覚える)へどうぞ。

 ゲストの松本さんも、永尾さんも、さわやかで、とてもいい感じの若者です。
 松本さんは生まれ育ちが大阪とのことで、たまに大阪弁が出ます。
 北海道の良さを堪能してほしいですね。


 さて、ミキサー(放送・録音機械の操作)は、まだ不慣れなゆうみちゃん。前回は、ベテラン吉泉さんが隣で指導しながら、やっていましたが、今回から、ついに一人立ち!!
 本人は不安そうな顔。
 私とジュンカちゃんが、「多少失敗した方が面白いんだから、大丈夫だよ」と言って始めました。

 まず、オープニングテーマをかけて、私と、ジュンカちゃんとゆうみちゃんが、それぞれ「こんにちは!」と言って始まりました。
 私の市政報告を行なっている最中に、ゆうみちゃんが、突如両腕をクロス!、バツ印を出しました。

 ・・・ ん? なした??

 「すみません。録音していませんでした」↓↓↓(爆笑)

 ・・・ いいんだよ、いいんだよ。もう一回やり直そう。

 こういう収録が楽しいのです!

2012年11月7日水曜日

札幌市オペラホールに芸術監督を

 札幌市では、2300人を収容できる多目的ホールを計画中です。
 中央区北1条西1丁目につくる再開発ビルの中心になる施設です。

 ぜひ、市民に愛される素晴らしいホールを造りたいと思います。
 しかし、使われないのに、カネばかりかかるムダづかいになるホールになってはダメです。

 建物だけ作って、あとは「興行師が好きなように使ってください」では、「箱モノ行政」でしかありません。

 つくられたホールが、市民の中に芸術・文化をもたらす拠点にならなければなりません。

 そのためには、「ホール(部屋)を貸します」というだけの建物ではなくて、そのホールを使って、市が良質な芸術・文化を提供する発信地にならなくてはならないと思うのです。
 市の芸術・文化への姿勢が問われます。

 私は、議会で、「市が芸術・文化を拠点とするためには、ホール付きの、優秀なプロデューサー・芸術監督を配置しなくてはならない」ともとめました。
 市の答弁は「検討します」だけで、芸術・文化の拠点にしていく意欲は ・・・ 私の期待にこたえるものではありませんでした。

  
 札幌と北海道の文化・芸術を育むホールにしていきたいのです。
 そのために、舞台芸術関係者・市民のみなさんの意見を聞きながら、「いいもの」をつくれるように頑張ります。




2012年11月6日火曜日

丘珠新栄団地会館駐車場の陳情は採択すべきだ

 北丘珠の新栄団地会館の駐車場整備をしてほしいと、議会に陳情が出されました。

 陳情書の趣旨は、

 この地区の公共的な施設は唯一この会館。
 市の広報活動、あらゆる団体の総会、高齢者の健康相談、子ども会のレクリエーションの他、年間36人の葬儀、100人から150人の集会も年間32回。

 この会館は、住民がお金を出し合い、10年間の分割払いで、苦労して建てた。

 北丘珠の住民は、生涯働いてきたお金を、この地に投じ(土地+建物1300万円×1100戸=143億円)、35年間の住民税、固定資産税、その他国税も含めたら283億円以上の投資と納税をしてきた。
 今回もとめている駐車場設置補助金1000万円前後の助成が、なぜできないのか。

 私には、地域の住民が、苦労して、地域コミュニティの維持のために頑張っていることが、伝わってきます。

 日本共産党は、時間をかけて慎重に審議して、ぜひ、陳情を採択したかったのです。
 しかし、この陳情を、自民党・民主党などが否決したのです。
 許せません。

 住民の思いを受け止め、困難なことでも、どうすれば実現できるのか、一緒に悩み、一緒に考えるのが、議会ではないでしょうか。

 住民の思いを踏みにじる議員を許せません。

2012年11月5日月曜日

領土問題、東京オリンピック招致問題での討論

 札幌市議会第3回定例会の本会議で、私が討論を行ないました。
 昨日のブログに書きましたが、市議会で意見書・決議をあげましたが、日本共産党は、
「我が国の領土・主権に関する意見書」と
「2020年オリンピック競技大会およびパラリンピック競技大会の東京招致を求める決議」に反対しました。


 反対理由を明確にするため、私が、討論を行ないました。
 その内容を、簡単にご紹介いたします。

 ①「我が国の領土・主権に関する意見書」について。
 
 この意見書で問題にしている尖閣諸島も竹島も、日本領であることは間違いない。
 尖閣諸島について、実効支配している日本政府は「領土問題は存在しない」と言って、中国と話し合いをしようとしてこなかった。
 竹島について、実効支配している韓国政府は「領土問題は存在しない」と言って、日本と話し合いをしようとしていない。
 これでは、いつまでも問題を棚上げしているだけで、解決にならない。
 尖閣諸島についても、竹島についても、歴史的経過を踏まえ、領土についての国際法にのっとり、道理をつくして、話し合いをすべきだ。
 緊張を激化させるような行動は、話し合う双方とも慎まなくては問題の解決にはつながらない。
 今回の意見書には、「領土・領海に関する体制の強化」(つまり軍事力の強化の意味だと解釈されます)を図ることを求めているが、このようなことを行なえば、国の間の緊張が激化するのは必至であり、冷静な対応を求める立場から反対

 ② 「2020年オリンピック競技大会およびパラリンピック競技大会の東京招致を求める決議」について。

 オリンピック・パラリンピックの素晴らしい意義は十分認めているし、ロンドン大会でも、世界中に勇気と感動を与えた。
 しかし、日本経済の見通しは、長く低成長が続くとみられている。
 オリンピックの施設建設などの費用は膨大であり、それが、将来の日本の重い足かせになる。
 将来の世代に財政負担を残すことは問題
 東日本大震災の被災地の復興が遅れている。
 今は、被災地復興を最優先すべきである。
 「東京でオリンピックを」と強く求める声が湧き上がっているわけではないのに、「東京でやれ」と、札幌で決議を上げる必要はない。


2012年11月4日日曜日

札幌市議会の意見書・決議

 札幌市議会の第3回定例会の最終日、討論・採決を行ないました。
 そこで、国などに提出する「意見書」や、「決議」の採決も行ないました。
 札幌市議会の場合、「意見書」・「決議」は、各会派の幹事長会議に原案を出して、議論し、そのうえで本会議に提出するのです。
 結果を一覧表にして、ご報告します。




 
 「米国の新型の核性能実験に抗議する決議」が、全会一致で可決しました。
 日本共産党札幌市議団は、世界のどこかで核実験が行なわれれば、ただちに抗議する決議案を市議会の幹事長会議に提出します。
 それは、市議会の、自民党も民主党も公明党も他の党もすべて認めて、「すぐに本会議で決議を可決しよう」という合意ができています。
 とても、いいことです。

 こういう議会は、他にないのでは?

 「核実験反対」の議会なのです。

 意見書案の、ピンクの色を付けているのが、「日本共産党市議団」が、「幹事長会議」に原案を提出したものです。

 良い意見が多いのではないでしょうか?