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2016年11月27日日曜日

学童保育研究集会

 「第32回北海道 第36回札幌 学童保育研究集会」に参加しました。

 いつも、オープニングの学童のステージが最高なのですが、今回は、エイサーでした。よっかたよ~!



 基調報告に続き、横浜市立大学の中西新太郎名誉教授の記念講演「人が人の中で生きていくということ」。
 ーーー「生きにくい」と感じる暮らしの背景には社会の崩れがあるそうです。
 スマホやPCで悪意ある投稿をしたことがある人25%。そのうち、(悪意の)投稿して「気が済んだ。すっとした」という人が32%もいるのだそうです。
 子どもの居場所があることが大事です・・・(「子ども食堂」を運営している人たちも「子どもの居場所を作りたい」と言っていたことを思い出しました)・・・
 子育てには失敗も成功もない。子どもに「あなたの人生は失敗だ」と審判を下すのではなく、子どもが自分の人生を大切にできるよう支えることこそ必要ーーー

 ・・・はい、わかりました。心します(宮川潤)

医療と介護の充実を求める集会

 札幌市内で行われた「国の責任で医療と介護の充実を求める北海道集会」に参加しました。


 北海道民主医療機関連合会の太田美季事務局長の基調報告では、医療と介護が全面的に改悪・縮小されようとしていることが明らかとなり、今後の福祉がどうなってしまうのかと寒気がするようでした。

 つづいて、元北海道保険医会会長で三上整形外科医院の三上一成院長、遠紋地域の周産期医療を守る会の岩澤武征さん、札幌認知症の人と家族の会の下村笑子副会長、北海道難病連の鈴木洋史相談室長、日本ALS協会北海道支部の深瀬和文支部長の指定発言。
 フロア発言と続きました。


 政党・議員・首長では、紙智子参議院議員、畠山和也衆議院議員、森井秀明小樽市長が参加していました。

 医療・介護を守り充実させるために、力を合わせて頑張ります。

道営住宅懇談会・調査

 札幌市東区内で、道営住宅入居者のみなさんと懇談会を行いました。


 住宅が老朽化してくると、要望もたくさん出ます。

 「30年住んでいるけど、畳表の交換は1度だけで、ボロボロです」
 「階上の入居者が、引き戸を動かすたびに音が響く」
 「集中暖房だが、暖房の強弱にかかわらず料金は同じ。個別メーターを設置してほしい」
 「天井のホコリを払おうとすると、天井に吹き付けてある粉がぱらぱら落ちてくるので、掃除ができない」
 「レンジフードも流し台も古くなったので、交換してほしい」などなど。

 さっそく、お部屋を見せていただきました。



 畳は擦り切れ、配管の周りの断熱材ははがれています。
 毎日暮らしている部屋のことですから、切実です。
 早く改善できるよう頑張ります。

2016年11月12日土曜日

精神障害者を支援する会20周年

 札幌市内で開かれた「精神障害者を支援する会20周年祝賀会」に参加しました。





 三浦誠一理事長は、20年を振り返り、ご苦労のほどを話していただきました。
 「1981年、障がい者の集いで精神障がいの方たちと出会い、1996年に『精神障害者を支援する会』を結成した。
 以来、事務所は転々としたが、今は、地域の人たちと交流しながら付き合っていくことに、いちばん心をくだいている。札幌市西区八軒地域で、コンビニ経営者などにも、よくしてもらっている。今は、保育園をつくろうとしても反対される時代。八軒地域の方々には暖かく迎えてもらっている」



 来賓の、きょうされん北海道支部事務局長の小畑友希さんは、「『支援する会』おかげで安心して暮らしていける人が多い」と挨拶。



 同じく来賓の紙智子参議院議員は、「国会議員になって初質問が、障害者自立支援法についての質問だった。障がい者の『私たち抜きで、私たちのことを決めないでほしい』という声と運動が政治を動かした」と挨拶しました。

 私は、「精神障がい者の運賃割引を実現するための、道議会請願が全会一致で採択されている。運賃割引の実現のために頑張りたい」と決意表明しました。

 精神障がい者は、偏見を受け、家族からの支援も受けられなくなることもあります。
 しかし、病気や障がいは、誰でも起こりうることです。
 療養しながら、安心して生活できるような支援を作っていけるように、私も頑張ります!!

2016年11月11日金曜日

希望ある未来をつくろうよ

 札幌市東区で「わたしたちの力で希望ある未来をつくろうよ」という集会を行います。連絡先は、日本共産党札幌東区地区委員会です。衆議院議員はたやま和也さんが特別講師としてお話します。

 興味ある人は、気軽に来てください。

2016年11月10日木曜日

小野有五名誉教授講演会

 小野有五北海道大学名誉教授・行動する市民科学者の会北海道事務局長の「北電のごまかしと原子力規制員会の審査の問題点を考える」講演会(主催・原発問題北海道連絡会・国民大運動北海道実行委員会)に参加しました。


 小野先生のお話は、
ーーー泊原発が立地する地盤について、北海道電力は、120万年前からの「岩内層」という岩盤で、ゆっくりとした広域的隆起が起こった場所と説明しているが、本当は12万5千年前の地層で、過去に起きた地震によって隆起した場所だーーー

 それでは、安定した地盤ではなく、今後も活断層による地震が起こりうるということになります。
 日本は、地震列島。
 いつ、どこで地震が起きてもおかしくないと思います。
 やはり、日本に原発があってはならないのではないでしょうか。

2016年11月9日水曜日

札苗地域 介護の集い

 札幌市東区の札苗地域で、介護問題の集いがあり、参加しました。
 基調報告は、「安倍政権が変えようとしている医療・介護の実際」と題して、矢幅操さんが行いました。
 矢幅さんは、看護師でケアマネージャーなので、医療も介護も現場のことがわかるのです。


 矢幅さんのお話は
ーーー後期高齢者医療の保険料特例軽減措置が廃止されると、

Aさん(単身)年金49,500円 保険料4,240円→12,720円
Bさん(子の扶養)年金64,400円 保険料5,260円→26,300円
Cさん(子の扶養)年金64,400円 保険料5,650円→56,500円

保険料が、2倍から10倍になる。
療養病床の廃止も狙われている(3年延期)。

 要支援1,2と要介護1,2の方々のサービスも縮小が検討されている。
 たとえば、デイサービスやホームヘルプサービスが、介護保険から外されて市町村の独自事業に。福祉用具や住宅改修の保険外し(来年の法改正には盛り込まれないことに)などーーー

 私は、昨年、介護報酬削減が行われ、介護事業所の閉鎖が起こっていること、介護労働者の賃金が低いことなど、道議会で質問したことを報告させていただきました。

 北海道議会で、
「後期高齢者医療制度の保険料軽減特例措置の継続等を求める意見書」
「介護保険サービスの適切な確保と介護従事者の処遇改善を求める意見書」がそれぞれ全会一致で可決しています。
 道議会が果たす役割の大きな意味を実感しています。

2016年11月6日日曜日

『40歳からの認知症予防入門』トークイベント

 伊古田俊夫医師の著書「40歳からの『認知症予防』入門」が、講談社ブルーバックスから出版されました。
 そして、紀伊國屋書店で刊行記念トークイベントが行われ、参加しました。


 伊古田先生は、とてもわかりやすく、やさしく話してくれました。
 認知症「予防」は、病気を無くすのではなく、発症を遅らせるののだそうです。
 イギリスでは、認知症「予防」が大きな成果をあげているようです。

 では、「予防」のためには、

 第1は、有酸素運動。
 激しい運動ではなく、息が切れない程度のウォーキング、サイクリング、水中歩行など。
 ハワイの7年間の調査では、1日の歩行が400メートル以下の人は、3.2キロメートル以上歩く人より、1.8倍アルツハイマーの発症が多いそうです。

 次は、減塩など食事の問題。
 伊古田先生は、北海道のラーメンは美味しいけどしょっぱいから、後でのどが渇くと。
 イギリスでは、食品の塩分を制限。例:トマトケチャップには1.8グラムまで。日本では3.3グラム程度。
 イワシや緑黄色野菜などは、予防食になります。

 会場は、ほぼ満席。
 関心のある問題ですね。

こども食堂フォーラム「生まれて初めての外食」

 「北海道『こども食堂』フォーラム In Sapporo」に参加しました。
 100名ほど入る会場はいっぱいで立ち見の方もたくさん出るほどでした。
主催者NPO法人ぐるーぽ・ぴの堀川淳子さん

 「こども食堂」とは、貧困のために十分な食事を摂ることができない子どもや、子どもの安心できる居場所づくりをめざして、ボランティアのお母さんたちがつくっています。
 無料または低額で食事を提供しています。
 親子で食べられるところもあります。

 最初に、北海道大学法学研究科の吉田徹教授の講演「こども食堂の多様性と可能性」。



 
次に、札幌市西区役所健康・子ども課の渡部小奈美さんの「行政から見た子どもをめぐる地域の課題」。

 そして、実践報告。
 1 子ども食堂狸小路10丁目 佐野久美子さん
 2 にじ色子ども食堂 安田香織さん
 3 西野こども食堂kaokao 富塚とも子さん
 4 はこだてこども食堂つくってたべよみんなでたべよ 両角智恵さん
 5 無料学習支援とご飯と遊びの場「おむすびころりん」伊藤美子さん





 吉田教授の講演は、非常に深い内容で、以下のようなことでした。
 ーーー全国で子ども食堂が、急速に増えています。バブルがはじける前から子どもの貧困があり、経済状況だけの問題ではありません。日本の社会保障は現金給付が多く偏っています。外国ではサービス給付も多いです。外国では、児童に対するサービスは無料が多く、日本では有料が多くなっています。日本は、所得の再配分がうまくいっておらず、税の在り方が問題です。しかし、「貧しい人を助けるのは政府の役割ではない」と考えている人が多く、自己責任論が広がっています。ーーー(乱暴な要約でごめんなさい)

 渡部さんは、ーーー区役所に相談に来る人の特徴として、①孤立~親と子だけで生活し、近所付き合いもない場合、こどもが年相応の常識を身につけられないこともあります。②自信なさ~親が、自分の親との関係がうまくいっていないことがあり、子どもへの態度に一貫性がなく、そのことに、子どもが気付くことがあります。頑張るべき時に頑張れなくなってしまうことも。---

 各子ども食堂からの報告では、---初めて来た親子(生活保護受給)が食事をし、お母さんが「この子にとって生まれて初めての外食なんです」と言った方がいたそうです。
 どこの子ども食堂も、スタッフはボランティアで、お母さんが多いみたいです。
 食材も、無料で提供を受けられるようにお願いして、苦労してやっています。もちろん、購入しているものもあります。

 とても印象的だったのは、どの子ども食堂もとっても楽しそうに報告していたことでした。
 子ども食堂のような取り組みが、広がっていけばいいなと考えています。

2016年11月3日木曜日

温泉硫化水素中毒

 道議会保健福祉委員会で、温泉施設中毒問題を取り上げました。



 2014年10月、北海道十勝管内足寄町の温泉で入浴中の男性が、硫化水素中毒とみられる症状で重体となり現在も意識不明です。
 その事故後、道内の温泉施設のいっせい調査が行われ、9施設で硫化水素の環境省の基準を超えていたことがわかりました。
 そのうち、6施設で改善されました。
 しかし、残る3施設のうち、1施設は最近営業を中止しました。
 私は、この経過を確認して、改善を求めました。

 保健衛生担当局長は「基準を超えている施設について、早期に改善が図られるよう指導・助言を行う」と、保健福祉部長は、「年内をめどに施設の監視頻度や硫化水素濃度の測定規定等について、新たに温泉監視指導要領に盛り込み、監視指導を強化する」と答弁をしました。

 硫化水素は、法律で規制されているものではありませんので、強制的な措置は難しいようです。
 しかし、浴室内の換気を良くすることで、改善できる場合もあります。
 道民も観光客も安心して入浴できる温泉にしなくてはなりません。ただちに、改善させるようにしたいです。