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2011年11月29日火曜日

札幌市議会第4回定例会はじまる

 札幌市議会の第4回定例会が今日、始まりました。
 12月14日までの比較的短い議会です。
 日本共産党は、7日に代表質問を行ないます。


 12月の議会は、年末に向け、また来年度の予算編成をにらみ、代表質問が中心になる議会です。
 また、選挙管理委員の選出も行ないます。問題のある選出になりそうです。このことは、また、後日、お知らせしていきます。


 今日は、市議会の共産党、自民党、民主党、公明党、市民ネットワーク、みんなの党が、共同提案で、長期欠席議員の報酬減額について、議決しました。
 議会改革も、一歩一歩進めていきたいと思います。

スポーツ施設の改善要請

 スポーツ施設の改善の要請が行なわれました。
 登山・テニス・水泳・卓球の各団体が加盟している総合的なスポーツ団体「新日本スポーツ連盟」が、毎年、市議会の各会派に協力を要請し、札幌市に具体的な要望を出し、交渉しているのです。


 スポーツ団体は、各種目ごとに団体をつくり、様々な要望行動も、種目ごとに行なわれることが多いと思います。
 ところが、この団体は、各種目の代表が集まり、スポーツ全般の要望を束ねています。


 空沼岳登山口にトイレを
 モエレ沼公園テニスコートの通路の改善
 平岸プールのシャワー室の改善
 区民体育館での卓球の器具の配置改善


など、要望は多岐にわたり、各種目の代表者が、市の担当者に説明し、改善を求めます。


 私も同席させていただき、勉強になります。


 今後は、さらに、参加団体(種目)が増えて、お互いに協力し合い、スポーツの総合的な発展に力を合わせていければいいと思います。


 いろいろなスポーツ団体のみなさん、どうぞ、参加して一緒にがんばりましょう!

2011年11月28日月曜日

共産党市議団への礼状

 私ども日本共産党札幌市議団に礼状が届きました。
 第3回定例会で、意見書を提出、可決したことに対して届けられたものです。


2011年11月10日
札幌市議会 日本共産党 御中
地域医療と国立病院の充実を求める札幌連絡会
 会長 八田克弘
意見書採択のお礼

貴職におかれましては、常日頃から地域医療の充実にご尽力いただき、心から敬意を表します。
 さて、先の第3回定例市議会において、「地域医療と国立病院の充実を求める意見書」が採択されましたこと、まことに喜ばしいかぎりです。
 この意見書採択にあたり、貴会派の議員の皆様方のご尽力をいただき心から感謝申し上げます。
 私どもとしまして、この意見書採択の成功を力に、なお一層国立病院の機能強化を通じて、地域住民のいのちと健康を守る取り組みにまい進していく所存です。
 今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

黄色回転灯、判明

 札幌市東区北41条東1丁目から7丁目あたりでみつけた謎の黄色回転灯


 ・・・ 何かわかりました!!!


  流雪溝の事故を知らせる非常回転灯 でした。


 札幌市内には6か所の流雪溝があります。ここにも流雪溝があるのです。
 流雪溝は、温度10℃くらいある下水処理水を、道路の地下に作られた排水溝に流し、そこに投雪し、雪を融かしながら流していくものです。


 それが事故などにより「雪を投げ込んではダメですよ」と知らせるための回転灯です。


 札幌市内には、流雪溝の他に、融雪槽(地下の巨大タンクに水をためて、雪を投げ込む)、融雪管(地下の巨大な土管に雪を入れる)などがあります。

2011年11月27日日曜日

雇用対策の「政策入札」実施せよ

 札幌圏の高卒予定者の就職内定率(8月末現在)14.6%
 一年前の8月末でさえ、16.7%だったから、それよりも厳しい状況。


 高校3年生、暗い気分でいるのかもしれません。
 確かに、就職決まらない気分は、つらいでしょう。


 私は、札幌市が、あらたに正規雇用をした企業には、「ご褒美」出したらいいじゃないかと、提案しています。
 「ご褒美」とは ・・・


 札幌市が、工事や、その他の仕事を発注します。
 その時は、「競争入札」です。(いくらで仕事を請け負うか、金額を書いた紙を入れます。一番安い金額を書いた企業が、仕事をとれる)
 あらたに正規雇用をした企業には、点数を上乗せして、落札しやすくする。または、正規雇用した会社だけを集めて、その中で、競争入札する。


 「市の仕事を取りやすくなりますよ」ということで、正規雇用を促すのです。
 こういう誘導策を「政策入札」と言います。


 これだと、市が、カネを使うわけではありませんから、税金の無駄使いにはなりません。
 そして、民間企業に対して、正規雇用を促すことになるのです。


 しかし、「政策入札」だけで正規雇用が急激に増えるところまではいかないと思います。
 根本問題は、経済全体が良くなることです。


 そのためには、中小企業向けの仕事を増やすこと、福祉をしっかりさせて暮らしを支える、市民が安心して暮らしていけるようになると、生活を楽しむ余裕ができる、モノが売れる、地域経済が良くなる。これが一番大事なことです。


 しかし、「政策入札」も、雇用と経済を良くするための一つの方法です。
 可能性があるものは、すべてやってみる積極性が、札幌市に必要です。

「大きな実」は・・・

 11月20日のブログ「大きな実」、わかりましたか?




 答えは、「かりん」です。


 メールで「わかんない」という人もいましたよ。


 私は、喉が弱いです↓↓
 選挙の時、演説すると、すぐに声が枯れて出なくなってしまいます。 「声の出し方が悪いのだ」とも言われますが、なかなか改善できません。


 ですから、「のど飴」は必需品です。


 選挙本番では、1日30回以上演説します。
 どうしても、力が入ってしまいます。


 演説が終わって、選挙カーに乗り込んだ時に、いちいち「うがい」をします。
 そのほか、朝起きた時、昼ごはん休憩のとき、晩ご飯休憩のとき、家に帰った時に、吸入をします。


 ・・・ それでも、声が枯れます


 のど飴は、必需品です。「かりんののど飴はいいよ~」と言われて、愛用しています。


 20日の写真は、お世話になっている喉飴の「かりん」でした。
 しかし、本物の「かりん」を見たのは、私も初めてでした。
 

ラジオ収録裏話(10)ゲストなし

 先日、さっぽろ村ラジオ(FM 81.3) 火曜日 午後2時からの番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね!」の収録を行ないました。


 このブログからの上の方のボタンで、ラジオ局にメール送信ができます。
メッセージ・リクエストをいただいた方には、ラジオ局から、リスナープレゼントもありますよ。
★ここをクリックして
どうぞ、メッセージをお寄せいただいて、リスナープレゼントをご利用ください。


 今回の収録で、ゲスト出演をお願いしていたのは、議員でした。
 ところが、当日、議会の委員会が開かれ ・・・ 長引いて、収録に間に合わない!!


 まぁ、しょうがないや!!


 1人でやりました。
 30分といえども、一人では間が持たないですよ↓↓
 いつもは、2曲かけているところを、3曲にしました。
 そのうち、1曲はリクエスト曲ですが、残りの2曲は ・・ なるべく長い曲を ・・ ということで、5分以上の曲を2曲 ・・ これで10分もたせられる ・・ などと、セコイことを考えました。


 ゲスト出演をお願いするのは、かなりのストレスです。
 どうせお願いするなら、面白い話をしてくれる人 ・・・ 面白いというのは、面白おかしいということではなくて、興味深い、その道の専門家のウンチク話をしてもらえるといいなと、思っています。
 ところが、「その道の専門家」という人は、みなさん忙しくて大変なのです。


 今までゲスト出演をお願いした人は、「いいですよ」と、快く引き受けてくれました。ありがたいです。
 そして、10分程度の話を、2回(2週分の収録)します。
 毎回、ゲストとのトークは、とても楽しいです。楽しいのですが、お願いするのが、(気後れして)ストレスなのです。


 今回は、1人で、1週分だけ収録しました。また、来週分はあらためて収録します。


 聞いていただける方は、お楽しみに!

イルミネーション

 クリスマスが近づくと、街にイルミネーションが飾られるのは、全国的な傾向のようです。
 札幌市では、大通公園に、イルミネーションのためのオブジェが設置されます。


 年中きれいなのが、テレビ塔の電飾と、ノルベサ(観覧車)です。

 これらの写真は、市議会日本共産党の部屋(17階)から、窓越しに撮影したもの。


 以前、テレビ塔の電飾が消えて真っ暗になったことがあります。
 遅くまで、議会準備のために残っていた時、消えてしまったことに気づき、テレビ塔に「消えちゃいましたよ」と、電話したことがありました。
 担当者の方が確認し、「コンピューター制御がきかなくなった」とのこと。すぐに、回復しました。

2011年11月24日木曜日

沿道の黄色回転灯は何でしょうか?

 札幌市東区の北41条東1丁目から7丁目あたり、丘珠空港通り沿いに、不思議なものをみつけました。

















 歩道の車道に近いところに立っていて、上部で曲がり、車道側に入り込んでいます。一見すると街路灯のようですが、
 先端には、上向きに、黄色の回転灯のようなものがついています。

 高い所に、上向きの光を発しても、車からも歩行者からも見えないはず。
 では、丘珠空港を発着する航空機のためでしょうか? それなら、かなり強い光を発しないと見えないような気がします。

 長年、東区に住んでいますが、初めて気がつきました。

 いったい、何でしょうか?
 ご存知の方、教えてください。

2011年11月23日水曜日

「なくそう原発」3000人集会

 「とめよう!なくそう!原発」集会が、札幌市大通西8丁目で開かれ、デモ行進も行なわれました。


 寒い中、3000人もの参加でした。
 日本共産党札幌市議団も5人そろって参加、はたやま和也さん、紙谷恭平さんと、横断幕をもってデモ行進しました。


 集会では、紙智子参議院議員、福島の農家の方の訴えなど、心を打たれるものでした。
 福島では、柿が実っても出荷できなない、耕作地に帰ることもできない、そして避難者も複雑な思いでいるそうです。


 原発の事故は、取り返しのつかないことになります。「泊原発を止めてほしい」の声を生かしてほしいと思います。




2011年11月22日火曜日

老人福祉センター、有料化で入浴利用3分の1に

 札幌市内の10区に、各1ヶ所ずつ、老人福祉センターがあります。
 高齢者が、無料で、囲碁・将棋、カラオケなどを楽しんだり、なんといっても人気だったのは、お風呂に入ることでした。


 ところが、昨年、入浴は有料化され、200円かかるようになってしまいました。


 10ヶ所合計で、利用者は、無料の昨年3月、22,156人でした。
 有料化後の、今年9月には、6,776人と、3分の1以下に激減してしまいました。


 「わずか200円」、「風呂に入るんだったら金を払うべき」と言う人もいるかもしれません。


 しかし、利用者が3分の1以下に減ってしまったのですから、「有料化は影響が大きく問題だった」と考えるべきではないでしょうか。


 高齢者の楽しみを守るように頑張るのが、行政のあるべき姿だと思います。
 このうえ、敬老カード(高齢者の交通機関割引カード)まで、縮小することになったら、ひどすぎます。

2011年11月21日月曜日

I am a communist! (私は共産主義者である!)

 札幌にある韓国総領事館の方々と、市内で懇談しました。


 韓国側は、総領事、領事の方々。
 こちらは、札幌市議会日本韓国友好議員連盟 ・・・ 札幌市議会議員の中で、韓国との友好を深めようとする議員有志の集まりです。私は、その副会長をしています。


 韓国には、国家保安法という法律(反共法)があり、「共産党」は、禁止されています。まるで、昔の日本の治安維持法みたいです。


 ですから、私が10月、札幌市と韓国のテジョン市が姉妹都市提携1周年記念行事でテジョン市に行った時、テジョンの市議会議員は、目の前の私が「共産党」だと聞いて、イスからひっくり返りそうになるほど驚いたのです。


  「また驚かせては気の毒」と思い、今回は黙っていたのですが、韓国でのことを知っている回りの議員が黙っていません。「この人、日本共産党です!」


 しかし、さすがに日本に住んでいる人たち、驚きませんでした。「日本共産党は、北朝鮮労働党と違いますね」 ・・・ 回りの議員たち、少し期待外れ↓↓


 私は、I am a communist !!!


 

2011年11月20日日曜日

大きな実

 いただきものですが、初めて見る大きな実。
 なにかわかりますか?


 ヒント 喉にいいらしいです。

2011年11月17日木曜日

落ち葉の中をウォーキング

 札幌市東区のパープルロードを、ウォーキングしてきました。
 夏にも、ご一緒させていただきました。
 そして、藤の木が枯れていることを知らされ、土木センターとも相談、その後、議会でも取り上げて、藤の木が元気に成長できるパープルロードにするよう訴えてきたところです。
 札幌市も、前向きに考えてくれています。
 秋の枯れ葉の中のウォーキングも、いいものです。
 市は、すでに、道の補修や、木の剪定などをはじめています。
 毎週、歩いている方が、「ここも直してくれたよ」などと教えてくれました。

2011年11月15日火曜日

ラジオ収録裏話(9)寅次郎紅の花

 先日、さっぽろ村ラジオ(FM81.3)、毎週火曜日、午後2時からの番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね!」の収録をしました。


 ゲストは、石川満さんです。
 石川さんの肩書きは、ありません。勤めを定年退職された方です。
 東日本大震災後、宮城県気仙沼市にボランティアとして、行ってきたということで、お話を聞かせていただきました。


 札幌に帰って来てからは、介護施設にボランティアに行っているそうです。


 「ボランティア論」も拝聴いたしました。
 ボランティアは、忙しい施設職員とは違った役割を果たせると。


 そして、石川さんは、フーテンの寅さんの話を始めるのです。
 「え~と、あれは第何作目だったかな。寅さんが、阪神淡路大震災の後、ボランティアとして神戸に入るんですよ」
 宮川「えぇ、それは最終話、48作目ですよ」


 私は、「神戸にボランティアに行くのが第48作目」とは、知りませんでした。
 収録直前に、石川さんが「私が『あれは第何作目でしたかね』というから、宮川さん、『最後の第48話です』と言うんだぞ」と、仕込まれたのです。
 こういうのは「やらせ」とは言いません、罪がありませんから。言うとすれば、「台本」です。



2011年11月14日月曜日

大都市の財源拡充要望

 「大都市財政の実態に即応する財源の拡充についての要望」を、日本共産党の国会議員団に提出してきました。


 「大都市財政の・・・」は、全国の政令指定都市(19市)の市長と議会が共通で、出す要望です。
前列が、各政令指定都市の共産党の市議。左が私。
 それは各省庁に提出済みです。
 今回は、日本共産党の各政令指定都市の議員が1名ずつ東京に集まってきて、
日本共産党の国会議員に、要望事項を伝えるのです。
共産党の国会議員。右が紙智子参議、その隣が大門実紀史参議。
 私は、生活保護の財源について、国の計算の仕方が不適切なために、札幌をはじめ大都市で財源不足になっている。「改善すべきだ」と発言し、関係資料を提出してきました。


 各都市の議員から、震災復興の問題や国民健康保険の問題などが出されました。聞いているだけでも、ためになると思いました。
 今後、全国の日本共産党の政令指定都市の議員と、国会議員の交流・懇談会などを開いていただいて、問題意識を深めあいたいと思いました。
日帰り出張は、疲れました。


 

2011年11月13日日曜日

大地震でアスベストが飛散する

 1995年に阪神淡路大震災がありました。
 多くの建物が倒壊したため、その解体・撤去作業が行なわれました。
 倒壊した建物に、アスベストを使用しているものが、たくさんあったと思います。
 解体作業にあたっていた労働者が、2008年、悪性中皮腫(癌)になり、労災認定されています。
 通常、アスベストにより、悪性中皮腫を発症するまで、20年から50年と言われています。
 今年で、阪神淡路大震災から16年になります。
 作業にあたった方、近隣に住んでいた方など、不安を抱えているのではないでしょうか。


 そして、東日本大震災でも、たくさんの建物が倒壊しました。アスベストを使っている建物も多かったと思います。


 札幌はどうでしょう?
 議会でも問題になりました。


 「もしも大地震で、アスベストを使っている建物が倒壊したら、どうするのか?」という質問に、
 市の答弁「水をかけて飛散を食い止めることになっています」


 建物が倒壊するような大地震なら、がれきの下に死傷者もたくさんいるはず。救助に必死になっているときです。
 その時に、「アスベストだから」と言って、水をかけている暇なんてないんじゃないですか。
 だいたい、水出るんですか? 地震の後は断水することもあるはずです。


 市は、1000㎡以上の建物の調査をして、アスベストの有無について、把握しているそうです。


 今から、アスベストを使っている建物には、除去するように強力に指導すべきです。
 建物所有者が除去できないという場合、その工事のための融資を受けられるようにするなどの支援を検討してはどうでしょう。



札幌市は温暖化対策できるのか(3)

 札幌市が温暖化対策として、二酸化炭素が出す量を減らす。
 いつまでに、どれだけ減らすのか、目標が決まっています。


 1990年に出していた二酸化炭素の量は、934万トンでした。
 2020年には、それを25%減らし、701万トンとしか出さないようにする。
 そして、2050年には、80%減らして、187万トンしか出さないようにする。


 果たして、この目標を、どうやって達成させるのでしょうか。
 その道筋が、しっかりしていないと、目標は絵に描いた餅になってしまいます。


 そこで、札幌市は、2020年に25%削減の目標を達成するために「10のアクションによるシナリオ展開」という、二酸化炭素を減らすための具体的な方法を示しました。


 それは、


1、北国基準の省エネルギー住宅の普及に向けた展開
 札幌市版住宅基準が普及し、新築戸建て住宅の100%が、その基準を達成しています。
 住宅のおよそ30%が国の次世代(1999年)基準を達成しています。
 
2、高効率給湯・暖房機器の普及に向けた展開
 給湯機の85%、暖房機の50%が高効率機器となっています。
 
3、木質バイオ燃料の導入・利用拡大に向けた展開
 地域熱供給事業者で年間4.5万トンの木質バイオ燃料が消費されるなど・・・・(以下略)
 戸建て住宅の3%にペレットストーブが導入されています。


4、再生可能エネルギー等の利用拡大に向けた展開
 (略)


5、次世代自動車や公共交通機関等の利用拡大に向けた展開
 市内で購入される新車(乗用車)の50%以上が、次世代自動車となり、市民の多くがエコドライブを実践しています。
 公共交通機関・徒歩・自転車による移動を積極的に展開し、自動車の利用は極力控えています。


6、エコライフの定着・拡大に向けた展開
 ほぼすべての家庭での家電製品が省エネ製品となっています。
 市民全員が環境に配慮した行動を選択し実践しています。


7、事業活動によるCO2削減に向けた展開
 (略)


8、太陽光発電設備の導入拡大にむけた展開
 戸建て住宅の約20%に太陽光発電設備が設置されています。
 (以下略)


9、(略)


10、地域のみどりの育成に向けた展開
 (略)




 この目標は、市民頼みという感じです。
 市役所は、これらのために、「支援をする」などとしていますが、それが、具体的でないのです。


 2020年までの「10のアクション」を本気で進めるのであれば、札幌市は、どの程度まで進んだか、毎年、達成度を検証しなくてはなりません。
 そして、計画通りに進んでいないものがあれば、支援を強めるとか、目標を低くして、そのかわり別の取り組みで二酸化炭素を減らすなど、必ずやりとげる仕組みを作らなくてはなりません。


 札幌市の「本気度」がためされています。







2011年11月11日金曜日

札幌市は温暖化対策できるのか(2)

 札幌市で、温暖化対策として、二酸化炭素の排出を減らす計画があるのに、増やしている問題について、書きました。


 なぜ、増えているのか?
 その原因を一言で単純に言うことはできないとしても、私は、市の取り組む姿勢に、真剣さを感じていません。


 昨年の3月、予算特別委員会で、この問題を取り上げました。
 そのときの、質疑応答の要約を掲載します。



H22年 311日 予算特別委員会

◆宮川潤 委員 温暖化対策の緊急性、重大性の認識についてお示しください。

◎環境都市推進部長  市政の最重要課題の一つとして位置づけている。

◆宮川潤 委員  ことし、1990年よりも6%削減するとしております。目標達成の見通しをお示しください。

◎環境都市推進部長  10.5%増加している状況。目標の達成は厳しい。

◆宮川潤 委員  二酸化炭素を減らす計画をつくったのに、ふやした。このことについて、どう総括し、どう責任を感じているのか

◎環境都市推進部長  ふえている理由は、家庭部門では、世帯数の増加や電化製品の大型化、多様化。業務部門では、建物の面積の増加に伴う冷暖房需要の増加、OA機器の普及など、全国的にCO2排出量が増加している。札幌市では特にこの家庭部門と業務部門の割合が大きいことから、この傾向が顕著に出てきているものと分析している。

◆宮川潤 委員  どう責任を感じているのかと伺いました。取り組みが不十分だったということに対して責任を感じてなければ、今後、前進に転じることはできないと思いますよ。どう考えているのか、改めて伺います。

◎環境都市推進部長  全国的な傾向で増加しております。

◆宮川潤 委員  札幌市が立てた目標でしょう。6%削減する、それができないのは全国的傾向だ、こんな話になりますか。どう責任を感じているのか、感じていないんですか

◎環境都市推進部長  国におきましても増加傾向、京都議定書の削減目標を達成していく指示を出している。札幌市も、こういう考え方で札幌市の目標について国と一緒にやっていきたい

(ここで、環境都市推進部長の上司である環境局長が手をあげます)

◎環境局長  減少させるという目標に対して実態は増加していることについて、札幌市といたしましても非常に重たい問題であるというふうに重く受けとめております。この重く受けとめていることを踏まえまして、さらなる取り組みを進めて、削減に向けて取り組んでまいりたい

◆宮川潤 委員   基本的な姿勢が改めて問われます。
熱意を持って取り組んでいただきたい。


 私は、この時のやり取りで、「どうも本気で二酸化炭素削減に取り組むつもりはなさそうだ」と感じました

 しかし、本気になって取り組まなければ、温暖化は進行してしまいます。

 ですから、市役所に「本気」を求めているのです。

 なお、上記の質疑応答の全文は、こちらをごらんください。


 ここをクリック


2011年11月10日木曜日

札幌市は温暖化対策できるのか(1)

 地球温暖化対策は、緊急かつ重大な問題です。このまま温暖化が進むと、異常気象をまねき、食糧生産にも重大な影響を及ぼすことも考えられます。
 ですから、温暖化をまねく原因である二酸化炭素などの温室効果ガスを出さないように対策を取らなければなりません。


 札幌市も、二酸化炭素などを出すことを減らす計画をもっています。


 1990年度には、二酸化炭素などの温室効果ガスを、934万トンも出していました。


 ですから、目標は、
 2020年度には、25%削減(701万トンにする)
 2050年度には、80%削減(187万トンにする)


 ・・・ところが、2008年度、減らすどころか 6.6%増加


 こんなことで、大丈夫なのか!!




 

2011年11月9日水曜日

市議会から国への意見書

 札幌市議会では、年に4回の定例議会ごとに、国に対する意見書を提出します。


 意見書は、各会派が原案を、幹事長会議に出し、そこで
「ウ~ン、賛成したいんだけど、ちょっとこの言い回しではねぇ・・・」とか、
「この項目だけ削除してもらえると賛成できますけど、どうですか?」
「いやぁ、そういう修正をしたら、肝心な部分が骨抜きになります。ですから、これぐらいでどうでしょう?」
なんていうやり取りをします。


 ここがかけ引きですね。


 11月7日、札幌市議会第4回定例会の最終日、12件の意見書を可決しました。
 そのうち、賛否が分かれたものを、ご紹介します。


◎「子ども・子育て新システム」の撤回を求める意見書
○賛成・自民、公明、共産、市民ネット、市政改革クラブ、みんなの党、×反対・民主


◎地域医療と国立病院の充実を求める意見書
○賛成・自民、民主、公明、共産、市民ネット、市政改革クラブ、×反対・みんなの党


◎母子家庭の自立対策の充実を求める意見書
○賛成・自民、民主、公明、共産、市民ネット、市政改革クラブ、×反対・みんなの党


 残りの9件は、全員賛成です。