さっぽろ村ラジオ(FM 81.3   インターネット NEW ZONE FM で、全国で聴けます)
                毎週火曜日 午後2時からの番組 「宮川じゅんの待たせてゴメンね!」 お聴きください

生活相談など、私への メール ⇒ ■ここをクリック■ (個人情報をわからないようにして公開することがあります。非公開希望の方は、「非公開希望」を書いてください)
                     
                 ブログへの「コメント」は、内容を確認させていただき、ブログの趣旨に合うものを公開します。

生活保護問題を中心にしたブログ「宮川じゅんの生活保護相談ブログ」http://matasete-soudan.blogspot.jp/もあります。ごらんください。         

2013年10月11日金曜日

代表質問⑧保育問題

 9月26日に行った私の代表質問の内容を順次お知らせしています。
 今回は、保育問題についてです。

◎宮川質問~利益最優先の企業が、保育に参入すると、保育の質が守られないのではないか?
 札幌市では、営利企業の進出は抑制すべきではないのか?

▲市答弁~企業が設置する認可保育所も、社会福祉法人と同じ基準で運営されており、保育の質は確保できる。
 札幌市では、これまでも企業による設置を可能としている。

◎宮川質問~市長は記者会見で「国基準に合わせると札幌市の(4月1日の)待機児童は398人」と言ったが、その他に、1ヶ所の保育所にだけ入所申し込みをしている待機児童が359人いる。
 さらに、認可保育所に申し込みをしても入れず、保育ルームなどに通っている児童が61人いる。
 加えて、入所申し込みをしても入れず、親が主に自宅で求職活動をしている児童が215人いる。
 これらを全部合わせた本当の待機児童は、1033人だ。
 市は、「2014年度までに待機児童をゼロにする」と言っているが、「隠された待機児童」も含めた1033人も含めた「ゼロ宣言」なのか?

▲市答弁~2014年度までに、国定義の398人を最優先に解消していく。
 保育を望むすべての保護者が安心して必要なサービスを受けられるよう保育環境の整備に努める。

****再質問****

◎宮川再質問~来年度には、国定義の398人だけなのか?
 「保育を望むすべての人」の待機児童解消は、いつまでにやるつもりなのか?

▲市再答弁~まず、当面の目標は、国定義の部分についてしっかりとやってまいりたい。
 お困りになっているみなさんについては、なるべく多く対応してまいりたい。


※保育所の入所申し込み用紙には、第1希望の保育所から、第3希望まで記入できるようになっています。
 かつて、市は、第1希望の保育所だけしか記入していない人は、「待機児童数」から除いていたのです。
 2009年、日本共産党の代表質問で、その問題を暴露しました。

 そして、「1ヶ所だけを希望している人を、待機児童数から除いていることを市長は知っているのか」と質問しました。

 市長は、承知していなかった。重要なご指摘。
 今後は、1ヶ所しか希望していなくても、入所を待っている方の人数は合わせて示していく。
 第1希望のみの方も、保育に欠けるすべての方々に対して、自治体が保育責任を有している。
 保育所整備計画を立案中だが、第1希望のみの方も含めて保育需要を推計して、保育所整備計画を立てる」としました。

 つまり、第1希望のみの人を差別しないという趣旨だったと思われます。
 保育所の整備計画にも、第1希望のみの人も含めて考えるという内容です。

 その後、「2014年度までに待機児童を解消する」と言いながら、いつの間にか、1ヶ所のみ希望している人は、除外しているのです。
 私は、1ヶ所のみの人も含めて待機児童を解消する見通しが持てなくなってきて、目標を割引きし始めたように感じます。

 保育を望むすべての人が、認可保育所に入所できるように、札幌市は保育責任を果たして頑張っていただきたいです。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

保育所の利用を望まないお母さん達が、経済的事情等で、仕方なく保育所等を利用せざるをえない現状の改善も、同時に必要だと強く感じます。
共働きを望まない人達も数多く存在してます。

宮川 潤 さんのコメント...

匿名様 コメントありがとうございます。
「保育所の利用を望まない」、「共働きを望まない」という方も多数存在します。
しかし、経済的事情で共働きせざるをえない⇒保育所を利用せざるを得ないということです。
アベノミクスと言いますが、その恩恵は、ごく一部の方に限られているようで、一般市民は、正規雇用につくことさえ難しく、賃金も低く抑えられていることが大半です。
福祉も大変ですが、経済も厳しいというのが、今の日本の実態ではないでしょうか。