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2012年8月28日火曜日

元・北電水島能裕氏「電力不足にならない」

 元・北海道電力社員であった水島能裕(みずしま・よしひろ)氏の講演を聞きました。



 大変、勉強になりました。

 北海道電力は、電力不足を示唆し、計画停電の予定カレンダーを配布しています。
 道民は、大変不安な思いをしながら、節電に協力しています。

 水島氏は、「原発がなくても電気はまかなえる」としています。
 その内容をご紹介します。

 北電の設備は、742万kW(キロワット)
 そのうち、原発は207万kW。
 原発以外は、535万kW。

 夏場の最大の電力消費は、2006年8月9日の507万4千kWですから、原発を稼働しなくても大丈夫です。

 過去最大の電力消費は、2011年1月12日の578万8千kW。

 これだと、北電の原発以外の発電能力、535万kWでは足りないように思いますが、実は、企業が発電し、北電に卸している(または小売している)電力があるのです。それは、

 パワーエンジニアリング 25万kW(石油火力)
 エコエナジー 6万kW(水力)
 電源開発 21万5千kW(水力)
 北海道企業局 7万kW(水力)
 風力 30万kW。
 太陽光 5千kW。
 日本製紙釧路発電所 8万kW(石炭)
 JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所 5万kW(残渣油)
 新日鉄室蘭発電所 10万kW(副生ガス、石炭)
 三菱電機 2ヶ所 2千kW(石油)
 出光興産 1万5千kW(石油)
 王子製紙苫小牧火力発電所 26万8千kW(重油等)

 これらの企業の発電の合計が、141万5千kWです。
 さらに、冬場に最大の電力消費をするのは、北海道だけですから、本州から電力を送ってもらう事が可能になります。それが、60万kW見込めます。

 ですから、
     北電の原発以外の発電  535万kW
     企業の発電         141.5万kW
  +) 本州から            60万kW
    -------------------
     合計              736.5万kW

(原発以外の電力)736.5万kW ー(過去最大電力消費)578.8万kW = 157.7万kW

 157万7千kWの余裕があり、電力不足にはならないという計算になります。



 北海道電力が、計画停電になる予定表を配布したのは、道民に対する脅しのような感じがします。

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