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2013年5月21日火曜日

許せない!偽装質屋

 最近、偽装質屋が問題になっています。

 質屋は、鎌倉時代から続く金融機関で、物(質草)をもって行くと、その価値に応じたお金を貸してくれるところです。
 お金を返せない場合でも、取り立てはありません。
 預けたものを返してもらわず、あきらめれば、それでよいのです。

 質屋さんは、預かったものの鑑定を行ない、保管しなければなりませんし、お金を貸すのは3カ月間と短期間であるため、サラ金の金利(20%)よりも高い109.5%まで認められています。

 それを悪用したのが、偽装質屋です。

 質草は、「どんな安ものでも構わない」、ときには「100円ショップで何か買ってきて質草にすればいい」と言うそうです。
 質草の鑑定などしないのです。

 そして、年金の受給額よりも少し少ない金額を貸し、年金が振り込まれると、元金と利息を自動引き落としするのです。

 借りた人は、年金のほとんどが引き落とされているため、また借りる。
 再び、元金と利息分が引き落とされている。

 借りた人はこの仕組みから抜け出せなくなり、際限なく借り続け、元金と利息を払い続けることになるのです。

 私の知っている良心的な質屋さんは、「炊飯器を質草として持って来られると、ドキッとするよ。さぞ大変なんだろうなと思って多めに貸すよ」と言っていました。

 家族の病気や、親戚の不幸など、急な出費の時に、貸してもらってしのぎたいということがあります。
 お金がなくて、切ないことがあるのです。
 貸してもらってありがたいのですが、すぐに全額返せません。
 月々少しずつ返していけるような、庶民を支えてくれる制度が必要です。

 偽装質屋は、少ない年金で暮らしている高齢者から、お金を絞り取り続けるとともに、良心的な質屋さんの信頼まで傷つけるものです。
 人の弱みにつけこんで、利子を取り続けることは許せません。

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