「どうする、北海道の原発とエネルギー」学習会に参加しました。
会場は札幌市の東区民センター視聴覚室でしたが、想像以上の参加者数でした。
さて、大半の方々は「原発はない方がいい」と思っていらっしゃいます。
しかし、「原発を止めると、停電を余儀なくされ、不自由を強いられる」 ~ こういう思いがあって、「すぐに停止というわけにはいかないだろうなぁ」と、おっしゃる方が結構多いのです。
では、北海道の場合はどうでしょうか?
道内には、泊原発1ヶ所しかありません。原発がたくさんあるならば、全部をすぐに止めるということは難しいでしょう。
しかし、幸いにも、北海道に原発は1ヶ所しかないのです。
今回の学習会では、
泊原発以外の道内の発電所(火力・水力など)で、619万kwの発電が可能であること。
道内で使用される最大電力(1日)が、579万kw程度(2010年1月12日)であることが、示されました。
つまり、数字の上では、泊原発がなくても、道内の電力をまかなうだけの発電所はあるのです。
ただし、発電所が故障などにより、使えない場合には、電力不足になるためめ、太陽光発電や風力発電などを含め、電力供給の仕組みをつくる必要はあります。
いま一番大事なことは、期限を決めて、原発から撤退する方針を、政府が決めることです。
野田首相と民主党は、「脱原発」の方向をはっきり示すべきです。