丘珠在宅総合センターという施設が、近所にあります。
デイサービスやショートステイをやっている施設です。
施設のお祭りをやるというのを知り、顔を出してきました。
施設の職員の方は、以前、勤医協の病院で一緒に働いていた人もおり、また、施設に患者さんとして通っている人や施設のボランティアさんは、近所の人が多く、知り合いの人とたくさん会うことができました。
この施設の介護を受けているAさんと数年ぶりにお会いしました。昔からの知り合いです。私よりも、私の妻と義母、昔亡くなった義父などは、ずいぶんお世話になった方だと聞いています。
そのAさんは、私と会うと、笑顔いっぱいでいつまでも手を握り「母さん(義母)、元気か。おれもすっかりボケちゃってなぁ」などと言っていました。
そして、Aさんの奥さん、娘さんともお会いして、聞きました。・・・・家は、集合住宅に住んでいたのだけれど、同じ建物の数軒先の部屋に転居した途端に、認知症がいっぺんに進んだ。いつも優しく怒ったこともなかったAさんだったが、人が変ったように怒ってばかりで手がつけられなくなった。奥さんは、突き飛ばされて骨折も。娘さんは、介護のために、長年働いてきた仕事もやめた。
施設の支えも受けて、とてもつらい時期を乗り越えて、状態が安定したAさん。とてもおだやかな表情です。奥さんと娘さんも、つらい時期を乗り越えたからこそ、私にそんな話ができるようになったのだと思います。
どうか、家族に囲まれて、おだやかな老後を過ごしてください。
家の近くにこういう施設があると、老後も安心して暮らしていけます。