福島県内から札幌に避難してきた人の話を聞く機会がありました。
福島にいたころの情報不足などの問題も重大だと思いましたが、それ以上に重く受け止めたのは、札幌に避難してからの複雑な思いです。
ただ、安全なところに避難してきたなどというものではないのです。
避難したために、福島の人たちとのつながりが断ち切れてしまい、孤立しているのです。
避難先によっては、「差別されている」地域もあるそうです。
「私を受け入れてくれた地域は、みなさん暖かく親切にしてくれています。『何かしてほしいことはないか?』と聞かれます。してほしいことは、泊原発を止めてほしい。福島と同じことを起こしてはなりません」
重い言葉です。
泊原発はもちろん、日本中の原発からの撤退を進めていきたいと思います。政府の政策が決定的です。国に強く求めていきましょう。