市政懇談会を行ないました。
様々な分野で運動している団体や個人の方に来ていただいて、懇談しました。
各分野で、いま、どういう運動が進められているのか、どういう問題が起きているのか、札幌市との関係ではどうなっているのか、などを聞かせていただきました。
私ども議員が、議会で様々な要求を、市につきつけて実現を迫りますが、そういう時に、このような市民運動家から寄せられる意見が大変参考になります。内容が、専門的であり、その課題の最先端の問題や、現場の実態がわかるので、非常に貴重な機会です。
一例を示します。
最近の保育所では様々な外国人の子どもさんも通ってこられるそうですが、イスラムの方は、宗教的戒律により豚肉を食べることができません。
アレルギーの子どもさんも多いので、アレルギーの原因となる食品(卵やソバなど)を、その子どものために取り除いた給食(除去食)を出しています。
それは、大変手間のかかることなので、市は、アレルギー除去食を実施している保育所には補助金を出して、パートを雇う人件費の一部になっています。
ところが、宗教的理由による除去食に対しては補助金を出していません。
保育所では、アレルギーであっても、宗教的な理由であっても、必要であれば除去食を実施しています。
ですから、宗教的理由による除去食の場合でも、補助金を出してもらわないと、現場で手が足りず困っているというのです。
各分野の運動を担っている人だから、こういう専門的な発言も相次いで出されます。