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2011年9月30日金曜日

民主党政権に対する評価は?

 昨年の春の議会で、上田札幌市長は、民主党政権の誕生について、「明治以来の中央集権体質から脱却をいたしまして、地域住民一人ひとりが自ら考え、主体的に行動し、その行動と選択に責任を持つ地域主権へと、この国のあり方を大きく転換させるものでありました」と、演説しました。


 今年9月29日の日本共産党の代表質問(小形議員)で、「今でも、本当にこの通り思っているのか」と質問しました。


 市長の答弁は、「そうであってほしかった」
 
 そして、「主張した内容はよかったので、国民が支持したのだと思う」と付け加えました。


 上田札幌市長は、民主党に過大な期待をしていたのだと思います。
 私は、民主党が、財界、アメリカにきっぱりモノが言えない、企業・団体献金をもらっている以上、自民党と決定的な違いは出せないと思います。

2011年9月29日木曜日

小形香織さんの代表質問で、議場は熱く!

 29日、日本共産党の代表質問、小形香織さんがやりました。燃えましたね


 代表質問に説得力があると、議場に共感が広がります。党派間で、考え方が違う部分では、他党の議員がざわつきます。


 40分間の質問が終わると、市長・副市長・教育長から答弁があります。


 そこで、答弁の内容によって、「ちゃんと答えてない!」などのヤジが飛びます。


 そして、再質問になります。
 ここから、議場はいよいよ熱くなっていきます。


 再質問に「そうだ!」の声もあれば、考えの違う議員もなにやら言いだしますが、ざわざわする程度でした。


 再質問に対する答弁で、副市長が手をあげると、「市長に質問してるんだ!」などの声が上がりました(それは小形さんじゃないですよ。私や、他の議員です。念のため)。


 副市長が答弁している間、議場は収まらない雰囲気がますます強くなり、市長が手をあげて答弁です。
 市長も真剣、質問者も真剣、回りの議員も真剣です。
 答弁の内容に、不満の声が上がっていくと、市長も険しい表情で「大事なところです。黙って聞いてください!」と。
 しかし、その答弁内容に対し、議員席からは、「そういうことを聞いてるんじゃない!」などの声が飛び交い、議場は騒然とし、傍聴席からも拍手や、不満の声が聞こえてきます。


 小形さんが、再々質問(発言)で、もう一度強く訴えて、続きは、決算特別委員会に持ち込まれていくのです。


 熱くなった、代表質問でした。具体的な内容は、明日以後、順次、ブログに書いていきます。
 

2011年9月28日水曜日

29日、小形議員の代表質問

 いよいよ明日(29日)、小形かおり議員が、日本共産党を代表して、質問をします。
 時刻は2時半頃から始まると思います。
 市役所本庁舎の18階が、市議会本会議場の傍聴席になっています。どうぞ、おいでください。


 内容は
1、市長の政治姿勢について
2、昨年度決算について
3、地域防災計画の見直しについて
4、公契約条例の制定について
5、国民健康保険の問題について
6、介護保険について
7、経済、雇用と住宅リフォーム助成制度について
8、学童保育について
9、特別支援教育について
です。


 時間は40分間の質問です。答弁の時間は、わかりませんが、30分近くになると思います。


 そして、再質問をすることになると思います。


 再質問に時間制限はありません。乞うご期待!!

自衛隊基地は固定資産税50%OFFでいいのか

 市町村に払う固定資産税、自衛隊基地は半額しか払っていません。


 固定資産税は、収入が多いか、少ないか、あるいは、営業利益が上がったか、下がったかに関係なく、土地や建物の評価(財産としての価値)によって、かかる税金です。


 払う方にとっては、「収入がなくても、税金を払わなくてはならない」ということになります。
 受け取る市町村にとっては、「景気に左右されず、安定して入ってくる」ということです。


 国が土地を使っている自衛隊基地だって、「市町村に固定資産税を払え」と思うのですが、払わなくていいことになっています。しかし、自衛隊基地の固定資産税の代わりとして「基地交付金」として、国が市町村に払うことになっています。


 それが少ないんです。


 札幌市の場合、自衛隊基地の固定資産税相当額は、約2億円です。
 しかし、昨年度、国が札幌市に払った「基地交付金」は、9千万円余です。半額じゃないですか !!!


 私たちが、税金をちゃんと払わないと、財産を差し押さえられることがあります。 ・・・ 厳しいですよね。
 国も、正当な額を払うべきです。


 国だけが、固定資産税相当額の半分しか払わなくても許されるのでしょうか。おかしいですね。
 
 正当な額を払ってもらって、それを市民福祉のため、住民の暮らしのために使うべきです。

2011年9月27日火曜日

自民・民主の争い、犠牲は子ども

 子ども手当が減額される議案が市議会にかかります。
 今までは、中学生まで1万3千円出されていたものが、3歳未満は1万5千円、3歳からは1万円になるのですから、結局、減るということです。


 自民党と民主党の国会での争い、その結果が、子ども手当の減額です。
 政局の犠牲になったのは、結局、子どもということになるのでしょうか。そんなことは、おかしいですね。

札幌市議会日程、傍聴に来てください

 札幌市議会の日程をお知らせします。
 札幌市議会は、市役所本庁舎の16階から18階です。
 どなたでも自由に、手続きなしで入れます。出たい時に退室できます。
 傍聴のご案内http://www.city.sapporo.jp/gikai/html/bocho.html


◎9月
28日 午後1時 本会議 代表質問(自民党・民主党)市役所18階
29日  〃     〃     〃  (公明党・日本共産党) 〃
30日  〃     〃    〃 (市民ネット・自民党・民主党) 〃

◎10月
12日 午後1時 決算特別委員会 第1部(財政局関係) 16階 第1特別委員会室
〃   〃       〃      第2部(都市局関係) 18階 第2特別委員会室

14日  〃       〃  第1部(市長政策室、総務局関係) 16階 第1特別委員会室
〃   〃       〃   第2部(交通局、水道局関係)   18階 第2特別委員会室

17日  〃    総務常任委員会 陳情審査(泊原発関連) 場所・16階または18階

18日  〃    決算特別委員会 第1部(子ども未来局関係) 16階 第1特別委員会室
〃   〃       〃    第2部(病院局、保健福祉局関係)18階 第2特別委員会室

20日 午前10時    〃      第1部(環境局関係)    16階 第1特別委員会室
〃   〃       〃      第2部(保健福祉局関係) 18階 第2特別委員会室

25日  〃       〃      第1部(教育委員会関係)  16階 第1特別委員会室
〃   〃       〃      第2部(建設局関係)     18階 第2特別委員会室

27日 午後1時     〃     第1部(消防局、危機管理局、市民まちづくり関係)
16階 第1特別委員会室
〃   〃       〃     第2部(経済局関係)     18階 第2特別委員会室

31日  〃       〃   第1部(市民まちづくり局関係)  16階 第1特別委員会室
〃   〃       〃    第2部(観光文化局関係)     18階 第2特別委員会室

 日本共産党の代表質問は、小形かおりさん(中央区)がやります。午後2時くらいからだと思われます。
 
 決算特別委員会では、私は第1部に所属し、何回も質問しますが、私が、何日の何時から質問するのかは、未定です。

2011年9月26日月曜日

学童保育、6年生まで対象にすべき

 「学童保育」をご存知ですか?
 学校から家に帰った時に、誰もいなくて、ひとりぼっちで過ごさなくてはならない家庭(両親共働き、ひとり親家庭の場合など・・・昔は「鍵っ子」と言いました。今は「留守家庭」と言います)だと、寂しい思いをしますね。


 そこで、学校からまっすぐ行くのが、「学童保育」です。そこで、指導員や友達と一緒に遊んだり、おやつを食べたりして、夕方に帰宅します。


 働く親たちが、お金を出し合って、指導員の給与など必要な経費にあてて、子どもが放課後に過ごす場所を作ったのがはじまりです。親たちの共同でつくったので「共同学童保育」とも言います。


 共同学童保育では、運営のための会議=父母会があります。そして、夏休みには、全世帯の子どもも親も参加してキャンプなどをやります。


 そうしたことを通じて、親同士も仲良くなります。


 このほかに、札幌市には、児童会館で行われている児童クラブというものもあります。
 児童クラブは市の事業としてやっているため、無料です。しかし、児童会館で行なっているので、「留守家庭」でない一般児童も大勢遊びに来るなかで、実施されています。専任指導員はいません。おやつは出ません。父母会もありません。行事はやっていますが、キャンプまでやっているかどうかは不明です。


 札幌市では、長らく、共同学童保育も、児童クラブも、3年生までしか対象にしていませんでした。


 共同学童保育では、自主的に、6年生まで通えるようにしているところが多いです。
 私の2人の娘も、共同学童保育で、6年生までお世話になりました。
 しかし、市から共同学童保育に出される補助金が、3年生までの児童の人数に応じる仕組みなのです。高学年の児童ばかりになると、共同学童保育は赤字で運営できなくなります。


 「実態は6年生まで通っている」と何度も、市に訴えて、対象児童の拡大を求め続けてきました。


 そして、今年度から4年生までが対象となったのです。


 さらに、拡充して、6年生までを対象にさせていくようにもとめます。


 低学年の児童は、高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんを見て憧れ、成長の力になります。
 高学年の児童は、小さい子の面倒をみて、優しい心を育てます。


 学童保育のため、子どもたちのために、今度の議会でがんばります。





2011年9月25日日曜日

札幌市長、今でも本気でそう思っているんですか?

 昨年の2月16日、本会議で、上田文雄札幌市長は、議案の提案に先立って、所信表明を行ないました。


 「・・・ 昨年、国政においては、地域主権の確立を掲げた民
主党が中心となった新たな政権が誕生いたしました。これは、明治以来の中央集権体質から脱却をいたしまして、地域の住民一人一人がみずから考え、主体的に行動し、その行動と選択に責任を持つ地域主権へと、この国のあり方を大きく転換させるものでありました ・・・」


 政権交代する時の民主党の公約は、(みなさんが支持できるかどうかは別として)子ども手当、高校授業料無償化、高速道路無料化、農家の個別所得補償、製造業での派遣労働の禁止などなど ・・・


 こんな公約があったから、期待する人が出てくるのは当然だと思います。


 今、民主党政権、とくに野田内閣のやっていることを見た時、自民党時代とあまり変わったような気がしません。


 あらためて考え直すことも必要ではないでしょうか。「明治以来の ・・・」とか「この国あり方を大きく転換」ではありませんでした。


 では、私たちが、望む国の転換とはどういう姿なのでしょうか。
 若者が希望を持って働ける、高齢者が介護を受けるようになっても安心できる、そういう社会ではないでしょうか。
 若者の正規雇用を増やすように、労働者派遣法を改正させましょう。安心して医療や介護を受けられるように、国の社会保障予算を増やしましょう。


 国が、そちらに向かうように、みんなで声をあげ、力を合わせましょう。
 




 

野田首相、普天間基地を辺野古へ移すのはダメです

 鳩山元首相は、普天間問題で辞任に追い込まれました。「国外・県外移設」という国民への約束を果たせなかったからです。


 野田首相は、辺野古への移設を進めようとしています。国民との約束よりも、アメリカの言うことをきくことにしたのですね。


 アメリカに、言うべきことをハッキリ言える総理大臣って、日本にはいないのでしょうか。


 野田首相は、23日、ニューヨークでの記者会見で、普天間基地を辺野古に移設することについて、沖縄県民に反対の声があることは承知している旨を述べながら、「沖縄の皆様に丁寧に説明しながら理解をいただく」と言ったそうです。


 では、沖縄県民が理解しなかったら、辺野古移転は、やめるのでしょうか。やめないつもりでしょうね。
 つまり、「理解しようがしまいが、反対しようが、何を言おうと辺野古に移転しますよ」ということでしょう。
 「丁寧に説明」すると言っていますが、本音は「言葉は丁寧に説明しますが、結論は辺野古移転だと決まっていますから」ということではないでしょうか。


 沖縄は、第2次世界大戦で、地上戦が行なわれ、多くの民間人が亡くなりました。数々の悲劇が生まれました。
 捕虜となった人たちが、解放されて、自宅に戻ろうとすると、そこが鉄条網で囲われ、米軍基地になっていたのです。
 それから、今日まで、ジェット戦闘機の爆音に悩まされ、事故の危険におびえながら暮らしてきたのです。


 静かで安全な沖縄に戻しましょう。
 アメリカよりも、沖縄の人たちを大事にする政治をさせましょう。

携帯電話から見やすくなりました

 このブログを携帯電話からでも、見やすくしました。
 見やすくなったはずです ・・・ 少し。


 今まで、携帯電話で見ていただいた方、これからもよろしくお願いします。

コメントできるようにしました

 毎日のブログ記事の下のところに「0コメント」という文字があります。そこをクリックすると、コメントを送れるようにしました。
 どうぞ、コメントお願いします。ただし、誹謗中傷、反社会的な記述などはお断りです。


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市議の海外視察凍結、ぜひ4年間分を奨学金に

 以前、このブログに、札幌市議会議員の海外視察(1人の議員が4年間の任期の間で80万円使って海外旅行に行ける)を4年間凍結することになり、1年間分1,360万円を奨学金に役立てることになったと、書きました。


 4年間で 1人80万円 × 68人 = 5,440万円


 5,440万円 ÷ 4年間 = 1年間では 1,360万円


 ですから、今年の分1,360万円は、今の議会(第3回定例会)で、議会費から奨学金に移します。


 では、来年以後は?


 正直、わからないですね。


 札幌市財政部は「来年以後は、議会費を1,360万円減らすことにして、それを何に使おうかな?」という感じではないでしょうか。奨学金に回るとは限らないのです。


 議会の意思としては、来年以後も奨学金として、子どもたちのために使ってほしいです。ぜひ、市長は、議会の意思を尊重してもらいたいです。

2011年9月23日金曜日

市議会議員の家庭生活

 私が家庭では、どんな雰囲気かというと、だいたいゴロゴロしていますね。


 少し前のことですが、妻が巨大お好み焼きをつくり、家族で食べました。こんなにデカいの、うまくひっくり返して焼けました。う~ん、腹いっぱい。シアワセ。
 数日後、長女が器用な手つきで、たこ焼きをつくり、みんなで食べました。上手に、まる~く作りましたよ。中に、タコが入ったのと、ウインナーソーセージが入ったのと、チーズが入ったのと。ソース・マヨネーズで普通にいただくのもおいしかったし、大根おろしとポン酢も絶品! どれもおいしかったよ!
 今日は、親子4人で「レインボー・スネーク」ゲームをしました。なぜか、次女が強い!楽しかったなぁ。

市議会議員は普段何をしているのか

 市民のみなさんから、貴重な1票をいただいた議員は、普段何をしているんでしょうか・・・
 こういう疑問がありますね。

 実は、私の選挙で、朝8時から晩の8時まで、「宮川潤をよろしくお願いします!!!」と、とっても一生懸命訴えてくれた人が、「選挙終わったら、なにやってるの?」という素朴な疑問もありまして、

答えなければなりませんね!!

たとえば、22日は

 朝、8時に、街頭(札幌市東区札苗小学校前)に立ち、30分間、演説しました。
 子どもたちが、そばを通る時「おはようございます」と言ってくれます。私も、向きを変えて、その子に「おはようございます」と言って頭を下げます。とても、さわやかでうれしい気持ちになります。

 その後、市議会に行き、午前10時から幹事長会議。各会派の幹事長が集まって相談などします。

 その会議が終わると、待ってましたとばかり、市の役職者(課長・係長など)が来ます。

 市の人事(固定資産評価委員、人権擁護委員など)の提案について、説明する人が訪ねてきました。
 「この人を○○委員にするよう議会に提案します。同意してください。経歴は、これこれです」
 私「経歴だけではよくわかりません。どうしてこの人がいいと思ったのか。そこの判断を聞かせてほしいです。この人は、今までも○○委員をやってきましたよね。会議でどういう発言をしたのか、会議記録を見せてもらえませんか」などのやりとりをしました。

 本会議で副市長が欠席する事情を説明に来た人もいます。
 「実は、中国に出張していました。きのう札幌に戻る予定でしたが、悪天候で飛行機が飛べませんでした。そういう事情で欠席しますが、本会議では、『副市長は公務出張のため欠席』と報告されますが、本会議のある日に、出張をぶつけたわけではありませんので、誤解しないでください。」
私「本会議で『悪天候のため、航空機が欠航し、出張から戻れず欠席』って言った方がわかりやすいんじゃないですか」
「 ・・・ 」

 後輩議員が常任委員会で、質問をする予定になっているので、質問原稿を渡され、目を通し、赤ペン指導員みたいに手を入れます。

 11時半から、議会運営委員会があり、本日の議事運営の確認です。

 昼ご飯を食べ終わった、12時過ぎから、会派の打ち合わせをやりました。通称「村会議」などと言います。幹事長会議の報告、議会運営委員会の報告、井上ひさ子さんから団長会議の報告。

 午後1時から、本会議。市長から議案の提案説明を受けました。

 本会議は30分ほどでおわりました。

 そのあとは、29日に、共産党の代表質問があるので、そのための、原稿作りです。これは、無限に時間がかかります。

 峯田党市議団事務局長と一緒に、夜7時過ぎまでやって、疲れたので、「今日はここまで」と区切りをつけて帰ることにしました。
 峯田さんが「あれ、もう帰っちゃうんですか?」やる気マンマンだったんですね。

 帰る途中、さっぽろ村ラジオの社長から「飲もう」とお誘い、ありがたいですね。
 飲みながら、番組のことを打ち合わせしました。いまさっぽろ村ラジオの吉泉さん(局の主要パーソナリティー兼ミキサー兼取材担当兼営業兼機材運搬兼電話番など、社長以外全部)が、体調不良となり休んでいるため、局の体制が大変なんです。

 家に帰って、ブログを書いて、1日の終わりです。

2011年9月21日水曜日

名古屋市で100万人に避難勧告、札幌だったらどうなる

 台風15号が猛威をふるい、各地で被害が広がっています。21日、22日には北海道に上陸するとの予報です。


 名古屋市では、20日、100万人が避難勧告(または避難指示)が出されたそうです。何よりも、住民の安全を祈ります。


 もし、札幌で、100万人に避難勧告(あるいは避難指示)が出された場合、どうなるのでしょうか。人口の半分です。


 たとえば、低地帯東区、北区、白石区の住民すべてが避難しなくてはならない場合、どこに、どう避難しますか?
 収容できるでしょうか。


 以前、私のブログに書きましたが、大半の避難所には、水、粉ミルク、食糧、毛布、寝袋などの、緊急備蓄物資がありません。


 豊平川が氾濫した場合、どうやって、備蓄物資を避難所に運搬するのでしょうか。


 近年の札幌は、巨大地震や大水害などがなく、なんとなく「災害が少ない」感覚に陥っているかもしれません。


 しかし、災害は「必ずやってくる」つもりで、準備をおこたりなく進めておかなくてはなりません。


 住民の生命と財産を守るのは、行政の重大な使命です。


 

2011年9月20日火曜日

何でも質問できる決算特別委員会

 札幌市議会第3回定例会は、9月22日から、11月7日まで続きます。この中で、決算特別委員会が設置され、昨年度決算の集中審議が行なわれます ・・・・ が、決算に関係しない質問も多数です。 ・・・ むしろ、関係しない質問の方が多いと思われます。


 札幌市議会の決算特別委員会は、第1部と第2部に分かれ、議長以外は全員、どちらかに所属します。
 審議のやり方は、第1部が、総務常任委員会、市民まちづくり常任委員会、文教常任委員会が所管する局を対象に、第2部は、厚生常任委員会、建設常任委員会、経済常任委員会が所管する局を対象に、審議します。


 決算特別委員会の場合は、9日間断続的に(おおむね週に2回ずつ)、1部と2部が同時並行で行なわれます。
 局ごとに審議していきます。その局の、決算書の「項」(決算項目の単位とお考えください)ごとに、区分けして、審議します。


 午後1時開会が多いのですが、その場合は午前11時45分に、午前10開会の場合は午前9時に、理事会が開かれ、そこで発言通告をします。


 一人が一日に何度でも発言できます。発言時間や発言回数に制限はありません。(議会の一部に発言時間制限を導入しようという動きも見られます。私は、制限に反対です)


 また、審査局以外の理事者や市長の出席要請を行なうこともできます。呼ばれた理事者・市長は出席して、答弁しなければなりません。




 「制限時間も回数もなく自由に、市長も呼んで質問できる」だから、札幌市議会では、もっとも白熱した(白熱しないセンセイもいらっしゃる)応酬が期待できるのが、決算と予算の特別委員会なのです。


 厳しく議論することが、市政を正し、市民生活に還元していくことです。
 

2011年9月19日月曜日

高い薬で儲けているのは誰だ

 生活が苦しくて、私の事務所に相談に見える方が多数いらっしゃいます。派遣切りなど、何かのきっかけで、収入が途絶え生活につまづくと、容易に就職ができず、出口が見えなくなります。病気があり、高額な医療費を払わなくてはならない場合など、多重債務に陥ることも少なくありません。


 国民健康保険料とならんで、高負担なのが、病院代3割負担です。
 とくに薬代は高いですね。


 全日本民主医療機関連合会によると、製薬企業はかなり儲けているようです。


 2010年の製薬企業他の企業の経常利益率を比較すると
 武田薬品 27.1%。アステラス製薬 19.6%。第一三共 10.8%。
 トヨタ 1.5%。ホンダ 3.9%
 パナソニック 利益なし。ソニー 0.4%。東芝 0.4%。


 薬代の患者負担は、
 日本 成人3割。アメリカ 全額自己負担。イギリス 1処方1050円。ドイツ 448円から560円。フランス 全額払い戻し。


 しかも、日本の医療機関の7割は赤字を強いられているそうです。


 日本の薬価は海外よりも高いようです。
 クレストール錠10mgの薬価の場合
イギリス 127.4円。アメリカ 272.7円。日本 335円。


 病気の人を苦しめるのは、悪政です。


 全日本民主医療機関連合会の資料を参考にさせていただきました。詳しくは、下記のリンクをごらんください。
http://www.min-iren.gr.jp/inochi-jinken/kokuho/data/2011/110908_02.pdf

2011年9月18日日曜日

市政懇談会「泊原発やめられますか」

 札幌市東区民センターの会議室で市政懇談会を行ないました。
 大勢の方に参加していただきました。本当にありがとうございます。
 私から、泊原発や避難所問題、市政の問題など話した後、参加者みなさんから、質問・意見を出していただきました。


 様々だされました。
 「泊原発を止めてほしいと思う。今すぐ止めても、電力は間に合いますか?」 … 私「泊原発以外の発電所の能力は、道内の電力需要をギリギリまかなうぐらいで余裕がありません。事故などがあるとたちまち電力不足になるので、他の電源開発が必要だと思います」


 「冬のイルミネーションなど、節電できることがいろいろとあると思う。24時間型の生活も考え直すべきでは?」


 「東区にも、福島などからの避難者がいるはず。行政はきちんと把握して支援しているのか?」


 「H会館の管理人の態度が悪い」


などなど。みなさんの要望を聞き、対話し、有意義でした。

2011年9月17日土曜日

紙智子参議と原発からの撤退を訴える

 札幌駅前で原発からの撤退を訴える街頭演説を行ないました。
 紙智子参議院議員が帰札していましたので、一緒に演説させていただきました。
 通行人にビラを配布しましたが、非常に多くの人がビラを受け取ってくれました。中には、自分からビラを配っている人に近付いて行って、受け取る人もいたほどです。
 国民が、どれほど原発に危険を感じているか、そして、原発からの撤退を求め、泊原発に関する北電の「やらせ」に怒っていることを、あらためて感じました。


 「脱原発」を明らかにしない野田首相は、ぜひ国民の声と願いに耳を傾けてほしいです。

ぽぷら保育園の運動会

 保育園の運動会の季節です。
赤くなりかけているナナカマド
 札幌では、小学校の運動会は5月の末ころに行なわれますが、保育園の運動会は秋に、小学校のグラウンドを借りて行なうことが多いようです。


 札幌市東区のぽぷら保育園の運動会に行きました。
 ところが、今日はあいにくの雨、グラウンドから体育館に場所を移して、屋内運動会です。
 自分の子どもの保育園時代を思い出しました。


 子どもたちが、こんなに早く走れるようになったのか、こんな競技ができるようになったのか、こんなに上手に踊れるようになったのか、こんなに頑張る心が育ったのかと、感動の連続が運動会です。


 親も子も必死になってしまいます。

2011年9月16日金曜日

公契約条例の制定を

 役所が出す工事や仕事で、末端の下請まで含めて、まともに生活できる給料を保障しようというのが公契約条例です。私どもは、その実現をめざしているところです。


 10月に北海道の最低賃金は、705円になる予定です。これで週40時間働き、それが4週間だとすると、
705円 × 40時間 × 4週 = 112,800円


 一方、30歳の方が一人暮らしで、家賃36,000円のところに住んでいて、生活保護を受けていたとすると、1か月の保護費は、115,940円。冬場だと暖房費が加算されて139,190円になります。


 頑張って働いても、最低賃金しか出ない場合は、生活保護よりも少ないお金で暮らしていかなくてはなりません。
 だから、「生活保護は、もらい過ぎだ。減らせ」という人もいますが、生活保護がリッチな暮らしをしているのではなく、「最低賃金が少なすぎるので上げるべき」というのが適切だと思います。


 最低賃金を引き上げるのが、とても大事な課題です。


 まず、役所が出す工事や仕事をしていても、給料が安くて生活できないようでは困りますから、末端の下請けも含めて、まともな生活にできる給料が保障されるようにしたいです。
 もちろん、民間企業が発注する仕事の場合は、どうでもよいということではありません。
 役所が出す工事や仕事の場合だと、下請まで含めて、監視が可能だと思うのです。
 そして、役所が出す仕事だけでなく、民間が出す仕事でも、安い給料が引き上げられれば、モノが売れるようになり、地域経済の活性化につながるのではないでしょうか。


 千葉県野田市や、神奈川県川崎市では、下請まで含めて人件費が保障される公契約条例ができました。


 札幌市でも、実効性のある公契約条例が求められています。

リスナープレゼント始まりました

 さっぽろ村ラジオ(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日午後2時から)に、メッセージやリクエストをいただいています。とても励まされます。


 メッセージ・リクエストをくださった方に、さっぽろ村ラジオからリスナープレゼントを差し上げることになりました。


 ぜひ、ラジオ番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」に励ましのメッセージをください。このブログに、ラジオ番組へのメッセージ用のボタンがあります。そこからメールを発信してください。

2011年9月15日木曜日

ラジオ収録裏話(6)福島からの避難者

 FM81.3 さっぽろ村ラジオの番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日 午後2時から)の収録をしました。


 福島県から避難してこられたSさんがゲストです。
 厚別区に住んでいますので、地下鉄東西線に乗り、東豊線に乗り換えて、「東区役所前駅」近くの「さっぽろ村ラジオ」に来ていただきました。


 6月に札幌に来たばかりの方ですから、「ちゃんと地下鉄の乗り換えできるかな?」と心配しながら、地下鉄「東区役所前駅」に着いたら電話してもらい、迎えに行くことにしていました。


 ラジオ局に向かう途中、「これから収録ですか?」と声をかける人がいてビックリ。番組によくリクエストしてくれる「摩利支天さん」(ラジオネーム)でした。


 「今度からリクエストやメッセージをくれた人に、ラジオ局からリスナープレゼントを出すことにしましたよ。居酒屋のビール1杯無料券、又はラーメン割引券です。どちらがいいですか?」なんて話をしながら、ラジオ局に行ってみると、オヤ?、ゲストのSさん、すでにラジオ局に来ているじゃありませんか。
 「早く着いたので、自分でラジオ局に来た」とのことでした。待たせてゴメンね。


 いつものように、音声係の吉泉さん(局の主要パーソナリティー、兼ミキサー、兼営業、兼取材担当、兼機材運搬、兼電話番など社長以外全部)は、滝のような汗を流しながら、狭いスタジオでの収録が始まりました。


 Sさんが語っていた言葉が忘れられません。「北海道の人が親切に、『何かしてほしいことはないかい?』と聞いてくる。一番してほしいことは、泊原発を止めてほしい」


 福島から、放射能をのがれて札幌にやってきたSさん。愛するふるさとを離れ、複雑な思いがあるのです。だから、せめて、北海道は放射能に汚染させたくない、泊原発は止めたいと思っているのです。
 
 Sさんの思いをしっかり受け止め、安心して暮らせる、美しい北海道を守りたいです。


 

2011年9月14日水曜日

札幌市の生活保護負担、本当に重いのか?

 昨年度の予算の提案説明で、札幌市長は「歳出では生活保護費など扶助費が著しく増加するなど、依然として厳しい状況・・・」と言いました。
 生活保護を受けている方は、この発言を聞いて、肩身の狭い思いをしてはいませんでしょうか。


 昨年度決算では、札幌市の生活保護費は、1192億円です。


 しかし、生活保護費のうち、4分の3は国からの補助金として、市にお金が入っています。


 残りの4分の1=350億円は市が出します。


 ところが、札幌市が生活保護にお金がこれぐらいかかるだろうと、国が地方交付税交付金として306億円出します。


 それも差し引くと、札幌市が出しているのは44億円だけになります。
 なあ~んだ。市が自腹で1192億円出しているわけじゃないんだ。


 生活保護を受ける人が増えることにともなって、区役所の保護課の職員も増やさなくてはなりません。


 その人件費が39億円です。


 ところが、職員を増やすことでこれぐらいお金がかかるだろうと、国が地方交付税交付金として、45億円出しています。


 アレレ、45億円もらって、39億円の人件費だから、差し引き6億円国から多くお金をもらっているじゃないですか。




 市長は、「生活保護が増えて、市の財政が大変だ」とばかり言わないで、「市は生活保護費のほんの一部をだしていますが、暮らしと人権を守るのが市役所の仕事ですから、生活に困った人は遠慮なく申し込んでください」と言ってほしいです。

2011年9月13日火曜日

議会準備に追われています

 札幌市議会第3回定例会は、9月22日に始まり、29日に共産党の代表質問(中央区・小形かおり議員)40分間、11月7日に閉会します。


 まだ、定例会は始まっていませんが、昨年度決算の検討も始まり、代表質問の準備にかかっています。


 私ども日本共産党札幌市議団は、代表質問の原稿を全議員が分担して執筆します。
 まず、どういう項目を取り上げるか、みんなで話し合って決めます。あまり早くから決めてしまうと、情勢が変わって書き直したり、急きょ新たな項目を加えたりすることになってしまいますから、タイミングが大事です。


 項目が決まると、関連資料を集めます。
 市役所の人に「こういう資料あるでしょう。出してください」とか、新聞記事も過去にさかのぼって調べます。これまで、議会で、どう問題にされてきたか、どう答弁したか、議事録を調べることは不可欠です。
 札幌市議会の議事録がネットで公開されて、検索機能もあるので、非常に助かっています。たまたま、パソコンの調子が悪くなって、議事録のネット検索ができなくなると、もうお手上げです。
 市の職員の方に、どういう資料を出してもらうか、どういう問題意識で、どう切り込むのかを決めて、資料要求します。ここが大事です。
 ちなみに、市の職員の方は、要求された資料は出してくれますが、「お求めの資料に関連して、こういうものもあります」なんていうことはありません。
 こちらが知らないでいると、調査の矛先を向けることができません。無知は、自分が悪いのです。


 さぁ、代表質問、思い切り厳しくやりますよ。

2011年9月12日月曜日

長期欠席議員の扱い、産休等との整合

 札幌市議会の「市民のための議会検討委員会」で、長期欠席議員の給料をどうするか、検討中です。
 前回の会議で、他都市の議会のルールなどを調査したうえで、各会派で相談し、今回、それを持ち寄りました。
 各会派の意見を、ここで公表はできません。まだ検討中なので。
 しかし、全体的には、そうかけ離れた意見はなかったと思います。


 若い女性議員も増えてきたこともあり、
産休もあるだろう、
育児休暇を取る人も出てくるか?
~じゃあ、介護休暇もあるか?


 そういうことも考えて、決めていこうということですね。
 私のブログを読んでくださっている方で、議会改革関係、とくに長期欠席議員の給料の問題に関心をお持ちの方が多いようです。「まだ決まらないのか!」という声が聞こえてきそうですが、
~まだですよ。拙速を避け、もっとも妥当なところを見極めて決めますからね。もう少し、お待ちください。

2011年9月11日日曜日

市政報告会でも原発問題が話題に

 札幌市東区本町で行なった市政報告会に、多くの方が、ご参加くださいました。ありがとうございました。


 やはり、みなさんの関心は原発と防災。あとは、鉢呂大臣の辞任ですね。


 野田総理が、「脱原発」の方向を出さないことに、みなさんの不満が高まっています。
 北海道では、北海道電力の「やらせ」が次々と明るみに出ているのに、泊原発を稼働させていいのか、プルサーマル化させていいのか、という怒りが広がっています。


 そして「地震になったら、どこに避難すればいいのか、わかっていますか?」と問いかけると、「わかりませ~ん」との声が。


 災害にどう備えるか、いざ災害の時どうしたらいいのか、市民の中に定着していません。
 地震そのものを防ぐことができなくても、被害は少なく抑えることはできます。それは、行政が災害対策を進めること、市民にもPRして、日ごろの準備をしておくことです。札幌市は、まだまだやるべきことがあるということです。

鉢呂大臣辞任

 北海道選出の鉢呂吉雄経済産業大臣が、暴言で辞任となりました。わずか9日間の大臣でした。


 9日に原発周辺を「死の町」と表現し、陳謝していました。先立つ8日の夜、福島第1原発の視察を終えた後、議員宿舎に戻った際、取材で取り囲んだ10人ほどの記者のうち1人に、防災服の腕の部分などを近づけ「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をしたそうです。


 「子どものようだ」とも思いましたが、無邪気なのとは違います。福島で、放射線の恐怖におびえて暮らしている人たちは、どう感じたでしょうか。やはり、許されない発言です。


 私は、鉢呂氏とは政党も違いますし、目指していることも違うところがたくさんあると思っています。
 しかし、同じ北海道出身の政治家として、頑張ってほしかったという気持ちもあります。
 どんな政治家に対しても言えることですが、立場は違っても、まじめに一生懸命やってほしかった。残念です。

2011年9月10日土曜日

泊原発停止しても大丈夫!?

 「どうする、北海道の原発とエネルギー」学習会に参加しました。
 会場は札幌市の東区民センター視聴覚室でしたが、想像以上の参加者数でした。




 さて、大半の方々は「原発はない方がいい」と思っていらっしゃいます。
 しかし、「原発を止めると、停電を余儀なくされ、不自由を強いられる」 ~ こういう思いがあって、「すぐに停止というわけにはいかないだろうなぁ」と、おっしゃる方が結構多いのです。


 では、北海道の場合はどうでしょうか?
 道内には、泊原発1ヶ所しかありません。原発がたくさんあるならば、全部をすぐに止めるということは難しいでしょう。
 しかし、幸いにも、北海道に原発は1ヶ所しかないのです。


 今回の学習会では、
 泊原発以外の道内の発電所(火力・水力など)で、619万kwの発電が可能であること。


 道内で使用される最大電力(1日)が、579万kw程度(2010年1月12日)であることが、示されました。


 つまり、数字の上では、泊原発がなくても、道内の電力をまかなうだけの発電所はあるのです。
 ただし、発電所が故障などにより、使えない場合には、電力不足になるためめ、太陽光発電や風力発電などを含め、電力供給の仕組みをつくる必要はあります。


 いま一番大事なことは、期限を決めて、原発から撤退する方針を、政府が決めることです。


 野田首相と民主党は、「脱原発」の方向をはっきり示すべきです。



丘珠在宅総合センターの祭り・・・介護のある地域で暮らす

 丘珠在宅総合センターという施設が、近所にあります。
 デイサービスやショートステイをやっている施設です。
 施設のお祭りをやるというのを知り、顔を出してきました。


 施設の職員の方は、以前、勤医協の病院で一緒に働いていた人もおり、また、施設に患者さんとして通っている人や施設のボランティアさんは、近所の人が多く、知り合いの人とたくさん会うことができました。


 この施設の介護を受けているAさんと数年ぶりにお会いしました。昔からの知り合いです。私よりも、私の妻と義母、昔亡くなった義父などは、ずいぶんお世話になった方だと聞いています。
 そのAさんは、私と会うと、笑顔いっぱいでいつまでも手を握り「母さん(義母)、元気か。おれもすっかりボケちゃってなぁ」などと言っていました。
 そして、Aさんの奥さん、娘さんともお会いして、聞きました。・・・・家は、集合住宅に住んでいたのだけれど、同じ建物の数軒先の部屋に転居した途端に、認知症がいっぺんに進んだ。いつも優しく怒ったこともなかったAさんだったが、人が変ったように怒ってばかりで手がつけられなくなった。奥さんは、突き飛ばされて骨折も。娘さんは、介護のために、長年働いてきた仕事もやめた。


 施設の支えも受けて、とてもつらい時期を乗り越えて、状態が安定したAさん。とてもおだやかな表情です。奥さんと娘さんも、つらい時期を乗り越えたからこそ、私にそんな話ができるようになったのだと思います。
 どうか、家族に囲まれて、おだやかな老後を過ごしてください。


 家の近くにこういう施設があると、老後も安心して暮らしていけます。

2011年9月9日金曜日

劇団一揆の「慟哭は時を越えて」

 「慟哭は時を越えて」の芝居を見てきました。
 会場は、札幌市東区内の「やまびこ座」です。ここは、子どもが小さかったころ、子ども向けの芝居をよく見に来たところ。イスが、低いベンチになっていて、小さい子どもも安心して、入ることができるようになっています。


 芝居は、やっぱりいいな。
 私は、ちょっと疲れ気味だったので、映画だと寝る危険のある状態でしたが、芝居の臨場感と迫力は、見る者に迫りますね。


 今までも、芝居の切符はお付き合いで買っていても、見に行っていませんでした。もったいないことをしていましたね。


 「慟哭は時を越えて」は、明治初期の話です。熱い情熱をストレートに伝えていました。「夢に向かってまっしぐら」の感じです。さわやかですね。


 サッポロビールの創始者の話です。そうか、ビールはサッポロが始まりだったんですね。アサヒ、キリンじゃなかったんですね。


 あんまり書きすぎると、これから見に行く方に申し訳ないので、この辺で。


 役者さんと一緒に写真を撮ってこようと思っていたのに、忘れちゃいました。


公演は



9月10日(土) 午後1時半から、午後7時から
9月11日(日) 午後1時半から

やまびこ座 (札幌市東区北27条東15丁目 地下鉄東豊線元町駅2番出口より徒歩5分、駐車場あり)

◆当日券 2,000円ですが、
  「宮川じゅんの待たせてゴメンね」と言うと割引があります。

2011年9月8日木曜日

決算勉強会

 札幌市議会では、毎年秋に行われる第3回定例会で、決算特別委員会が設置され、前年度1年間の市政執行について、集中審議します。それに、先立って、決算書にもとづく「決算勉強会」が会派ごとに行われます。
決算審査のための資料
 2日間、朝から夕方まで、札幌市の各局が入れ替わり立ち替わり、議会の各会派に決算の説明をしに来ます。


左側が共産党の議員、右側が説明に来ている市職員
 ひととおり説明を聞き、質問します。
 私「地下鉄はなんとか黒字にしていますが、今まで、職員を減らして人件費を少なくしてきたからですね。それも、もう限界です。今後の経営目標を達成するためには、乗客増を図らなければならないと思いますが、どうやるのですか?」なんて質問すると、
 交通局「えぇそうなんですよ。しかし、乗客増と言っても交通局だけでできるものではなくて、地下鉄駅のそばに集客力のある施設でも作ってもらわないと … 」 … あんまり主体的ではないですな。


 私「ゲリラ豪雨が増えているので、新しい下水道整備の考え方が必要になっているのではないですか」。
 下水道局「今の目標ーー1時間に35ミリの降雨に耐える下水道ーーが、達成できていないので、まずは、今の目標に向けて頑張っているところ」 … はぁ、そうですか。


 こういうやり取りをしたり、必要な資料を要求したりして、本番である決算特別委員会での質問の準備をすすめていくのです。


 さぁ、決算特別委員会は頑張るぞ!

 札幌市議会の場合、春の予算特別委員会と、秋の決算特別委員会は、白熱の真剣勝負です。(真剣さを感じない議員センセイも、中にはいらっしゃるが↓↓)時間無制限の攻防が展開されます。
 どなたでも自由に傍聴できます。 

2011年9月7日水曜日

各地域の市政報告会においでください

 私がお話をする「市政報告会」など、2回予定されています。いずれも無料で、どなたでも自由に参加できますので、ぜひ、おいでください。


◆「市政報告会」
 9月11日(日) 午後2時から
 苗穂・本町地区センター (札幌市東区本町2条7丁目2-10)


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◆「市政報告・懇談会」
 9月17日(土) 午後2時から
 東区民センター(東区役所と同じ建物)3階 講義室(札幌市東区北11条東7丁目)


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※いずれも、問い合わせ・連絡先は、宮川じゅん市政事務所 電話783-5466、または、日本共産党札幌東区地区委員会 電話 712-4268 へどうぞ。このブログへのメールでも結構です。

2011年9月6日火曜日

市政懇談会、各分野の団体から意見を聞く

 市政懇談会を行ないました。
 様々な分野で運動している団体や個人の方に来ていただいて、懇談しました。
 各分野で、いま、どういう運動が進められているのか、どういう問題が起きているのか、札幌市との関係ではどうなっているのか、などを聞かせていただきました。


 私ども議員が、議会で様々な要求を、市につきつけて実現を迫りますが、そういう時に、このような市民運動家から寄せられる意見が大変参考になります。内容が、専門的であり、その課題の最先端の問題や、現場の実態がわかるので、非常に貴重な機会です。


 一例を示します。
 最近の保育所では様々な外国人の子どもさんも通ってこられるそうですが、イスラムの方は、宗教的戒律により豚肉を食べることができません。
 アレルギーの子どもさんも多いので、アレルギーの原因となる食品(卵やソバなど)を、その子どものために取り除いた給食(除去食)を出しています。
 それは、大変手間のかかることなので、市は、アレルギー除去食を実施している保育所には補助金を出して、パートを雇う人件費の一部になっています。
 ところが、宗教的理由による除去食に対しては補助金を出していません。
 保育所では、アレルギーであっても、宗教的な理由であっても、必要であれば除去食を実施しています。
 ですから、宗教的理由による除去食の場合でも、補助金を出してもらわないと、現場で手が足りず困っているというのです。


 各分野の運動を担っている人だから、こういう専門的な発言も相次いで出されます。

紙智子参議とともに、上田文雄札幌市長や札幌市農協と懇談

 紙智子参議院議員と一緒に、上田市長と原発問題について懇談しました。
左から、紙智子参議、畠山和也氏、私、上田文雄市長
 原発から撤退すべきという私たちの考えに、上田市長も意見が合うことが多いです。
 また、市長は「市議会が、『原発に頼らないエネルギー政策への転換をもとめる意見書(原案提出は日本共産党)』を全会一致で可決したことで、動きやすくなった」とのことでした。
 さらに、札幌市から泊原発までわずか70kmしか離れていないことについて、危険であるという考えで一致しました。


 札幌市農協(JAさっぽろ)にも行き、TPP(※↓)について意見交換しました。
こちらを向いている人は、左から、岡ちはるさん、私、井上ひさ子市議、紙智子参議
 農協は、TPP反対を明確に打ち出し、運動しています。ぜひ、力を合わせて、日本と北海道の農業、安全な食料を守りたいです。
 野田首相は、TPPを推進しようとしています。農協出身の鉢呂経済産業大臣の動向が気がかりです。


※ TPP:加盟国間で、工業品、農業品、知的財産権、金融、医療サービスをはじめ、全品目で関税を撤廃、関税自主権を放棄する。とくに農業は壊滅的打撃をうける

2011年9月5日月曜日

福島からの避難者「泊原発を止めて」

 福島県内から札幌に避難してきた人の話を聞く機会がありました。


 福島にいたころの情報不足などの問題も重大だと思いましたが、それ以上に重く受け止めたのは、札幌に避難してからの複雑な思いです。
 ただ、安全なところに避難してきたなどというものではないのです。
 避難したために、福島の人たちとのつながりが断ち切れてしまい、孤立しているのです。
 避難先によっては、「差別されている」地域もあるそうです。


 「私を受け入れてくれた地域は、みなさん暖かく親切にしてくれています。『何かしてほしいことはないか?』と聞かれます。してほしいことは、泊原発を止めてほしい。福島と同じことを起こしてはなりません」
 重い言葉です。
 泊原発はもちろん、日本中の原発からの撤退を進めていきたいと思います。政府の政策が決定的です。国に強く求めていきましょう。

東京電力の「想定外の津波」は嘘だった

 東京電力が福島第1原発に10メートルを超える津波が来る可能性があることを試算していたことが明らかになりました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(9月5日付しんぶん「赤旗」概要)
 国の地震調査研究推進本部が、三陸沖から房総沖の海溝沿いのどこでも大地震が発生する可能性があると見解を発表。


 このため東電は、2008年春に福島県沖で明治三陸沖地震が発生したとして試算し、福島第1での浸水高が15.7メートルとの結果を得ます。
 同年秋頃、土木学会に審議を要請しています。一方、発表や地元への説明はしていません。
 東電は、試算の詳細の公開については、現在も拒否しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 東電が情報を小出しにしたり、責任逃れをしようとしていることに、不信感を持ってきました。
 大津波の想定をしても、対策をとるのにカネがかかるから、知らないふりをしてきたのでしょうか。
 原発が事故を起こしたらどうなるのか、わかっていても、「私が勤めている間は、重大事故もなしでやりすごせるだろう」と、考えていたのでしょうか。

 広島・長崎で原爆を投下され、今も、後遺症で苦しんでいる人がいる。その国で、放射能に対して、こんなに無頓着でいいのか。
 



2011年9月4日日曜日

福祉用具、住宅改修の受領委任払い

 介護保険を使って、福祉用具を購入したり、住宅の改修(バリアフリー化)工事をしやすくなります。


 これまでは、まず費用全額を自己資金で支払い、その後、介護保険から、費用の9割がもどってくる方式(償還払い)でした。
 まず、全額用意しなくてはならないのが大変です。


 札幌市の場合、10月1日から、受領委任払い方式に変わります。
 これは、最初から費用の1割だけを支払えばよいのです。介護保険から業者に9割が支払われます。


 私ども日本共産党札幌市議団に、「トイレを洋式に替える、段差のあるところなどに手すりをつける、スロープにするなどの工事の場合、いったん10割全額を負担することができず、障がいのある人が施設から自宅に戻るのが大変」などの声が届き、議会で、一刻も早く実施するように求めてきたのです。
 少し時間がかかりましたが、ようやく、実現することになります。障がいのある方とご家族に朗報です。

長期欠席議員の給料、全国状況

 札幌市議会「市民のための議会検討委員会」(議会改革のための委員会)で、長期欠席議員の給料減額について検討しています。
 以前、病気のために長期に欠席していた議員がいました。任期の途中で辞職し、補欠選挙を行ない、さらに今年4月の通常選挙では、後継者が立候補して、当選しました。
 こういうこともあったため、長期欠席議員の給料をどうすべきか、「市民のための議会検討委員会」の検討項目にしたのです。
 まず、他の議会の現状について調査しています。
 長期欠席議員の扱いを決めている議会は少ないです。調べがついたところの規定をお知らせします。


◆秋田県 定例会全休で翌月から50%減額
◆鳥取県 1年経過後の翌月から支給なし
◆福岡県 定例会の連続全休で翌月から支給なし
◆大分県 1年以上で50%減額
◎深川市 1年経過後の翌月から減額
◎千歳市 6か月経過後の翌月から30%減額、1年経過後の翌月か       ら50%減額
◎恵庭市 1年経過後の翌月から30%減額

2011年9月2日金曜日

ラジオ収録裏話(5)慟哭は時を越えて

 ・・・・・8月30日お訪ねしたKさん(札幌市東区元村公園の近く)、「宮川さんラジオに出てるんですね。声が若いですね♡さっぽろ村ラジオをよく聴いてるんです」とのこと。うれしいな↑ブログも見てくださいね・・・・・


 さっぽろ村ラジオ(FM81.3)火曜日 午後2時からの番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」の収録をしました。


 前回の収録の時には、リクエストが4曲もありました↑↑
 今回は、リクエストなし↓↓
 ですから、家にあるCD(妻の、娘の)をもって行ってかけました。(ラジオ局のCD探してもらうと、吉泉さん・・パーソナリティー兼ミキサー兼電話番兼取材スタッフ兼営業その他社長以外全部・・の仕事を増やしちゃうからね。これでも、少しは気をつかっています)

 そして、私が「さぁ、次の曲は○○です。どうぞー」と言って、吉泉さんがCDをかけた時、アレッ曲が違うぞ…。
 「CDの1曲目に入っているからね」と言っていたんですが、そのCDが2枚組で、別の1枚の方の1曲目をかけちゃったんですね。… そういうこともあるさ!


 ブログだと、何人の人が見てくれたか、解析機能があるのでわかります。
 しかし、ラジオの場合は、何人の人が聴いているのか、増えているのか、減ってきたのか、わかりません。
 リクエストやメッセージなどいただけると、励まされるので、お願いします。


 さて、今回の収録では、「劇団一揆」の橋場昌子(はしば・しょうこ)さんをお招きしました。


 「劇団一揆」は、今月9日から、「慟哭は時を越えて」の公演を行ないます。それが、サッポロビールの創始者の物語なのです。札幌にご縁のある話です。
 そこで、ぜひ、宣伝してもらいましょう!ということですね。
明治時代。横浜の路上で行き倒れとなった男の死亡広告が
国中の名士に衝撃を与えた。時の総理大臣・黒田清隆らが葬儀を執り行ったその男こそ
札幌に麦酒醸造所(現・サッポロビール)をつくり、後に政府の方針に反対して
10年も消息を絶っていた村橋久成その人だった。
東日本大震災の後、現代の私たちは被災地を思い、今後の日本を思って
不安な世の中に暮らしています。明日はどうなるか分からない。
この国は本当に大丈夫なんだろうか? どう生きていけば良いんだろう。
それはもしかすると、明治維新の動乱を経験した人々も同じ気持ちだったかもしれません。
現代の私たちに語りかける村橋久成の生き様を、一緒に追いかけてみませんか?

9月9日(金) 午後7時から
9月10日(土) 午後1時半から、午後7時から
9月11日(日) 午後1時半から


やまびこ座 (札幌市東区北27条東15丁目 地下鉄東豊線元町駅2番出口より徒歩5分、駐車場あり)

◆前売り券 (電話011-872-0086、メール ikki@hot.dog.cx に連絡すればOK)
 一般1,800円、ペア3,200円、高校生以下・65歳以上1,500円
◆当日券 一律2,000円
  「宮川じゅんの待たせてゴメンね」と言うと前売り料金になります。「一般」、「高校生以下・65歳以上」は、前売り料金に割引されます。ただし、「ペア券」、「団体割引券」は除きます。



北海道保育団体連絡会「秋のスタート集会」

 「どの子にもゆきとどいた保育の保障を」と、行なわれた北海道保育団体連絡会の「秋の運動スタート集会」に参加しました。
 会場いっぱいでした。

 開会あいさつに続いて、新潟大学准教授・DCI(子どもの権利を専門とする国際的市民団体)日本支部事務局長の世取山洋介(よとりやま・ようすけ)先生の「子どもの権利条約と保育」と題する講演がありました。

 深く考えさせられる、いい講演でした。
 「子どもの権利」は、新しい考え方ですね。
 「子どもはビシッと、しつけることが大事」、「子どもの『権利』なんて言って、ワガママ言わせたらとんでもないことになる」という考え方が多いです。

 日本も批准している「国連子どもの権利条約」は、「子どもの見解が、その年齢および成熟に従い、正当に重視される」、「子どもが … 幸福、愛情および理解ある雰囲気の中で成長すべきである」としています。
 … むずかしいですね。

 世取山先生は、「子どもが『ねぇねぇ』と言ったときに、大人が『なーに』と答える人間関係」や、「赤ちゃんが空腹で『オギャー』と泣いたときに、ミルクをあげること」だとも、されています。
 … できるかも。

 虐待事件や児童福祉の後退も問題になっていますが、子どもの気持ちをわかってあげること、子どもにとって一番いいことをしてあげることでしょうか。

 虐待はダメだと、はっきりしていますが、児童福祉の制度改正の問題となると、難しくなりますね。

 世取山先生は、政府が進めようとしている「子ども・子育て新システム」は重大な問題があると、おっしゃっていました。

 「子供の笑顔を守りたい」みなさん共通の願いです。問題のあるシステムはやめさせましょう。

 会場で販売していたクッキー(100円)は、とても美味↑↑
 また食べたいです。