北海道議会・食と観光対策特別委員会に、IR(カジノを含む統合型リゾート)に関する道民アンケートを実施する報告がなされ、私は質問しました。
このアンケート(グループインタビューという方法)は、道民から無作為抽出した方から参加者をつのり、まず、道が作成した冊子「もっと知りたい統合型リゾートIR」を使って、IRについて説明します。
そのうえで、質疑応答、意見交換を行い、アンケート調査を実施するというものです。
アンケートの中には、「IRの誘致について、どのようなことに不安がありますか。以下の項目ごとに、あてはまる数字に○をつけてください」という項目もあり、
(1)ギャンブル依存問題が深刻になる
①不安はない ②どちらかといえば不安はない ③どちらでもない ④どちらかといえば不安がある ⑤不安がある
(2)治安が悪化する ①から⑤同じ
(3)青少年育成に影響が生じる ①から⑤同じ
(4)自然環境に影響が生じる ①から⑤同じ
(5)継続した施設運営が難しい ①から⑤同じ
となっています。
私は、アンケートの前に行う説明「もっと知りたい統合型リゾートIR」の冊子の中に、質問項目に関連する内容・・・
(1)「ギャンブル依存問題が深刻になる」については、「自治体や支援機関が連携して依存対策を進めることとしています」
(2)「治安が悪化する」については、「健全な事業者がIRを運営することとなります」「反社会的勢力は入場することができません」
(3)「青少年育成に影響が生じる」については、「青少年が暮らしの中でカジノの広告を目にすることがないようになっています」
(4)「自然環境に影響が生じる」については、「生態系や水質、景観などに十分配慮した施設整備を行う必要があります」
(5)「継続した施設運営が難しい」については、「継続して運営できるIR整備の可能性や整備方針を検討することが重要」
などと書かれてあり、この説明を事前に行えば、参加者は「不安はない」と感じてしまうのではないか、影響を受けてしまうのではないかなどと質問しました。
IRについて、住民は上記の説明の他にも様々な不安を持っていると思いますが、「対策をとります」などと聞かされると、「大丈夫なのかな」と思ってしまうのではないでしょうか。
公正なやり方のアンケートとは思えません。
私の質問がテレビの情報番組で放送されました。
0 件のコメント:
コメントを投稿