さっぽろ村ラジオ(FM 81.3   インターネット NEW ZONE FM で、全国で聴けます)
                毎週火曜日 午後2時からの番組 「宮川じゅんの待たせてゴメンね!」 お聴きください

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生活保護問題を中心にしたブログ「宮川じゅんの生活保護相談ブログ」http://matasete-soudan.blogspot.jp/もあります。ごらんください。         

2018年7月4日水曜日

道営住宅に危険な塀

 学校の塀の危険性について問題になっていますが、札幌市東区内の道営住宅にも地震の際に倒壊の可能性のある危険な塀がありました。


 とりあえず、ロープを回し人が近づかないようにし、回覧板で周知しています。
 現地を確認し、早急な改善を要望しています。

2018年7月2日月曜日

ラジオ収録 北海道の労働環境

 札幌市東区を中心に放送している「さっぽろ村ラジオ」(FM81.3)の番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日午後2時から2時半)の収録をしました。

 ゲストは、北海道労働組合総連合議長の黒沢幸一さんです。


 黒沢さんから、北海道は賃金が低くて、労働時間が長い、非正規雇用が多いという深刻な状況を聞きました。
 明るいニュースとしては、有期雇用(1年ごとに契約を更新して雇用されるなど)の方は、5年経過すると、無期限の雇用になる法律改正がされたことです。
 1年ごとの契約の方は、「来年も働けるのかわからない」という不安を抱え、「経営者に気に入られないと、更新されないのではないか」と気を使っている人も多かったのではないでしょうか。そう考えながら長年働いてきた方には朗報です。
 しかし、会社から「5年たったから無期限になるよ」とは教えてくれないそうです。自分で申告しなくてはならないのです。
 ですから、法律や働き方の知識を得ることが必要です。それが自分を守ることになります。
 労働組合に入ると、一緒に働き方を考え、会社と交渉する仲間ができます。
 そういう労働組合のことを多くの人に知ってもらいたいです。

北海道医療介護研究集会 優生手術

 6月30日、北海道医療介護研究集会に参加しました。
 記念講演は、小野寺信勝弁護士の「旧優生保護法から考える人権」。
 優生手術を強制された小島喜久夫さんご夫妻も参加されました。

 小島さんは、18歳で入院させられました。
 「寝なさい」と言われ睡眠剤を飲まされ、目が覚めると独房のようなところにいたそうです。

 看護師からは「精神分裂だ」と言われたそうです。
 入院中に抵抗すると、抑え付けられて注射をされ、痛くて腕が動かなくなったそうです。
 電気ショックもされ、注射と電気ショックの恐怖で逆らえなくなりました。
 そして、 医師の診察を受けることもなく手術をされました。
 その後、病院から逃亡し親せき宅で暮らすようになりました。
 結婚後も、奥さんに優生手術を受けさせられたことは言えないままでしたが、今年、宮城県で裁判を起こした人がいることを新聞で読み、奥さんに「自分も優生手術をされたんだ」と告白し、自らも国の責任を問う訴訟を起こすことにしました。

 全国で強制優生手術をされた方は16,475人、北海道は全国で最多の2,593人です。

 私は、北海道議会で3月に優生保護法による強制手術の問題を取り上げ「人権問題と捉えているのか」と道の考え方をただしましたが、その時には「現在の基本理念とは相いれない」と繰り返すばかりで「人権問題」と認める答弁はありませんでした。
 6月29日、「今でも『人権問題』という認識を持っていないのか」と質問すると、「人権上の観点においても問題があったのではないかと考えるところ」と、道の認識の発展がみられたと思います。
 全国で、大きな問題として取り上げられてきていることが、道の考え方を変えたのではないかと思います。