FM81.3 さっぽろ村ラジオの番組「宮川じゅんの待たせてゴメンね」(毎週火曜日 午後2時から)の収録をしました。
福島県から避難してこられたSさんがゲストです。
厚別区に住んでいますので、地下鉄東西線に乗り、東豊線に乗り換えて、「東区役所前駅」近くの「さっぽろ村ラジオ」に来ていただきました。
6月に札幌に来たばかりの方ですから、「ちゃんと地下鉄の乗り換えできるかな?」と心配しながら、地下鉄「東区役所前駅」に着いたら電話してもらい、迎えに行くことにしていました。
ラジオ局に向かう途中、「これから収録ですか?」と声をかける人がいてビックリ。番組によくリクエストしてくれる「摩利支天さん」(ラジオネーム)でした。
「今度からリクエストやメッセージをくれた人に、ラジオ局からリスナープレゼントを出すことにしましたよ。居酒屋のビール1杯無料券、又はラーメン割引券です。どちらがいいですか?」なんて話をしながら、ラジオ局に行ってみると、オヤ?、ゲストのSさん、すでにラジオ局に来ているじゃありませんか。
「早く着いたので、自分でラジオ局に来た」とのことでした。待たせてゴメンね。
いつものように、音声係の吉泉さん(局の主要パーソナリティー、兼ミキサー、兼営業、兼取材担当、兼機材運搬、兼電話番など社長以外全部)は、滝のような汗を流しながら、狭いスタジオでの収録が始まりました。
Sさんが語っていた言葉が忘れられません。「北海道の人が親切に、『何かしてほしいことはないかい?』と聞いてくる。一番してほしいことは、泊原発を止めてほしい」
福島から、放射能をのがれて札幌にやってきたSさん。愛するふるさとを離れ、複雑な思いがあるのです。だから、せめて、北海道は放射能に汚染させたくない、泊原発は止めたいと思っているのです。
Sさんの思いをしっかり受け止め、安心して暮らせる、美しい北海道を守りたいです。