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2011年9月5日月曜日

東京電力の「想定外の津波」は嘘だった

 東京電力が福島第1原発に10メートルを超える津波が来る可能性があることを試算していたことが明らかになりました。


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(9月5日付しんぶん「赤旗」概要)
 国の地震調査研究推進本部が、三陸沖から房総沖の海溝沿いのどこでも大地震が発生する可能性があると見解を発表。


 このため東電は、2008年春に福島県沖で明治三陸沖地震が発生したとして試算し、福島第1での浸水高が15.7メートルとの結果を得ます。
 同年秋頃、土木学会に審議を要請しています。一方、発表や地元への説明はしていません。
 東電は、試算の詳細の公開については、現在も拒否しています。
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 東電が情報を小出しにしたり、責任逃れをしようとしていることに、不信感を持ってきました。
 大津波の想定をしても、対策をとるのにカネがかかるから、知らないふりをしてきたのでしょうか。
 原発が事故を起こしたらどうなるのか、わかっていても、「私が勤めている間は、重大事故もなしでやりすごせるだろう」と、考えていたのでしょうか。

 広島・長崎で原爆を投下され、今も、後遺症で苦しんでいる人がいる。その国で、放射能に対して、こんなに無頓着でいいのか。