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2014年10月9日木曜日

代表質問~値上げは必要なかった

 私が、札幌市議会で行なった代表質問の内容を順次、紹介しています。


 市議会では、昨年度の決算を行なっています。
 昨年度、市営住宅の低所得者の家賃を値上げしました。
 ていねプールで無料だった子どもと高齢者の料金を有料化しました。
 リラックスプラザで無料だった障がい者の料金を有料化しました。
 しかし、決算を見ると、昨年度札幌市の一般会計は黒字だったのです。
 値上げや有料化は、しなくてもよかったのではないでしょうか。

次に、昨年度決算についてうかがいます。
 昨年度の一般会計決算の歳入は8517億円、歳出は8420億円で、次年度への繰り越し41億円を引いた実質収支で56億円の黒字でした。
財政調整基金から11億円の取り崩しを予算計上していましたが、取り崩すどころか、逆に285千万円積み立てを増やしました。
質問の第1は、使用料手数料についてです。
市営住宅家賃減免制度の見直しがあり、8割・7割減免というもっとも所得の低い階層、生活保護と同等かそれ以下の所得の世帯に値上げが行われました。29の市営住宅自治会など187団体から、議会に反対陳情が出されました。
また、ていねプールと川下公園のリラックスプラザについて、事業仕分けで「廃止」あるいは「廃止を含む見直し」とされたために大混乱を招き、結局、両施設とも有料化で存続することになりました。
ていねプールでは小中学生と高齢者を対象にした有料化で、リラックスプラザは障がい者減免の有料化でしたが、これら2つの施設での有料化による増収は、1330万円であり、一般会計が56億円の黒字になったことを考えると、子ども・お年寄り・障がい者からお金をとることはやめるべきでありました。
値上げしなくても、本市財政への影響はほとんどなかったと思いますが、いかがですか。

また、今後は、施設利用料の見直しについては、利用者の声を十分聞き、合意を前提とすべきと考えますが、いかがか、うかがいます。

上田市長答弁
2項目目の平成25年度の決算についてお答えをさせていただきます。
まず使用料手数料についてでございます。
使用料などの受益者負担につきましては、サービス提供のコストと料金のバランスや、他都市との均衡などを勘案いたしまして、適正な負担とすることを基本にいたしまして、不断に見直すべきものと考えております。
また、今後の見直しにあたっても、引き続き、市民や利用者の皆様に必要性を十分に説明をさせていただきまして、ご意見をしっかり伺った上で、議会にお諮りをしながら、取組を進めてまいりたいと考えております。

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