今回は介護問題です。
デイサービスに通っている要介護者が、家に帰らず、そのままデイサービスに泊まっているのです。
介護体制は? 防火設備は?
基準はないのです。
次に、介護の問題について質問します。
質問の第1は、デイサービスで要介護者を宿泊させている問題です。
本市における特別養護老人ホームの待機者は、10年間で2600人以上増えています。
グループホームに入所して待機したり、ショートステイをつないで、なんとか生きているというのが現状です。
自宅で介護できない様々な事情があると思いますが、デイサービスに行き、そのまま帰らずに宿泊している、いわゆる「お泊りデイサービス」が札幌市内で行なわれています。
ただ単に認められない、許されないでは済まされない事情も考えられますので、入所施設への受け皿を整えて、高齢者本位の解決をすべきと考えます。
デイサービス事業所で要介護者が宿泊している実態を把握されているのですか。
どの事業所で行なわれ、1日当たり何人が宿泊しているのか、デイサービス事業終了後の時間帯には、介護福祉士・看護師が常時監視しているのか、本市ではグループホームの火災で7名が死亡するということもありましたが、消防設備は整っているのか、雑魚寝させているところもあると聞いていますがプライバシーは確保されているのか、などの実態について、本市は把握しているのですか、うかがいます。
ただちに実態調査を行ない、必要な対策をとるべきですが、今後の対処方針についてうかがいます。
副市長答弁
介護保険についてお答えいたします。
まず、デイサービス事業所における要介護者の宿泊についてであります。
通所介護事業所が、自主事業として行っている宿泊サービスについては、平成25年5月に札幌市内の全通所介護事業所470か所あてにアンケート調査を実施し、そのうち約64%の事業所から回答を得ております。
その結果、回答のあった事業所のうち、約16%の48事業所が宿泊サービスを行っており、実施している事業所の1日当たりの平均利用者数は、約2人でありました。
現在、国では、「指定権者への届出」、「都道府県による情報の公表」、「市町村への事故報告」を平成27年4月以降に導入し、「人員、設備、運営」に関するガイドラインの策定を検討しているところであります。札幌市といたしましても、今後、国の方針に基づき、より詳細な実態の把握に努め、適切に対応してまいりたいと考えております。
宮川発言(要望)
デイサービスにおける宿泊についてであります。
自主事業ということですから、監査が入っていないんですよ。
実態がどうなっているかわからないんですよ。
市内の64%から回答を得たということでありますから、36%は回答していない、市のアンケート調査に対して回答していないことにこそ、私は問題があるんじゃないかと思いますよ。
そこに立ち入り調査をすべきだと思いますよ。
もし夜間に火災が起きたらどうなりますか。
消防設備はどうなっているかわかっているんですか、わかっていないんでしょ。
事故が起きる前にただちに立ち入り調査を行い改善させるべきは改善させていただきたい。これはすぐやっていただきたいということを申し上げておきます。
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