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2014年10月13日月曜日

代表質問~保育士処遇改善で前向き答弁引き出す

 札幌市議会で行なった私の代表質問の、保育部分についてご紹介いたします。
 今回は、保育士の処遇改善についてです。
 保育士は、とても大切な仕事なのに、給料が安く、責任が重いのです。
 保育士の賃金改善、それも基本給で上げるべきという質問で、前向きの答弁を引き出しました。




質問の第3は、待機児童ゼロを保障する土台でもある保育士の確保と処遇改善についてです。
職業安定局が、保育士資格を有する求職者のうち、半数は「保育士として働くことを希望していない」ことに着目して、意識調査を実施しました。
保育士を希望しない理由で最も多いのは、「賃金が希望と合わない」47.5%であり、「責任の重さ・事故への不安」が40.0%です。
また、川村雅則北海学園大学准教授による「保育・保育労働をめぐる問題」では、保育士の仕事や労働条件等に関する満足度について、特徴の第一として上げているのが「仕事の内容・やりがいに関する満足度の高さ」で、満足から不満を引いたDI指数でプラス 59.5と非常に高い数値です。
逆に最も低いのが、「賃金」であり、民間の正規職員でも、マイナス 34.1であり、民間非正規においては,マイナス46.4になっています。
これらの調査結果から、保育士は、とてもやりがいのある仕事だが、賃金が低く、責任の重い仕事という実態が浮き彫りになっていると思うのですが、市長の保育士の仕事に対する認識と、処遇改善の必要性についてのお考えをお示しください。
昨年度、国は保育士等処遇改善臨時特例事業を実施し、「保育士一人あたり月額8千円から1万円の給与改善になる」としていましたが、市内の保育所では、どの程度賃金が上がったのか、基本給で上がったのか、手当だったのかなど実施状況を明らかにしてください。

また、今年度についても賃金の引き上げを実施するのか、するのであれば、基本給での引き上げが望ましい旨、各保育所に指導すべきと思いますが、いかがか、うかがいます。

副市長答弁
保育士の確保と処遇改善についてであります。
保育士の仕事は子どもの健康と安全を守り、人格形成に重要な乳幼児期に専門的知識と技術をもって、保育をする重要なものであると認識をしており、適切な処遇が確保されるべきものと考えております。
昨年度、国の補助制度を活用して実施した「保育士等処遇改善臨時特例事業」では、パートも含めた保育所職員1人あたり平均で月額7,633円の賃金が改善されたところであります。
賃金改善を実施した市内208施設のうち、基本給を改善したのは10施設で、198施設については一時金で支給しております。
今年度につきましても、この事業を実施することとしており、事業の趣旨を踏まえ、基本給の改善を各保育所に働きかけてまいりたいと考えております。

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