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2011年10月25日火曜日

札幌に高等養護学校が足りない

 小学校・中学校には「特別支援学級」があります。
 私の少年時代には「特殊学級」と言っていました。私が、議員になったころには「障害児学級」に変わっていました。そして、今は「特別支援学級」です。


 数十人の子どもたちが、一つの教室で学んでいくことに、適さない子どもたちが、少人数で、ゆっくりと学び、生きる力をつけていきます。


 札幌市では、地域に一人でも特別支援学級を必要としている子どもがいれば、その地域の小学校・中学校に特別支援学級を開設することにしています。
 歩いて通える学校に行く、近所の友達と同じ学校に行くというのは、いいことですね。


 しかし、中学校卒業後が問題なのです。
 市内の高等養護学校に行ければよいのですが、まず、子どもの状態、障がいの程度などにより、行く学校はおのずと決まっていきます。
 ですから、バスや地下鉄を乗り継いで、遠くの学校に行かなくてはならないことが多いのです。
 それも、障がいのある子どもが通うのですから、いっそう大変です。


 それでも、市内の学校に行ければまだいい方で、市外もはるか遠くの学校にしか入れないこともあります。


 以前、私の知人の子どもさんは、札幌からはるかに離れている養護学校に入学しました。
 寮生活でしたが、知人は、金曜日に、子どもさんを迎えに行き、金曜日の夜から日曜日まで、札幌の自宅で一緒にすごします。
 日曜日には、また、子どもさんを送り届けて、札幌に帰ってきます。
 
 重大なトラブルがあって、緊急に札幌から養護学校へ走ったこともあったそうです。


 いま、札幌の子どもさんで、市内の高等養護学校に入れずに、100km離れている雨竜町の学校に入学した子どもさんもいるそうです。
 親も子も大変です。


 札幌市内に高等養護学校を増やして、遠くに行かなくて済むようにしたいです。

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