その概要をお知らせいたします。
ペレット~木を粉末にして高圧で固めたもの
冬の暖房、ボイラーの燃料は、石油に依存していますが、石油は、ペルシャ湾からホルムズ海峡、マラッカ海峡を通り、日本に輸入されています。
この2つの海峡は非常に危険で封鎖の可能性があります。
この2つの海峡は非常に危険で封鎖の可能性があります。
そうすると、石油の輸入に支障をきたします。
輸送距離は1万2000kmにわたり、輸送エネルギーを大量に消費します。
石油代金は、産油国に支払われるため、経済の地域循環という観点からも、問題があります。
これらの問題点、また、原発に依存しないためにも、エネルギーの転換がもとめられ、その一つとして、ペレットの活用が期待されています。
ペレットは、木から作られています。
木が生長するときには、光合成を行ない、二酸化炭素を吸収し、木の中に封じ込めます。
ペレット(木)を燃やすと、二酸化炭素を排出します。
しかし、燃やした後、木を植えることで、また二酸化炭素を吸収します。
これを繰り返すことで、二酸化炭素は増えないというのが、木質バイオマス(ペレットなど)の考え方です。
近年は、ペレットストーブやボイラーが少しずつ増えてきました。
私は、学校をはじめ公共施設など大型の建物のボイラーをペレットボイラーにすべきと考えています。
とくに、1年中ボイラーを使う温水プールでペレットボイラーを導入することは、非常に有効です。
札幌市内に約50の木材加工会社があるようです。
そこから出る端材(ペレットの原料になる)は、全体として、どれだけの量なのか、現状でどう活用されているのか?
市内・近郊の農家から発生する稲わら・麦わら・玉ねぎの皮などもペレットにするよう研究すべきではないか?
ペレットを燃焼させた後に残る灰を肥料として活用できるようにすべきではないか?
と、質問しました。
答弁は、ペレット燃料の地産地消は、地域経済の振興という面からも有用である。
市内の木材加工場から発生する端材の全体像の把握、稲わら・麦わら・玉ねぎの皮のペレット化について、調査・研究が必要である。
灰は、産廃として埋め立てされているが、肥料や土壌改良材としても再資源化など、有効活用を検討したい。
私の質問に対して、すべて前向きの答弁でした。
私が、今回のような質問が出来たのは、 北海道新エネルギー普及・促進協会の講座で、南幌町にある広教資材という製材会社がペレットの製造・活用をしているのを見学に行ったからです。
実際に現場を見ておくと、質問も確信をもってできるのです。
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