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2012年9月7日金曜日

札幌市西区で59歳男性の孤立死 15年間水道停止

 8月27日の読売新聞で、札幌市西区のアパートで一人暮らしの59歳男性が孤立死していたという報道がありました。

 新聞報道の概略は、
「7月11日、近所の人が、アパートの部屋の窓に虫が増えているのを不審に思い、警察に通報。署員が室内に入ったところ、男性がベッドに横たわったまま亡くなっていた。死後3~4カ月とみられる。この男性は、アルバイトの他、地方に住む母親と妹から仕送りを受けていたが、それが止まった。部屋には、テレビとベッドだけ。財布には、旧百円札1枚だけだった。食料は一切なく、餓死した可能性がある」とのこと。

 新聞には、今年4月に、電気、水道が止められたとありますが、水道が止められたのは、15年も前でした。

 水道の経過は、

1997年3月、料金滞納(6570円)のため、給水停止。
2005年8月、訪問しても会えないため、料金未納扱いから長期不在扱いになる。以後、水道局としても訪問をやめる。

ということです。
 しかし、本当に長期不在だったのでしょうか?

 長期不在だった男性が、戻って来て、そこで死亡したという事でしょうか?
 本当は、水道を止められても、ひっそりと部屋にいたという可能性はないのでしょうか?

 もし、部屋に住み続けていたのであれば、水道料金の督促に行った職員が、(たとえ居留守を使っていたとしても)人が住んでいる気配を感じることができたかもしれません。
 ご近所の人から、聞き取りをしたのでしょうか?

 料金の督促にいった職員が、ねばり強く訪問し、生活再建の援助ができていれば、状況は変わっていたのかもしれません。

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