写真左が広教資材株式会社代表取締役押岡昌志さん、中央がNEPA理事長山形定さん
南幌町にある広教資材株式会社では、学校で使う版画用の版木などを製造しています。
丸太から版木などを作る場合、70%以上が使えない端材になります。
以前は燃やしていたそうですが、それが禁止され、産廃として処分しなくてはならなくなりました。
何か、いい活用方法がないか考え、ペレットという燃料にすることにしました。
近所の農家から出る稲わらや、麦わらもペレットにしています。
まず、木や稲わらをビニールハウスで乾燥させます。
粉末にして、高温で固めて、機械の小さな穴から押し出します。
ペレットが出来上がります。
麦わらのペレットはパンのにおいがしました。
稲わらのペレットは、ご飯のにおいがするそうです。
ペレットは、南幌温泉のシャワー用のボイラーで燃焼させます。
巨大なタンクから、ペレットが流れて行き、
ペレット用のボイラーで燃焼させます。
灰は粉末にします。
灰は、農地の融雪剤として活用されます。
しかし、良質な灰であるため、肥料として活用するのが、今後の課題です。
押岡昌志さんの取り組みは、非常に先進的です。
話もユーモアあり、情熱的でした。
工場を案内する時に、以下のような話をしてくださいました。
彫刻刀を使う授業は、減っている。
子どもがケガをすると問題になるからです。
しかし、苦労して木を削って作り上げるところに意味があるのではないでしょうか。
刃物でケガをして、痛い思いをし、血を流すこともあるかもしれませんが、痛い思いをしてこそ、人に傷をつけてはならないということを学ぶ機会になるはずです。
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