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2012年12月1日土曜日

東区の孤立死の男性、本当は餓死ではないか

 27日に発見された、札幌市東区での、88歳の母と61歳の息子の孤立死。

 新聞報道では、母は老衰、息子は「低栄養による衰弱死」ということです。

 「低栄養による衰弱死」というのは、「餓死」のことではないのかと思い、新聞社に電話して聞きました。

 その新聞社で対応してくれた方は、結論的には「よくわからない」ということでした。
 「低栄養による衰弱死」と書いたのは、「警察発表がそうなっていたから」とのことです。

 それで、発表した警察署に電話して聞きましたが、やはり「よくわからない」ということで、「医師による死体検案書がそうなっていたから」とのことでした。

 「その医師に聞くから、誰か教えてほしい」と言うと、「教えられない」とのことです。

 そこで、保健所に電話して、「一般論として聞きますが、『餓死』と『低栄養による衰弱死』とは違うのでしょうか?」と、うかがうと、親切に教えてくれました。
 「『低栄養による衰弱死』の中には、『餓死』が含まれていることもある。しかし、『餓死』としなかったのは、おそらく胃の中に食べたものが少しでもあったのではないかと思われます。まったく食べなかったわけではない、少しだけ食べたけれど、もともと病気があったために体力が弱って『衰弱死』ということも考えられます」とのことでした。

 「餓死」の可能性もあるのですね。
 「餓死」でないとしても、とてもひどい状況だったことに違いありません。

 区役所の職員が何度も訪問していたのです。
 無念です。

 札幌では、25年前に母親餓死事件がありました。
 生活保護を打ち切られ、その後は受けさせてもらえなかった母親が、小学生2人と中学生1人を残して、餓死したのです。

 今年1月に、姉妹孤立死が起きました。
 お姉さんは、生活保護を受けたくて、3回白石区役所に行きましたが、3回とも追い返されて、生活保護を受けることはできませんでした。
 ガス暖房のガスが止められ、電気も止められる中、お姉さんは病気のため室内で死亡します。
 残された知的障がいのある妹さんは凍死していました。

 そして、今回の悲劇です。

 このような事件を、これ以上繰り返さないように、市民を暖かく支え、守る札幌市政に変えなければなりません。
 そのために頑張るのが私の仕事だと自覚しています。
 これまでも力を尽くしてきたつもりですが、いっそう頑張っていきますので、お力添えをお願いします。

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