さっぽろ村ラジオ(FM 81.3   インターネット NEW ZONE FM で、全国で聴けます)
                毎週火曜日 午後2時からの番組 「宮川じゅんの待たせてゴメンね!」 お聴きください

生活相談など、私への メール ⇒ ■ここをクリック■ (個人情報をわからないようにして公開することがあります。非公開希望の方は、「非公開希望」を書いてください)
                     
                 ブログへの「コメント」は、内容を確認させていただき、ブログの趣旨に合うものを公開します。

生活保護問題を中心にしたブログ「宮川じゅんの生活保護相談ブログ」http://matasete-soudan.blogspot.jp/もあります。ごらんください。         

2012年11月19日月曜日

市川啓子教授「子どもの権利条例」講演会

 「子どもの権利条例のある街・札幌の子どもたちは ---- 制定から4年目を迎えた『札幌市子どもの権利条例』の市民による検証」講演会・シンポジウムに参加しました。

 第一部は、市川啓子さん(札幌市子どもの権利救済機関子どもアシストセンター子どもの権利救済委員、札幌学院大学教授)の講演「子どものSOS~子どもの声が聞こえますか?」



 札幌市子どもアシストセンターでは、電話・メール・面談で、子どもや親から相談を受け付けています。
 3年間で受け付けた相談の数は、のべ11,545件(実数3,640件)。

 昨年度の相談述べ件数の上位5位は、

(子どもからの相談)
1位 友人関係
2位 情緒不安定
3位 親子・兄弟関係
4位 いじめ
5位 子どもと教師の関係

(大人からの相談)
1位 子どもと教師の関係
2位 友人関係
3位 養育・しつけ
4位 親子・兄弟関係
5位 不登校

 「あなたは、疲れること、不安に思う事がありますか?」という質問に対する回答では、
1位 学校の勉強・宿題(53%)
2位 受験・進路(43%)
3位 友達や先輩との関係(30%)
5位 親との関係(16%)
7位 先生との関係(11%)

 子どもは、「友達・親・先生との関係性」に疲れているようです。

 メールでの相談が増えているそうです。
 それは、「匿名性」。
 誰が相談しているのか、わからないからで、とくに「いじめ」に関する相談はメールが多いそうです。

 第二部は、シンポジウム。



 元衆議院議員の児玉健次さん、中学校養護教諭のSさん、小学校2年生と3歳のお母さんのAさんの3人がパネラーとなり、それぞれの立場から報告がありました。

 札幌市が、「子どもの権利条例」を制定した街にふさわしく発展してほしいです。

 3年連続で市内の中学生が自殺しています。
 不登校の子どもがたくさんいます。
 保育所不足は今も深刻です。
 子どもたちが、暖かく守られ、健やかに成長できるように、大人が果たすべき責任は重大です。

0 件のコメント: