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2012年10月22日月曜日

国保の問題(2)収入が同じでも国保料が上がる

 札幌市議会決算特別委員会で、国保の問題を取り上げて質問しました。
 昨日に引き続き、質問内容をご紹介します。

 昨日のブログで、「札幌市では、保険料を(値上げさせず)据え置くために、一般会計から国民健康保険会計に繰り入れをしています」と書きました。

 しかし、「自分の場合、収入は変わらないのに、毎年、国保料が上がっていく」という方がいらっしゃると思います。

 それは、国民健康保険加入者の平均所得が下がり続けているからなのです。
 1992年度以来、加入者全体の所得が下がり続けているのです。
 
 下の表は、ちょっと乱暴な想定ですが、○○円というのが、国保加入者の所得だとしてください。
 今も昔も、国保加入者は8人しかいないという想定です。



 昔は、500万円の所得の人、次に450万円の所得の人がいて、300万円の人は、上から5人目でした。
 今は、同じ300万円の人は、上から2人目です。

 国保加入者全体の所得が下がると、同じ年収の人でも、相対的に所得が高い位置になっていくのです。

 そして、平均国保料が変わらないとするなら、同じ所得でいた場合、国保料が上がっていく仕組みなのです。

 ・・・ ややこしい話を、わかりやすくしたつもりが、かえってわからなくなってしまったでしょうか。

 札幌市の国保加入者の平均所得は、

 1992年度 279万円
 2012年度  95万円

 およそ3分の1に減っているのです。

 年金収入で200万円の2人世帯の場合、
 その国保料は、
 1992年度  4万7千円
 2012年度 12万5千円

 同じ収入でも、20年間で、3倍近くに上がっています。

 だから「国保料は高い」という負担感が切実になるのです。
 思い切って、国保料の引き下げが必要です。

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