実は、私ども日本共産党札幌市議団が、視覚障害者の方々と懇談した際、地下鉄駅のホームが危険であることを聞きました。
ホームの構造は二通りあり、
①中央部分に線路があり、その両側にホームがあるタイプ
②中央部分にホームがあり、その両側に線路があるタイプ(島式)
視覚障害者の方が、②の島式ホームの危険を
「欄干の無い橋」と言われた時の驚きは、今も忘れません。
たしかに、まん中のホームは細長い形で、左右にかたよると線路に落ちてしまいます。
視覚障害者の方は、島式ホームの地下鉄駅に行くたびに、「欄干の無い橋」を渡る恐怖感を感じていたのです。
それからというもの、議会で「転落防止可動柵」を設置せよという質問を繰り返しました。
最初のうち、札幌市交通局は、鼻もひっかけない態度でしたが、「転落防止可動柵」を設置したところは、駅の人身事故が激減(ほとんどなくなる)のです。
ねばり強い取り組みが、ついに、札幌市を動かし、設置を実現させたのです。
さて、できたことは、とてもいいことなのですが、
私は、ちょっと、取り囲まれているような、閉塞感を感じるのです。
調べてみると、様々な転落防止可動柵(ホームドア)があります。
フルスクリーンタイプ(東京地下鉄南北線王子神谷駅)
可動式ホーム柵(ヘルシンキ地下鉄ヴオサーリ駅)
予算の都合もあるでしょうが、ぜひ、幅広く検討するように、市議会決算特別委員会でもとめます。
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