市議会決算特別委員会で、消費税の損税について、市立病院に質問しました。
病院が、医療材料などを仕入れる際には、消費税を業者に払います。
ところが、医療費には、消費税がかかりませんので、患者(健康保険)からは、消費税分をもらう事ができません。
仕入れの時にかかった消費税は、病院が自腹を切ることになります。これを損税と言います。
昨年度、市立札幌病院が払った(自腹を切った)消費税は4億円。
もし、消費税が10%になると、支払いが4億円増えて、8億円になります。
昨年は、(4億円の消費税分を払いましたが)2億円の黒字でした。
しかし、消費税が2倍になることで、さらに4億円の支払いが増えると、2億円の赤字に転落することになるのです。
これは、市立病院だけではありません。
すべての病院で、損税が増えて、経営が大変になります。
国民医療の危機にもなるのです。
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