札幌市議会第3回定例会の決算特別委員会が始まりました。
まずは、都市局の審議ですが、しょっぱなから、勝負を挑む質問です。
それは、私がこれまで問題にしてきた、市営住宅の家賃減免の改悪問題を取り上げたからです。
札幌市は、「住まいの協議会」という、市の審議会に、家賃問題を諮問し、「家賃減免を縮小し、家賃を値上げすべし」という答申を出させました。
大学の先生方などが、話し合ってきたのです。
しかし、本当に、家賃減免をうけるような(生活保護基準以下の)生活感覚をわかっていただけたのでしょうか???
わたしは、生活保護基準以下なのに、生活保護を受けずに頑張っている低所得者の家賃を値上げする、弱い者いじめが許せないのです。
議会で、「低所得者の最低生活費に配慮すべきではないか」と質問しました。
答弁は、「生存権は、公営住宅法のみならず、他の制度も活用すべき」 ・・・ へ理屈に聞こえます。
市が、市営住宅の家賃減免制度を改悪し、低所得者(生活保護基準以下で頑張っている人)に家賃値上げを強行しようとしているのは、「行革」の考え方なのです。
「行革」(札幌市行財政改革推進プラン)では、他の政令指定都市と比べて、札幌市が安くしているものをピックアップし、それを「値上げせよ」と求めたのです。
それで、市営住宅の家賃減免が、「他の都市よりも値引き幅が大きいから、値上げせよ」ということになったのです。
「家賃を安くしてもらう事で、なんとか生活していける」という低所得者の気持ちを、わかってほしいのです。
私は、「最低生活費を下回る所得で頑張っている人の暮らしを、さらに厳しくする家賃値上げは問題だ!」と頑張りました。
しかし、札幌市は、弱い立場の人の声を無視して、値上げを強行する考えのようなのです。
みなさん、このような「市民の声を無視する一方的なやり方は許せない」と一緒に抗議の声を上げて、値上げを中止させましょう。
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