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2012年4月8日日曜日

チリ・クーデターをくぐり抜けてきた体験談

 アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会が主催した「報告学習会 ブラジル・チリ現代史=私が体験した民主主義革命の日」に行きました。


 「むずかしい話かな」と思っていたのですが、




 会場は、いっぱいでした。


 お話をしたのは、佐藤清利さん(ブラジルのブラジリア本願寺住職)です。 ・・・ブラジルの浄土真宗の住職さんです。ブラジルにもお寺があるんですね。


 
 チリのアジェンダ政権を支え、1973年の軍事クーデターがアジェンダ政権を襲ったときに、危機一髪で生き延びた人です。


 佐藤さんは、アジェンダ政権を倒そうとするクーデター軍の3機の戦闘機が、アジェンダ大統領の官邸を爆撃するのを見て、「もうダメだ」と思い、逃げる途中、つかまります。
 目隠しされ車で連れ去れら、10人ほどが機関銃を持って構えているところへ連れて行かれました。
 「いつ殺されるか分からない」状況で、機転を利かして言った「私は、国連から派遣された工場経営コンサルタントだ」の一言で、解放され、生き延びることができたのです。


 日本では、中南米の歴史や社会について、学校でもほとんど教えませんし、ニュースの報道も少ないです。
 しかし、そこに学ぶべきことがたくさんあることがわかりました。

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