太い下水道管を入れたり、雨水を地下に溜めておく「雨水貯留管」を埋めておいたりしているのです。
この図面の灰色の濃い部分が、整備の済んだところです。
そして、赤いマークは、水があふれたところです。
灰色の濃い部分にも、赤いマークがあります。
それは、ゲリラ豪雨の影響などです。
ゲリラ豪雨と呼ばれる、短時間に集中的に雨が降ることが増えています。
1時間で50ミリメートル以上の、非常に激しい雨が降った回数を調べますと、(全国のデータ)
1978年からの10年間で 159回
1988年からの10年間で 177回
1998年からの10年間で 238回
だんだん増えてきています。地球温暖化の影響でしょうか。
ゲリラ豪雨は、限られた地域に集中して降ります
1時間に35ミリメートルの雨に耐えられる下水道整備をしても、ゲリラ豪雨の場合には、水があふれてしまうのです。
上の地図に赤いマークが集中しているところと、全然ないところがあります。
マークが集中しているところは、「水がつきやすいところ」、「水害になりやすいところ」です。
私は、市議会予算特別委員会で、「水がつきやすいところから整備を進めていくべきだ」ともとめました。
もうひとつ、下水道整備の原則があります。
「下流から整備を進めていく」ということです。
上流だけ整備しても、上流から流れた水が、下流であふれて大変なことになりますからね。
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