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2011年11月5日土曜日

高い国民健康保険料

 札幌市の国民健康保険料が高いために、払えない人がとても多いです。


 サラリーマンなど勤めている人は、協会けんぽ(社会保険)に加入していますが、退職した人や無職の人、自営業、農業の方などは、国民健康保険に加入します。
 札幌市では30万世帯が加入しています。


 そのうち、5万6千世帯が保険料を払い切れず、滞納しています。
 そして、1万世帯以上で、保険証を取り上げられて、「資格証明書」というものが出されています。
 この「資格証明書」では、病院の窓口で10割全額を払い、あとで保険分の7割が戻ってくる仕組みです。


 7割が、あとで戻ってくると言っても、病院で10割全額払うことができないので、病院にかかることができなくなってしまいます。


 ですから、具合が悪くなっても、病院に行けず、我慢に我慢を重ね、いよいよ悪くなってから病院にかかりますが、そのときには病気が進行していて、短期間のうちに亡くなってしまう「手遅れ死」が起きています。


 とくに最近の札幌市の保険料徴収が厳しくなっています。
 以前なら、払えない人は、少しずつ払う「分割納付」をしていましたが、最近は、「分割じゃなくて、滞納分を全額払いなさい」と言われて、結局、払えずに区役所から泣く泣く帰ってくる人が増えているのです。


 国民健康保険は、福祉の考え方でやっていくべきです。そうでなければ、民間の保険会社の保険と変わらなくなってしまうと思います。


 とくに、札幌市では、国民健康保険に加入している人の所得が下がっています。


 1992年の国民健康保険加入者の平均所得は、年間279万5千円でした。
 現在は、96万円。
 20年間で3分の1に減っているのです。


 ですから、市役所は、取り立てることばかり考えないで、暮らしと健康を支える考え方が必要なのです。


 

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。

まさに国保のことで悩んでいて、いろいろ調べていたらここにたどりつきました。

>サラリーマンなど勤めている人は、協会けんぽ(社会保険)に加入していますが


同じ勤め人でも、会社側に社保の加入システムがなければ国保加入です。

私の場合は今年度の保険料が去年の倍以上の額になっていて、とても支払える状況ではなくなりました。かといって札幌市のHPをみたら、減免も簡単にはしてくれそうにありません。死にたくなります。そういう人、いっぱいいるんですね。


正直、給与の1割以上も保険料を払ったら、生活できません。


宮川先生のような考えの市議会議員さんもいるんだと、ちょっと心強くなりました。


暮らしやすい札幌になることを一市民として願っています。


匿名にて失礼いたしました。

宮川 潤 さんのコメント...

 事業所は、従業員の人数にかかわらず、協会けんぽに加入しなくてはなりません。
 しかし、実態として、健康保険に入れてくれない会社があります。それは、違法です。
 私の事務所(電話011-783-5466 平日10時から午後4時まで)で受け付けて、社会保険労務士と相談もできますよ(無料)。
 払えないようなら、とにかく、どこかに相談してください。

匿名 さんのコメント...

はじめまして。

事業所は、従業員の人数にかかわらず、協会けんぽに加入しなくてはなりません

というのは5人未満の会社でもそうなのでしょうか?
現在旦那が中古車販売をしており週6で朝から晩までの勤務ですが5人未満で入れないと 厚生年金も健康保険も加入できないと先週いわれました。すでに2年以上勤務していて、前会社の任意継続も切れ、今年からとても高い保険料がきて 子供も生まれたばかりで、毎月の生活がギリギリで貯金もできないし学資保険も入れず困ってます。

違法となる場合 どこかに相談しても会社が営業停止などなってしまうと 生活できなくなってしまうのですが。一体どうしたらいいのでしょうか。 働いても働いてもギリギリで何一つ贅沢できず 生活保護の方は苦労せず パチンコなどでお金を使ってる方もいたり、真面目に生活しているのに苦しい私達が本当にやるせないです。子供ができたのに貯金もできず 将来が不安で毎日横にいる赤ちゃんを見て不安で悲しくなります。こんな現状の札幌市を少しでも変えて欲しいです。応援してます。

宮川 潤 さんのコメント...

前のコメントに対する私の返事の内容が、不正確でした。申し訳ありません。
 「事業所は従業員の人数にかかわらず・・・」とありますが、正確には「法人」の場合です。個人事業主の場合は、5人以上で協会けんぽになります。
 しかし、実態として、法人でも協会けんぽに加入していないところは、かなりあるようです。
 それだけで、営業停止ではなくて、協会けんぽに入るようなるということになると思われます。

 赤ちゃんを見ていて不安な思いになってしまう世の中、本当になんとか変えなくてはなりません。
 赤ちゃんや若者たちの未来が、安心で輝くものにならなくては。
 私も力の限り頑張っていきます。どうぞ、一緒に、いい世の中にできるように、手をつないで頑張っていきましょう。