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2011年11月27日日曜日

雇用対策の「政策入札」実施せよ

 札幌圏の高卒予定者の就職内定率(8月末現在)14.6%
 一年前の8月末でさえ、16.7%だったから、それよりも厳しい状況。


 高校3年生、暗い気分でいるのかもしれません。
 確かに、就職決まらない気分は、つらいでしょう。


 私は、札幌市が、あらたに正規雇用をした企業には、「ご褒美」出したらいいじゃないかと、提案しています。
 「ご褒美」とは ・・・


 札幌市が、工事や、その他の仕事を発注します。
 その時は、「競争入札」です。(いくらで仕事を請け負うか、金額を書いた紙を入れます。一番安い金額を書いた企業が、仕事をとれる)
 あらたに正規雇用をした企業には、点数を上乗せして、落札しやすくする。または、正規雇用した会社だけを集めて、その中で、競争入札する。


 「市の仕事を取りやすくなりますよ」ということで、正規雇用を促すのです。
 こういう誘導策を「政策入札」と言います。


 これだと、市が、カネを使うわけではありませんから、税金の無駄使いにはなりません。
 そして、民間企業に対して、正規雇用を促すことになるのです。


 しかし、「政策入札」だけで正規雇用が急激に増えるところまではいかないと思います。
 根本問題は、経済全体が良くなることです。


 そのためには、中小企業向けの仕事を増やすこと、福祉をしっかりさせて暮らしを支える、市民が安心して暮らしていけるようになると、生活を楽しむ余裕ができる、モノが売れる、地域経済が良くなる。これが一番大事なことです。


 しかし、「政策入札」も、雇用と経済を良くするための一つの方法です。
 可能性があるものは、すべてやってみる積極性が、札幌市に必要です。

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