北海道胆振東部地震による停電で、マンション等のビルでは、水道水を屋上の貯水槽にポンプアップできなくなったために、各戸への配水ができなくなったところがたくさんありました。
住民は、建物の外にある散水栓や、近所の公園から水をくみ、エレベーターが動かないため階段で水を持って何度も何度も上がることになりました。
ある道営住宅では、ポンプが作動しなくなったために、緊急に建物内の配水管と外の水道管の直結工事を行い、給水を復活させました。
ある程度の高さであれば(札幌市東区であればおよそ10階程度までと思われます)、水道の直結で給水が可能です。
直結化を増やすように求め、前向きの答弁を引き出しました。
●宮川質問
集合住宅等の屋上の貯水槽から各戸へ給水しているところでは、直結工事を緊急に行うことで、各戸への給水を復活できたところが数多くあったはずである。
道内建築物の水道直結化にどう取り組むのか、伺います。
▼答弁
中高層住宅等への給水についてでありますが
〇今回の地震では、全道域の停電により、中高層の建物において、屋上に設置してある貯水槽に給水するポンプの停止により、断水となり、居住者に大きな影響が生じたところ。
〇既存建物での貯水槽を経由しない「直結給水」への切り替えは、必要な圧力に耐える給水管等の整備が必要で、建物設置者の了解を含め、計画的な取組が必要となるが、この方式は、衛生面のほか、ある程度の上層階までは給水が可能であるなど、エネルギー利用面でも利点があることから、道としては、今後、水道事業者に対し、「直結給水」の取組事例を紹介するとともに、補助制度の活用を促すなどして、その普及に努めてまいる。
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