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2018年10月10日水曜日

代表質問 厚真発電所のリスク管理

 北海道議会代表質問と答弁の内容を分割してご紹介しています。
 厚真発電所は断層帯から10㎞しか離れていないのに、震度5までしか想定していませんでした。
 北電のリスク管理が甘かったのではないでしょうか。

厚真の山腹崩壊と8月に完成したばかりだった浄水場


●宮川質問
全道がブラックアウトするという未曽有の事態について、北電幹部は記者会見で「厚真火力の3基とも損壊し、長期に停止することは想定していなかった」と言い訳をしていますが、震源から10キロメートル先には主要な活断層である「石狩低地東縁断層帯」が存在していることが
既に分かっています。
 北電は、地震の発生を予め想定し、最悪の事態を避ける対応策を具体的に取ることができたはずです。
リスク管理を甘く見た北電の責任は極めて重いと考えますが、
知事の見解を伺います。

▼答弁
火力発電所についてでありますが
〇この度の停電は、道民の暮らしと産業活動に深刻な影響を与えており、今後、こうした事態が再び生じないよう、しっかりとした検証を行っていくことが重要。
〇地震に伴い最も早い段階でトラブルを生じたとされる苫東厚真火力発電所については、技術的・専門的な見地からその原因の徹底的な究明を行った上で、万全な対策が実施されなければならないと考える。

●●再質問
苫東厚真発電所の危機管理体制の欠如についてです。
 厚真発電所は、断層から10kmであり、リスク管理が甘かったのではないかとの質問をしたところ、原因究明の上で、対策の実施という旨の答弁でした。

 しかし、専門家は石狩低地東縁断層によるさらに強い地震が考えられるとしており、今回の事故の原因究明を待つまでもなく、元々のリスクの想定が震度5であることが低すぎたことは明らかだと考えますが、いかがか伺います。

▼▼再答弁
火力発電所についてでありますが

〇この度の地震に伴い最も早い段階でトラブルを生じたとされる苫東厚真火力発電所については、技術的•専門的な見地からその原因の徹底的な究明を行った上で、安全な対策が実施されなければならないと考える。

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