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2018年10月10日水曜日

代表質問 泊原発外部電源喪失

 北海道議会での代表質問を分割して順次ご紹介しています。今回は、胆振東部地震によって泊原発が外部電源を喪失した問題です。
 質問と答弁の後、再質問・再答弁、指摘と続いています。


●宮川質問
次に、災害時における電力供給体制の問題についてです。
 ブッラクアウトしたことを利用し、泊原発を再稼働すべきだという俗論が一部にありますが、泊村は震度2でありましたが、外部電力が喪失したために、非常用発電機が起動しなければ使用済み核燃料の貯蔵プールを冷却することもできなくなり、燃料が溶融しないかと道民に大きな不安を与えました。
 何故、電源復旧に9時間もかかったのか。
原子力規制庁でさえ「外部電源の復旧に関する報告の遅れなど情報提供が不充分」だったとして、北電に改善を指示したとのことでありますが、知事は泊原発の外部電源一時喪失事故をどのように受け止め、北電にどう対応したのか伺います。

▼答弁
泊発電所についてでありますが
〇福島第一原発事故を踏まえ策定された新規制基準においては、電源喪失への対応として、電源構成の多重化や多様化を図るよう定めているところ。
○このため、泊発電所については、今回の地震で、震源に近い火力発電所の停止に伴う、全道的な停電が発生したことにより、外部電源が喪失し、他の発電所の稼働による電力確保に一定の時間を要したものの、非常用発電機が直ちに作動し、発電所に異常は生じなかったもの。
〇しかしながら、原発は、何よりも安全性の確保が最優先であり、道としては、北電に対し、規制基準を満たすことはもとより、様々なリスクを想定し、常に規制以上の安全レベルの達成に努めるよう求めているところ。

●●再質問
災害時における電力供給体制の問題に関し、泊原発外部電源喪失の問題についてです。
 道は北電に対し、様々なリスクを想定し、規制以上の安全レベルの達成を求めていると言っておりますが、苫東厚真火発に対する地震の発生に備えた具体的対策も講じることができず、道内の電力需給への危機管理もできずブラックアウトを引き起こした利益優先の北電が、泊原発のリスクを想定し、事故を防げるのか甚だ疑問です。
知事は、北電が泊原発を
安全に再稼働させることができると本当に考えているのですか。はっきりとお答え下さい。

▼▼再答弁
原発についてでありますが
〇原発の安全確保については、国の規制責任と事業者の保安責任という
基本的な枠組みの中で行われているもの。
〇私としては、新規制基準に基づき、施設•設備等のハード面と、運営体制等のソフト面を一体とした厳正な審査が行われるとともに事業者においても、常に規制な上の安全レベルの達成に向けて不断に取り組むべきものと考える。

●●●宮川指摘
災害時における電力供給体制の問題に関し、
まず、泊原発外部電源喪失の問題についてです
 苫東厚真での事故で、ブラックアウトを想定していなかった電力会社が、泊原発のリスクを想定できるとは、到底思えません。

 また、道民は「北電の保安面について信頼はない」と言わざるを得ません。そういう中で、泊原発の再稼働はあり得ないことを指摘します。

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