私ども日本共産党は、老朽化した学校の改築は、早く進めるべきだと繰り返し訴えてきました。
しかし、今回だけは、「待った」をかけました。
それは、工事を請け負う企業が、別の場所でやっていた工事で、作業員の死亡事故を起こしたからです。
安全対策をしっかりやっていたかどうか、疑問があります。
事故の原因究明と再発防止策は、これからなのです。
工事に従事していた人の死亡事故は、絶対に繰り返してはならないと思うのです。
私は、危険な現場で働く人の命を守りたいという立場で、「いま、契約を交わすべきではない」と、反対討論を行ないました。
以下、私の反対討論の要約です。
「A小学校改築工事の、契約は伊藤組土建株式会社、B小学校改築工事契約は、田中・丸竹竹田組の共同企業体であります。
5月28日、道東自動車道の白糠町のトンネルの工事で、クレーンで吊り上げた鋼鉄がワイヤの切断で落下、作業中の56歳の男性が死亡しました。
この工事を請け負っていたのが、伊藤・田中・堀口特定建設工事共同企業体で、今回の契約の相手方となっているのです。
ワイヤが切断する原因の多くは、点検不良や、保守の不良です。
警察が捜査中でありますが、業者を指名停止にすることが十分考えられます。
作業員が死亡する重大事故であり、事業者の責任や安全対策が疑問視される状況で、学校改築工事契約を結ぶのは問題であります。
一度立ち止まって、十分に原因が解明され、再発防止策がしっかりとられたことを確認することが必要ではないでしょうか。 議会の厳格なチェック能力を発揮すべきという観点から、いま議決すべきではなく、議案に反対することを申し述べ、私の討論といたします。」
しかし、日本共産党以外はすべて賛成で、工事契約を可決しました。
しかし、日本共産党以外はすべて賛成で、工事契約を可決しました。
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