札幌市には監査委員が4人います。
そのうち、2人は議会から選出します。
ところが、日本共産党には、監査委員を与えないのです。
共産党のように、厳しいところこそ、監査委員にふさわしいと思うのですが。
議会3役と言われているのが、議長、副議長、監査委員(2名)です。
私は、第1会派(自民党)から議長、第2会派(民主党)から副議長、第3会派(公明党)と第4会派(日本共産党)から監査委員を出すべきであり、それが「憲政の常道」と訴えています。
ところが、市長は、監査委員について、第3会派(公明党)の議員と、第1会派(自民党)の議員を提案したのです。
そこで、市長に質問しました。(以下、質問と答弁の要旨)
★宮川質問 「第4会派から監査委員を選出することが憲政の常道であると思うのですが、なぜ、そういう提案をしないのですか。第1会派と第3会派から監査委員を選出する提案をした理由は何ですか」
「議会運営委員会で『議会筋と相談した』と言いましたが、私どもは相談を受けていません。与党や大会派にだけ根回しするようなやり方は改めるべきではありませんか」
★市長答弁 「議会の皆様方から賛同を得られる可能性を察知して、一部、お聞きすることが無かったかもわかりませんが、議会でご議論いたいただいて、そういうことではないとお示しいただければよろしいのではないか」
「根回ししている訳ではなく、大方の意見について認識を深める情報提供をしていただいている(宮川の注釈:つまり根回しではないか?)。会派的・党派的な立場の違いで、監査結果が違うことは想定し難い」
★宮川発言 「第1・第3会派から選んでいる。そういう選ばれ方をすれば、そういう立場から監査することが考えられる。会派的・党派的でない監査を望むのであれば、選出もそういう選出の仕方にすべきだ」
さらに私は、討論を行ないました。
★宮川討論 「市民の誰からみても公正であり、民主的であり、いっそう信頼される議会にするため、互いに努力し、見直すべきはしっかり見直そうと、議会各会派と市長に呼びかけるものであります。
どの政党や政治勢力が第4会派になっても、市民の負託と選挙結果を信頼し、尊重して、監査委員にすべきであります。
我々札幌市議会議員が、どの会派に所属していたとしても、その一人ひとりが党利党略を排除し、民主主義を徹底することに真剣であることを、この議会で明らかにしようではありませんか」
結局、自民党と公明党から監査委員が選ばれました。
しかし、、公正で民主的な議会をつくるために、あきらめず、頑張ります。
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