東京都議会議員選挙で、民主党と維新の会が共倒れで落選した選挙区がありました。
党の選挙対策本部が「2人でもいける」と甘い判断をしていたのでしょうか。
それとも、「党勢が弱くなっている。2人当選は無理」と情勢判断していても、候補者のどちらかに「立候補を取りやめよ」という厳しい調整が効かなかったためなのでしょうか。
選挙結果について、「もし、候補を1本化できていたら」と仮定することは無意味かもしれませんが、ちょっと興味をもったので、やってみました。
共倒れがあったのは、
①品川区で民主党の2人。1人に絞っていたら当選し、最下位当選した共産党が押し出されて落選していたことになります。
②世田谷区で維新。押し出されるのはネット。
③杉並区で民主。押し出されるのはネット。なお、維新も共倒れしていますが、維新の2人の票を合計しても当選圏内には入れません。
④北区で民主。押し出されるのはみんなの党。
⑤練馬区で維新。しかし維新2人の票を合計しても当選圏内には届きません。
⑥江戸川区で民主。押し出されるのは共産。
これを合計すると、民主党がプラス4、維新がプラス1、共産党がマイナス2、みんなの党がマイナス1、ネットがマイナス2となります。
本当の議席数に増減して、仮に候補1本化調整が出来て共倒れがなかった場合の議席数を計算してみました。
「仮定・共倒れなし」の数字が大きければ、単純に「実力がある」とは言えないと思います。
「出たい人より出したい人」という言葉がありますが、出たがる人を抑えることがことができない、あるいは、他の選挙に立候補させる道を作らなければ調整がつかないというのでは、結局、党内をまとめきれない、統率力がないということなのかもしれません。
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