子育ては、大変ですから、札幌市は、ぜひ子育てを応援してほしい。
しかし、「子どもが小学校を卒業したから、市営住宅から出ていきなさい」というやり方は、酷だと訴えてきたのです。
少し改善させることができました。
子どもが小学校卒業で退去させられるのではなく、中学校卒業までは、住めるようにすると。
しかし、あくまでも、札幌市が強制退去はさせないようにしたいのです。
市営住宅に入居中に、お父さんの勤めている会社が倒産する、リストラされる、離婚するなど、様々なことが考えられます。
そういう困っている人の味方をするのが、市・行政の仕事ではないでしょうか。
ですから、退去を強制するのではなく、事情によって、住み続けられるように、あたたかな行政にしていくように頑張りたいです。
4 件のコメント:
賃貸借の有期契約ですね。
本質的には宮川先生の意見に賛成です。
ただ、もうひとつ仕組みに取り入れて欲しいのは、倒産・リストラ・離婚等の諸事情が発生しなくても、お金の掛かる子育て世帯ですから、いざ契約満了時に引越し費用等、右から左に用立てれない事も予想されます。
そんなこんなで結局強制退去等と成っては、最終的にその一家の子供にまでも心身共に大きな負担と成る事でしょう。
それではこの事業その物が、意味を成しません。
そう成らない為にも退去時に、敷金・礼金・前家賃・引越し搬送費用等をまかなえる積立金等を毎月の家賃からとり行なえる様な仕組みがあれば、尚いっそう、行政の仕事として優しいのでは無いのでしょうか。
世帯の諸事情を無視した強制退去の助長に成りかねないという意見も予想されますが、そう成らない為の規約作りもあわせて執り行えれば、それなりに妥当なものも創れると思うのですが・・・。
軽く言ってしまってすいません。
宮川先生、これからも優しい行政である為に、頑張って下さい。
匿名様
コメントありがとうございます。
「倒産・リストラ・離婚等の諸事情が発生しなくても、引っ越せないことがある」のは、おっしゃる通りです。
そもそも、市営住宅は低所得者が入居しているので、引っ越しできないことはありうることです。
何年間か住んでいて、子どもの友達関係、ご近所との付き合い、地域への愛着もできるでしょうし、転居費用も発生します。
札幌市は、子育て支援住宅を退去させるにあたって、別の市営住宅の空室に住むように斡旋するそうです。
その場合、転居費用はどうなるのでしょうか。不動産屋の手数料や、敷金、礼金、前家賃などはかからない可能性もありますが、家財の運賃はかかるでしょう。
それに、他の市営住宅に入居する場合ですと、転居先も限られてきますし、それまで住んでいた子育て支援住宅とは違い、築○十年という老朽化した住宅に入居しなければならないことが多いと思います。
子どもも親もがっかりですね。
仮に、子育て支援住宅に入居する際は小さい(就学前)子どもに限定したとしても、子どもが大きくなっても、退去を強制しなければよいと思うのです。
「いつまでも住み続けられる」という前提があれば、安心できると思うのです。
市民が安心して暮らしていけるようにするのは、行政の責務だと思います。
んっ? 中学校卒業を機に退去?
良く考えてみると、中学校卒業と同時に大抵は高校入学の流れにいたりますよね。
入学金や制服代と出費がかさむ時期に引越し等とは、現実的なのでしょうか?
又、高校を卒業後に退去して下さい等と決めてみても、子供を大学に等と事が運ぶと、その時期に退去等、なおのこと難しいでしょう。
じゃ大学を卒業してからの退去なら可能かといえば、就学中の教育費の借入れなんかあれば、その返済に追われる訳ですから・・・。
確かに、余計なトラブルの懸念が予想されますね。
子育て支援住宅等と言えば聞こえは良いですが、これでは『偽善事業』ですね。
先生のおっしゃる意図が理解出来てきました。
「「子育て支援に特化した市営住宅」にする必要はなく、世帯構成にこだわらない普通の市営住宅でいいと思います。」と言う先生の意見に賛同です。
匿名様
コメントありがとうございます。
「子育て支援」と言えば聞こえはいいのです。
そして、誰もが「必要なことだ」と好印象を持つのです。
しかし、こと、市営住宅の場合には、難しい側面を持ちます。
匿名様のおっしゃる、中学を~高校に行く時には特にお金がかかる、高校から大学に行く時にもたくさんのお金がかかる・・・本当にそうですね。
それが、市民の生活の実態です。
実態を踏まえない行政運営はだめなのです。
そして、住宅である以上、「住み続けたい」と思うのは当然ですが、「子どもが中学校を卒業したから出ていきなさい」ということになると、市がトラブルの種を持ち込むことになるのです。
住宅である以上、安心して住み続けられる事が大事です。
今後とも、「子育て支援住宅」は建設が始まります。
しかし、「運用」での改善を求めていきます。
今後とも、よろしくご支援ください。
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