札幌市議会財政市民委員会で、苗穂駅の橋上化などについて、議論しました。
札幌市の苗穂地域の再開発が計画されています。
苗穂駅の駅舎を西側・札幌駅方向に移転し、線路の上に駅がある橋上駅にし、周辺地域も再開発を進める計画です。
それで、再開発地域の人口が増え、市に入る税金(固定資産税・都市計画税)も増えると見込んでいます。
苗穂駅の南側と北側を、人が行き来できるようにすることは、便利になると思います。
しかし、それで、固定資産税が増えるということは、地価が上がるということだと思います。
私が、「地価がどれほど上がると見込んでいるのか?」と質問すると、「わかりません」との答弁です。
・・・えぇ、そんなことも試算してないの?
さらに、私は、
「古い建物が壊され、マンションが作られるだろう。
昔から住み続けてきた人、その街の歴史を語れる人が、住み続けられるようにすべきではないか。
開発が進むことで、まったく別の地域に移住が余儀なくされることがないように、配慮が必要ではないか」と質問しました。
答弁は、
「歴史ある苗穂地域。市民まちづくり局のほか、都市局など他局とも連携して検討していきます」とのことでした。
マチには、それぞれ独自の歴史と個性があります。
それが、大事なのです。
開発は、資本の論理だけで、地域の歴史も個性もを壊して進んでいくことがあるのです。
しかし、マチの独自の歴史と個性を生かしてこそ、ふるさとを愛する気持ちが育まれていくのではないでしょうか。
苗穂は、歴史ある街です。
苗穂を苗穂らしく、守っていきたいです。
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