9月13日の地方紙に、検討内容が報道されていますので、関連して、ご報告いたします。
新聞報道では、現在68人の議員定数見直しについて協議した。
自民党~10人削減。
公明党・市政改革みんなの会・みんなの党~1割削減。
民主党・市民ネットワーク北海道・日本共産党~現状維持。
検討委員会の中で、私は、以下のような発言をしました。
* * * * * * * * *
削減を主張なさる会派は、おもに、財政の節約をもとめているのだと思います。
それなら、人数ではなく、議員の給料を減らすことも考えなくてはなりません。
また、市民の中に、「議員を減らせ」という声のあることも承知しています。
札幌では、法律上の定数(旧・地方自治法による)は80人のところ、現在68人まで減らしています。
これは、他の都市と比較しても、かなり削減している方です。
では、何人まで減らせばよいとお考えですか?
65人にすればよいのですか? 60人、50人にしても、「もっと減らせ」という声は続くのではないでしょうか。
あるいは、(議員報酬を含めた)議会費をいくらまで減らせばよいのでしょうか。
たしかに節約は必要です。
しかし、市民が「議員を減らせ」というのは、「何人程度がいいから」、「(議員報酬を含めた)議会費はいくら程度が適切だから」ということではないと思います。
市民の気持ちは「市民のために働かない議員なら、やめさせろ」という、議会不信・政治不信が中心なのではないでしょうか。
大事なことは、市民不在の党利・党略や、「自分のことしか考えない議員」ではなく、市民のために本当によく働くことであり、そのことを認めてもらえたときに、市民から信頼され、「議員減らせ」から「議員が必要」になるのではないでしょうか。
市民が言う「議員減らせ」の言葉の本質は、人数の問題ではなく、「市民のために働け」であり、市民のために働くべき議員の定数は減らすべきではないと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿