障がいのある方の移動を支援するために、交通機関を利用すると、割引制度があります。
一言で「障がい」と言っても、いろいろなタイプがあります。
大きく分けると、身体障がい、知的障がい、精神障がいに分けられます。
ところが、身体障がいと知的障がいの方にのみ割引制度があり、精神障がいだけが除外されているのです。
昨年、国が、精神障がいの方にも割引制度を実施する方向性を出しました。
各バス会社が「運動約款」を定めていますが、国が「標準約款」という、各社の約款の「手本」になるものを改正しました。
その中に、精神障がいの方にも割引制度を実施するように書いたのです。
国が示した方向に、各バス会社が合わせるものと思っていましたが、札幌市内のバスでは、精神障がい者の割引が実施されないのです。
よく調べていくと、「ばんけいバス」だけが、実施していることがわかりました。
ばんけいバスは、2路線・バス4台だけの小さなバス会社です。
どうか、他のバス会社も、ばんけいバスにならって割引を実施してほしいです。
実は、札幌市営地下鉄も路面電車も、精神しょうがいの方の割引を実施していません。
ですから、精神障がいの方が、ばんけいバスを割引で乗車しても、地下鉄に乗り継ぐときには高い料金になってしまうという矛盾が生じています。
市営地下鉄・路面電車は、ばんけいバスの割引実施にあわせて、ぜひ、割引を実施してほしいと思います。
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