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2011年12月23日金曜日

『ざわめく樹々』と国労

 先日、某新聞の、同人誌の小説を紹介しているところを読んでいると、小説の作者が知人の名前と同じ ・・・ 同姓同名かな?


 鉄道の労働組合のことを書いた小説だと。
 その方は、以前、鉄道の労働組合の関係者でしたから、同一人物の可能性が濃厚。


 しかし、その方が文学者だとは聞いたことがなかったので、「ここは慎重にいかなければ」
 ネットで、調べまくりました。


 小説の作者は、札幌市北区に在住のようです ・・・ 知人と符合する。95%間違いないな。
 作者の現在の職業がわかれば、100%だ。


 ・・・ いくら調べても、職業がわからない↓↓


 ・・・ しかし、出版社のホームページに、その方の写真がアップされていました!!! やっぱり、そうだ!!!


 さっそく、本を買ってきて読みました。
 タイトルは「ざわめく樹々」。
 
 旧国有鉄道が、現在のJRへと、分割され民営化されていく中で、政治に翻弄され、深い悩みに落とされていく労働者の姿を描いています。
 「分割・民営化はよくない」と、頑張り続ける労働組合。
 その労働組合に入っている人を、職場から追い払い、仕事を取り上げ、使われていない線路の草むしりなどをさせる。
 「今の労働組合にいたら、新会社(JR)に採用されないらしい」などと聞かされる。
 複雑な思いの中、100名近い国鉄労働者が自殺に追いやられる。
 しかし、悩みながらも、頑張る労働組合に信頼を寄せる労働者の姿。


 著者の、働く人と一体になりきった深い共感、働く人たちを追い詰めた者を見据える重い怒りが、伝わってきます。


 今も、頑張る労働組合は健在です。

4 件のコメント:

まゆゆ さんのコメント...

こんにちにゃぁ! お久しぶりです(^0^)/ 
寒い中の闘い、誠にお疲れ様です(^_^;)
私も、かつては国労にいましたが、清算事業団行きが確定したので、退職しました。
「去るも地獄、残るも地獄」と言われた中で、1枚岩であったはずの国労の仲間たちも、バラバラになっていきました。
憚りながらも、今も、国労の旗を掲げて頑張る方々にエールを送りたいと思います。
皆様、くれぐれもお身体お大事にm(_ _)mペコリ

匿名 さんのコメント...

いつもブログを読ませていただいていたので、今日も何気に開くと…! 突然目の前に飛び込んできました。
しかも本屋さんから本まで購入し写真アップ掲載に驚きました。ありがとうございます。
 同人雑誌は、国労にいた時からやっていたのですが、現在の仕事についてからは書く機会もあまりありませんでした。参議選、地方選挙が終わってほんの少しゆとりができ、書き溜めていたものをまとめました。JR不採用事件、国鉄の分割民営化に関わってはこれからも書き続けたいと思っています。こんなに取り上げもらってうれしい限りです。
 電話もいただいたそうでありがとうございます。

宮川 潤 さんのコメント...

まゆゆさん、コメントありがとうございます。
「去るも地獄、残るも地獄」の現場にいらしたんですね。
国労の組合員だった人が、集団で別の組合に移っていったりして大変だったようです。
 国労の人たちは、仲間が減ってしまったのですが、それでも、しっかり頑張っています。
 エールを送ってください。
 心の中だけでなく、何かの機会で「国労」の旗を持っている人を見かけたら、一言、声をかけてください。
 ほんの少しの激励に、本当に勇気づけられることがあります。
 まゆゆさん、寒くなってきましたので、体に気をつけてください。

宮川 潤 さんのコメント...

匿名さん、コメントありがとうございます。
私は、地元で頑張る歌手の方々と交流することがあるのですが、同人誌の方々にも、頑張ってほしいですね。
本は、書店に電話をかけて「ありますか?」と聞くと、折り返し電話がかかってきて「あります」と。よかった~。
作品の長さとしては、すぐに読めるものでしたが、ゆっくり、ゆっくり、噛みしめて読みました。
書評で「直球」と表現されていたこと、まったくその通りだと思います。
これからも、頑張って創作活動をしてください。応援します。