12月7日の日本共産党代表質問(坂本恭子氏)で、国民健康保険の問題を取り上げました。
ほとんど、まともな答弁はなく、「逃げに終始している」というのが私の感想です。
質問と答弁について、みなさんにお知らせします。
●質問①~昨年度、国保料滞納1万1,378世帯から保険証を取り上げ、資格証明書を発行した。
1年間に受診する平均日数は、国保証の人は20.82日、資格証明書0.25日と80倍の差。
市が「受診の必要な人は申し出てくれれば保険証を出します」と言っても、受診抑制は解消していない。
保険証を交付すること以外に、受診抑制を解消する方法はないのではないか?
▲答弁~負担の公平性を確保する観点から、資格証明書は折衝機会を得ることを目的に、法令に基づき交付している。
(宮川ひとりごと)・・・受診抑制を解消する方法を聞いているんですよ!
●質問②~「納付相談の機会の確保するため」と言って、資格証明書を出しているが、昨年12月から今年3月にかけて、資格証明書は13.69%減少した(相談して、保険料を払った結果と思われる)。
短期保険証は、同期間に、10.80%減少している。
2.89ポイントしか差がない。それだけのために、病院の窓口10割負担という過酷な対応をする必要はない。
納付相談の機会としても、資格証明書は、短期保険証と比較して、ほとんど違いがないと思うが、いかがか、見解をうかがう。
▲答弁~資格証明書を交付した後、その世帯数が減少していることから、折衝機械の確保に一定の効果があるものと考えている。
(宮川ひとりごと)・・・資格証明書と短期保険証と、納付相談の機会を確保する点で、たいした違いはないでしょう、という質問ですよ。
●質問③~政府通達では保険料滞納処分(差し押さえ)の対象を「悪質な滞納者」としている。
また政府は「悪質の基準」を、
資産や所得がありながら故意に保険料を滞納している方、
合理的な理由がなく長期にわたり滞納している方、
さらに、財産の名義変更をして滞納処分ができないようにし保険料を回避するのが明らかな方々、としている。
札幌市が滞納処分(差し押さえ)を行なうのは、政府の言うような「悪質な滞納者」なのか?
▲答弁~生活状況や納付資力をしっかりと把握したうえで、納付資力に見合った納付を求め、これに応じない滞納者に対して、地方税法や国税徴収法などの規定に基づき適正に執行している。
(宮川ひとりごと)・・・政府が言う「悪質滞納者」に限定しているのか?という質問ですよ。地方税法とか国税徴収法との関係を聞いているんじゃないですよ。
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