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2011年12月6日火曜日

国保の資格証明書で受診は80分の1に

 札幌市の国民健康保険料が高いために、払えず、保険証を取り上げられている人がいます。
 保険証を取り上げられると、「資格証明書」というものが発行されます。
 しかし、これでは、病院の窓口で保険がきかず、10割全額払わなければなりません。
 数ヵ月後に、7割分が、保険から本人に還付されます。
 ただし、保険料の滞納分に充当されて、戻ってこない場合もあります。


 2010年度、札幌の国民健康保険証で、1年間に受診する平均日数は、20.82日です。
 資格証明書では、0.25日しかありません。
 その差は、80倍以上。


 保険証を取り上げられると、受診できなくなるということです。


 ですから、病院にかかった時には、病気が進行していて、短期間で死亡する「手遅れ死」が起きているのです。


 札幌市は、取り立てのために保険証を取り上げるのはやめて、お金に困っている人でも病院にかかれるようにすべきです。

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