「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」札幌支部総会に参加しました。
北海道本部会長の宮田汎さんの挨拶が心に残りました。
宮田さんは、治安維持法の犠牲になった方々の歴史の研究家でもあります。
ーーー小林多喜二が亡くなり、僧侶が百か日の法要に行こうとしたところ、警察が監視しており、呼び止められ、妨害されそうになった。
そういう中を、行ってみると、多喜二の骨箱が赤い縄で縛られていた。
それは、まるで罪人のような扱いであったため、僧侶が警察に「亡くなった方は皆、仏様である。このような扱いはやめよ」と訴え、縄を解かせて法要を行なったーーー
亡くなった人の尊厳を守る、まともな法要を行なうことさえ大変な世の中だったのです。
そういう時代に、社会進歩のために、命がけでたたかった人たちがいることを決して忘れてはならないと思います。
また、その歴史を風化させないことが大切です。
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