さっぽろ村ラジオ(FM 81.3   インターネット NEW ZONE FM で、全国で聴けます)
                毎週火曜日 午後2時からの番組 「宮川じゅんの待たせてゴメンね!」 お聴きください

生活相談など、私への メール ⇒ ■ここをクリック■ (個人情報をわからないようにして公開することがあります。非公開希望の方は、「非公開希望」を書いてください)
                     
                 ブログへの「コメント」は、内容を確認させていただき、ブログの趣旨に合うものを公開します。

生活保護問題を中心にしたブログ「宮川じゅんの生活保護相談ブログ」http://matasete-soudan.blogspot.jp/もあります。ごらんください。         

2013年3月31日日曜日

5年で就農6人だけ もっと就農支援を

 札幌市議会予算特別委員会で、農業支援を求めて質問しました。

 農家の戸数も農地面積も減少の一途をたどっています。
 とくに札幌市の場合、この20年間で、農家戸数も農地面積も半分以下に減っているのです。

 農業は、仕事が大変な割に収入が少なく、将来に展望が持てないこともあり(特にTPPに参加すると大変!)、「息子は農家を継がない。ワシも年を取ったから、農業はやめる」ということが多いのです。

 農業は国の大本です。
 ところが、日本の食料自給率は4割。
 日本で必要な食糧の4割しか、国内で生産できず、6割は外国からの輸入に頼っているのです。
 先進国で、日本ほど食料自給率の低い国はありません。
 もし、異常気象になると、どの国も自国の食料確保を最優先にするので、日本の食料の輸入は思うようにできなくなるでしょう。
 国際紛争が起きた場合、日本への食料供給が取引のカードにされないでしょうか。
 紛争が起きれば、日本はたちまち立場が悪くなり、言いたいことも言えなくならないでしょうか。

 「農家をやりたい」という人もいますが、「農家では食べていけない。器材など、初期投資も大変」なので、二の足を踏むのです。
 札幌市では、この5年間で、新たに就農した人は6人だけです。(毎年20軒くらい農家を辞めていきます)

 そこで、国は、不十分ながら、「青年就農給付金制度」をつくり、新規就農への支援を始めました。

 準備型(研修中)は、年間150万円の補助を2年間。
 経営開始型は、同じく年間150万円を5年間。

 私は、委員会で「農業経営が成り立つ見通しを持つことが重要ですが、加えて、直面する課題を乗り越えることも必要です。たとえば、農業技術を身につけること、機械や資材を調達することなどです。これらに対する見通しを持ってはじめて就農が可能になります。これらに対して支援せよ」ともとめました。

0 件のコメント: